ウィルソン・フィリップスとは
 
  	1990年にデビューしたウィルソン・フィリップスが、何故親の七光りと言われているのか。
それは、チャイナ・フィリップスが1960年代に活躍したフォーク・ロック・グループ、ママス&パパスのジョン・フィリップスとミシェル・フィリップスの娘であり、カーニー・ウィルソンとウェンディ・ウィルソンが1960年代から活躍するアメリカのサーフ・ロック・グループ、ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンを父に持つ2世アーティストだからです。
ママス&パパスやザ・ビーチ・ボーイズといえば、言わずと知れた超メジャー級のビッグネームで、その子供達となれば親の七光りと言われても仕方がないのかもしれません。
では、さっそくウィルソン・フィリップスの曲を聴いて、その実力を確認してみたいと思います。
大ヒット曲「HOLD ON」
「HOLD ON」は1990年2月にリリースされたウィルソン・フィリップスのデビューアルバム『Wilson Phillips 』に収録されていたリードシングルです。
この曲はアルバム『Wilson Phillips 』と共にグラミー賞にノミネートされ、大ヒットしました。
 
  	1990年のUS ビルボードホット100で1位に輝いたこの曲。
実際聴いてみると決して親の七光りではない実力を見せてくれていると思いました。
また、歌詞のの内容が素晴らしい曲でもあります。
"1日だけ頑張ってみて"と歌われているこの曲に、多くの人は勇気づけられたのではないでしょうか?
終始励ましてくれているこの曲を聴くと、挫けそうだけど今日も頑張ろうと思えます。
けして親の七光りではないことがよく判る一曲だったと思います。
松田聖子がカバーした「HOLD ON」
松田聖子さんがカバーした「HOLD ON」は、1991年5月にリリースされた初のカバーアルバム『Eternal』に収録されていました。
 
  	収録アルバムである『Eternal』は、全米デビューのため単身ニューヨークに渡っていた松田聖子さんが、当時現地でヒット曲としてよく耳にした洋楽を選曲しカバーした曲が収録されています。
音源を確認してみたところ、原曲のまま英語で歌唱されており、しかも随分達者な発音なんですよね。
完全に歌いこなしており、圧巻のパフォーマンスだと思いました。
松田聖子さん、歌上手です(^^)/
ウィルソン・フィリップス その他の曲
ウィルソン・フィリップスは「HOLD ON」ほどヒットした曲はありませんが、他にも名曲を残しています。
ここでその他の曲も少し聴いてみたいと思います。
Release Me
 
  	この曲はファーストアルバム『Wilson Phillips』に収録されており、セカンドシングルとしてリリースされました。
恋人同士の別れるタイミングの内容が歌われているこの曲。
お互いが前に進む為に、心を開放して欲しいという内容になっていました。
この曲もUS ビルボードホット100で1位を記録しています。
You're in Love
 
  	こちらはファーストアルバム『Wilson Phillips』に収録されていた曲で、ウィルソン・フィリップスの4枚目のシングルになりました。
既に別れた恋人のことを思いながらも、その相手が既に次の恋に進んでいること知って、忘れようとしている心情が綴られている曲でした。
この曲もUS ビルボードホット100で1位にはなったものの、上の2曲程のヒットはなかった曲になりますが、優しくてとても聴きやすい曲だったなぁという印象をもっています。
ウィルソン・フィリップスを聴き直してみて
どうしてもファーストアルバムを超えれないでいるウィルソン・フィリップスですが、そのファーストアルバムが大変素晴らしかったなぁと思います。
特に「HOLD ON」は今聴いても遜色なく通用する名曲だと思いました。出来れば気候の良い時に海沿いなんかで聴きたい曲ですよね。
ウィルソン・フィリップスは3人とも個別の活動もしていますが、現在でもウィルソン・フィリップスとしての活動は続けている様子。
これからも新しいアルバムをリリースして欲しいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
 
     
    




