ベイブレード
「スリー、ツー、ワン、GO!シュート!」と誰もが叫んだかどうかは定かではありませんが、いや、叫んだでしょう。ベイブレードです。1999年7月にタカラ (現タカラトミー)から発売された、なんと言いますか、現代版のベーゴマで、これを回す際に誰もが叫んだんですね。きっと、必ず叫んだはずです!
では、どうやって遊んだか見てみましょう。
「スリー、ツー、ワン、GO!シュート!」。叫んでますねぇ。まぁ、これを言わないと始まらないですからね。ベイブレードはね。
この動画でも楽しそうに遊んでいますが、当時は大熱狂。ベーゴマといえばベーゴマですが、当時は大熱狂したものです。それでは当時を懐かしみつつ振り返ってみようではありませんか!
爆転シュート ベイブレード
ベイブレードは三つの世代に分かれています。先ず第1世代が「爆転シュート ベイブレード」で、2001年から2002年に全国的に大流行しました。第2世代は2008年からの「メタルファイト ベイブレード」、そして2015年からが第3世代「ベイブレードバースト」と呼ばれているのもです。
しかし、まぁ、何と言ってもベイブレードとくれば第1世代の「爆転シュート ベイブレード」でしょう。
先の動画にもあったように、ベイブレードには多くの種類がありますが、「爆転シュート ベイブレード」とくれば、その記念すべきベイブレード第一号となる「アルティメットドラグーン」です。

アルティメットドラグーン
歴代初号機とも呼ばれており、とてもシンプルな構造&デザインですが、全てのベイブレードはコイツから始まった!と言っても良い名機です。
ベイブレードはベーゴマと違い、レイヤー、ディスク、ドライバーといったパーツで構成されていて、各パーツを組み換えることによって自分だけのコマにカスタマイズできるという特徴があります。面白いですよね。とは言え、発売当初はなかなか売れず、月刊コロコロコミックと提携して漫画を連載するというプロモーションを行っていました。

爆転シュート ベイブレード
「爆転シュート ベイブレード」は、1999年9月号~2004年7月号まで月刊コロコロコミックに連載され、単行本は全14巻となっています。
2001年1月よりアニメ化され放送されると、これが全国の小学生の間で爆発的な人気となったのです!
アニメでブームに火が付いたんですね。
この第1世代、販売個数はなんと約1億6000万個と言われています。金額にして実に1650億円以上だとか。当時、赤字経営で苦しんでいたタカラは一気に持ち直したそうです。正にベイブレード様さまですね。
しかし、アニメは2003年12月に終了。ブームも収まり、2005年2月に発売された「HMSランダムブースターACT.5」をもって、5年7ヶ月続いたベイブレードの商品展開は終了してしまうのでした。

HMSランダムブースターACT.5
メタルファイト ベイブレード
復活!約4年ぶりにタカラはタカラトミーとなって商品展開を再開します。2008年。ここに第2世代「メタルファイト ベイブレード」が始まります。
因みにメタルファイトシリーズは、主要パーツが金属製という特徴があります。また、フェイス、クリアウィール、メタルウィール、トラック、ボトムというパーツから出来ており、5層構造となっています。

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前回同様にメディアミックスという戦略がとられており、やはりコロコロコミックで2008年10月号より作者が足立 たかふみ に変わって連載が開始されています。

メタルファイト ベイブレード
アニメも約5年ぶりの2009年4月から放送が開始され、再び人気に火がつきました!
第2世代「メタルファイト ベイブレード」は、第1世代の「爆転シュート ベイブレード」を上回る約1億9000万個(売上2000億円以上)を売り上げました。
2012年3月25日にはカナダ・トロントにおいて25の国と地域が参加する国際大会「ベイブレード ワールドチャンピオンシップ2012」が開催されるなどブームは世界的なものにまで拡大し、ピークを迎えます。
が、またもやブームは急速に終焉し、タカラトミーはまたもや赤字経営に。。。。
ベイブレードバースト
第2世代「メタルファイト ベイブレード」から約7年ぶりに新シリーズ「ベイブレードバースト」の商品化を2015年4月にタカラトミーは発表しました。これが第3世代となります。

ブースター アーチャーヘラクレス.13.Et
「ベイブレードバースト」には、スマートフォンとの連動した記録端末ベイロガーを使用する「ベイクラウド」システムというものが搭載されているという特徴があります。更には勝敗結果などを読み書きするアイテムが今後発売されるという予定だそうですので、ますます楽しめることになりそうです。
そもそもベイブレードには特徴が異なる、アタックタイプ、ディフェンスタイプ、スタミナタイプ、バランスタイプという4つのタイプがあります。それぞれがカスタマイズ出来るところが最大の魅力なんですよね。まぁ、バトルのし甲斐があるというものです。
それにしても、この第3世代、NFCチップ搭載だそうですよ。進化するもんですねぇ。これからもベイブレードから目が離せませんね。
では、ご一緒に「スリー、ツー、ワン、GO!シュート!」