よみうりランドの不思議だったアトラクションと公園

よみうりランドの不思議だったアトラクションと公園

皆さんは、よみうりランドに行ったことがありますか? よみうりランドといえば、ステージショーに様々なアトラクションを思い浮かべるのでは無いでしょうか。1964年の開業後より30年程の間、水中バレエ団があったんです。今回はそれについて記憶をたどってみました。


よみうりランドとは?

よみうりランドは、株式会社よみうりランドが運営する東京都稲城市と神奈川県川崎市多摩区にまたがる場所にある大型レジャーランドです。
1964年元日にモノレールの運行が開始され、3月19日に「読売ランド」が開園となりました。
名称は1968年に「読売ランド」から「よみうりランド」に変更されたそうです。

駅名の違い。

よみうりランドへは、新宿駅から京王線で最短21分、小田急線なら最短30分で行けます。
京王線は「京王よみうりランド駅」小田急線は「読売ランド前駅」と表記が違うんですね。
小田急線は1964年に「読売ランド」が開園したことから、「西生田駅」を「読売ランド前駅」と改称、
1971年に開業した京王線の駅は、「よみうりランド」と変更後だったので、ひらがな表記なんですね!

知る人ぞ知る「近藤玲子水中バレエ団」

近藤玲子

1964年10月。日本のダンサーでジャズダンス界の重鎮だった近藤玲子さんによって、
「近藤玲子水中バレエ団」がプロデュースされました。
開業当時の名称は「龍宮城」だったそうです。
それは、ガラスの水槽に強度を保つために柱が何本も立っていて、
水中にはきれいな大きな貝などの大道具。
ヒラヒラのついた衣装を身にまとい、
ミュージカル仕立ての劇などを演じているものでした。

ゴーグルもボンベもない世界

潜水をするとなると、ボンベやゴーグルは普通つけるものですね。
しかし、水中バレエ団ではボンベも付けず、
ホースでエアーが送られているのを時々吸い込みながら演技していました。
また、ゴーグルも鼻栓もつけていませんでした。
きっと水圧が高かったと思うのですが、そんな過酷な状況の中で
口はセリフを喋っているように見えましたし、
笑顔で演じていたのが印象的で、美しいのですが、
個人的にはちょっと不思議な物悲しい光景でした。
無くなってしまったのは、とても残念ですね。

そして、よみうりランドの不思議な所をもう一つご紹介します。

聖地公園

正力松太郎ゆかりの秘宝のあるエリア

遊園地の入口からジェットコースターごしに白い塔が見えるようです!




(フォト蔵より引用)

聖地公園は、あまりメジャーではないエリアかと思いますが、
「白い塔」をよみうりランドで見かけたことはありませんでしたか?
あの白い塔は、「釈迦如来殿」という建物だそうです。
中には釈迦の仏舎利(遺骨)と聖髪が収められているとのことです。
「聖地公園はこちら」と書かれた看板がアシカショーの隣にひっそりと
あり、細い通路がありました。
釈迦如来堂・時の塔・聖門・妙見菩薩像(重要文化財)、昭和天皇の歌碑など、
読売新聞社社主だった正力松太郎氏より寄贈されたものが置かれています。

正力 松太郎(しょうりき まつたろう、1885年(明治18年)4月11日 – 1969年(昭和44年)10月9日)は、日本の内務官僚、実業家、政治家。元読売新聞社社主。位階勲等は従二位勲一等。富山県高岡市の名誉市民であり、京成電鉄OBでもある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

七福神の船

福の神。恵比須(えびす)・大黒・毘沙門(びしゃもん)・弁天・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人・布袋(ほてい)。
あなたは全部知っていましたか?

昔、聖地公園内には池があり、そこには遊覧船くらいの船がありました。
中に入ると、マネキンくらいの大きさの、七福神の人形がそれぞれの場所に
いらしたんです。
ありがたい場所だったのかとは思いますが、個人的には怖い。とつい思ってしまいました。
次に行ったときには、船も池もなくなっていました。

関連する投稿


「どっこい生きてる昭和〜建物編〜」特集!雑誌『昭和40年男』2025年2月号 vol.089が好評発売中!!

「どっこい生きてる昭和〜建物編〜」特集!雑誌『昭和40年男』2025年2月号 vol.089が好評発売中!!

株式会社ヘリテージより、雑誌『昭和40年男』2025年2月号「どっこい生きてる昭和 〜建物編〜」特集号が現在好評発売中となっています。価格は1480円(税込)。


遊園地・よみうりランドが「ありがとう!さようなら!大観覧車フィナーレイベント」を開催!!

遊園地・よみうりランドが「ありがとう!さようなら!大観覧車フィナーレイベント」を開催!!

遊園地・よみうりランド(神奈川県川崎市多摩区)が、「ありがとう!さようなら!大観覧車フィナーレイベント」を開催します。


昭和のビルってたまらなくカッコいい!高度成長期に生まれた東京のレトロビルを細部まで楽しめる書籍『シブいビル』が発売!!

昭和のビルってたまらなくカッコいい!高度成長期に生まれた東京のレトロビルを細部まで楽しめる書籍『シブいビル』が発売!!

河出書房新社より、鈴木伸子著『シブいビル――高度成長期生まれ・東京レトロビルガイド(河出文庫)』が現在好評発売中となっています。


黒川紀章による「中銀カプセルタワービル」から取り外したカプセルを、サンフランシスコ近代美術館が取得!!

黒川紀章による「中銀カプセルタワービル」から取り外したカプセルを、サンフランシスコ近代美術館が取得!!

2022年に解体された中銀カプセルタワービルの23カプセルを取り外し、宿泊施設などに再活用する「カプセル新陳代謝プロジェクト」の一環として、そのうちの1カプセルをサンフランシスコ近代美術館(米国カリフォルニア州)が取得したことが明らかとなりました。


Amazon Original『風雲!たけし城』伝説の“殿” ビートたけしほか 豪華キャストのキャラクタービジュアル解禁!!

Amazon Original『風雲!たけし城』伝説の“殿” ビートたけしほか 豪華キャストのキャラクタービジュアル解禁!!

全世界に大ブームを巻き起こした、“リアル無理ゲー”アトラクションバラエティ『風雲!たけし城』が令和に復活!Prime VideoにてAmazon Original番組『風雲!たけし城』が4月下旬より全世界順次配信されます!


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。