都はるみとは

5歳の頃から日本舞踊とバレエを習っていた都はるみさんは、6歳の頃お母様から浪曲と民謡を習います。
1964年に「困るのことヨ」でデビューを果たし、3枚目のシングルである「アンコ椿は恋の花」が大ヒットとなりました。
1976年には「北の宿から」で第18回日本レコード大賞・FNS歌謡祭最優秀グランプリなど数々の音楽大賞を受賞しています。
「はるみ節」と呼ばれる独特の力強い歌唱法を持ち、昭和後期を代表する国民的演歌歌手として数多くのヒット曲を世に送りました。
そんな都はるみさんですが、現在は事実上活動を休止しています。
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大ヒット曲「大阪しぐれ」
「大阪しぐれ」は1980年2月に発売された都はるみさんの82枚目のシングルです。
1980年のオリコン年間ヒットチャートで第49位を記録し、16回連続出場となった同年大晦日の『第31回NHK紅白歌合戦』でも歌唱されました。

都はるみさんはこの「大阪しぐれ」で第22回日本レコード大賞・最優秀歌唱賞を受賞しています。当時の日本レコード大賞で大賞・新人賞(現・最優秀新人賞)・最優秀歌唱賞の三冠を達成したのは、都はるみさんが初の快挙でした。素晴らしいですよね(^^)/
1980年の年末に多くの賞を受賞し紅白でも歌われたことから、翌年に渡ってロング・セールスとなりました。結果としてミリオンセラーを達成し、大ヒットをおさめています。
歌詞の中で北新地などネオン街の地名が登場するところは、大阪の方はやはり嬉しいのではないでしょうか?
数ある大阪ご当地ソングの中でも有名な曲だと思います。
この楽曲に携わった人達
作詞:吉岡治
吉岡治(よしおかおさむ)さんは日本の作詞家・放送作家であり、日本作詩家協会副会長を務められた方です。
この曲で吉岡治さんは日本作詞大賞を受賞しています。
作詞した代表曲には石川さゆりさんの「天城越え」や大川栄策さんの「さざんかの宿」などがあります。
2003年には紫綬褒章を授章しています。
2010年5月に亡くなれました。享年76歳でした。
作曲:市川昭介

市川昭介(いちかわしょうすけ)さんは福島県出身の作曲家です。
1961年に島倉千代子さんが歌った「恋しているんだもん」で第3回日本レコード大賞作曲奨励賞を受賞します。この曲が作曲家としてデビューでした。
市川昭介さんは、都はるみさんを国民的スターへと成長させ、数々のヒット曲を世に出した陰の功労者といえる方だと思います。都はるみさんも「歌謡界の父親」と言って慕っていたそうです。
1990年(平成2年)から日本レコード大賞の実行委員長を務め、1998年(平成10年)からレコード大賞の制定委員を務めました。また、日本音楽著作権協会(JASRAC)の評議員、日本作曲家協会の副委員長も歴任しています。
1996年(平成8年)に紫綬褒章を受章し、2004年(平成16年)には旭日小綬章を受章しています。
2006年に亡くなられておりますが、多くの門下生を残し、日本の歌謡界に多大なる貢献をされた方です。享年73歳。
編曲:齋藤恒夫
齋藤恒夫(さいとうつねお)さんは1930年に生まれた愛知県出身の作曲家・編曲家です。
代表曲に石川さゆりさんの「波止場しぐれ」、小林旭さんの「昔の名前で出ています」、渡哲也さんの「くちなしの花」などがあります。
2009年に編曲者として古賀政男音楽博物館が定める「大衆音楽の殿堂」入りを果たしています。
1990年に亡くなれています。享年59歳でした。
都はるみ その他のヒット曲
アンコ椿は恋の花

「アンコ」とは伊豆大島で目上の女性を指します。この曲の舞台は伊豆大島だったんですねぇ
この曲が都はるみさんにとって初めてのヒット曲となり、知名度が上がりました。ミリオンセラーとなった初の曲でもあります。また、都はるみさんはこの曲で、第6回日本レコード大賞の新人賞を受賞しています。
北の宿から

これでしょう・・・
都はるみさんといえば、この曲でしょう!
たまらんです!! 大好きな曲ですねぇ
都はるみさんはこの曲のヒットと数々の音楽賞を受賞したことを背景に、出場12回目にして初めて紅白歌合戦の紅組トリおよび大トリを務めました。
なんといっても作詞が阿久悠さんで作曲が小林亜星さんですからねぇ
素晴らしい名曲だと思います!
「大阪しぐれ」を聴き直してみて
やはり「はるみ節」はいつ聴いても気持ちが良いですねぇ(^^)/
ご当地ソングとしてはかなり有名な曲だと思うんですよね。
なんだか大阪に行きたくなってきました(笑)
現在活動を休止されていますが、またどこかで歌って頂きたいものですよね!
都はるみさん、待ってますよ~(^^)/