予告ツイートはこちらです!
宝田明は現在も俳優として活躍中!
昭和を代表する俳優の一人であり、特撮映画「ゴジラ」などを代表作に持つ宝田明。近年は全盛期ほどではないものの、それでも精力的な活動を続けています。2018年においても、4月にゴジラの映画音楽の作曲者として著名な伊福部昭の楽曲を演奏するコンサート「伊福部昭百年紀Vol.6」にゲスト出演、また6月には「徹子の部屋」にも出演しています。

12月公開の映画「大仏廻国」に出演!
そして12月15日には、宝田の最新出演作であり、日本の特撮における最初期かつ最重要作品とされる1934年公開の映画「大仏廻国」のリメイク版「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」が公開されます。こちらは大きなニュースとなっていましたよね。

特撮映画「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」における宝田明の影響力!
このたび公開される「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」は、前述の通り1934年の同名作品のリメイク版です。オリジナル版のストーリーですが、愛知県の聚楽園大仏が突如起き上がり名古屋市内を徘徊するという奇想天外な内容で、戦災によりフィルムが消失してしまい現在では鑑賞が不可能となっています。そこで「大仏廻国」の復活計画が持ち上がり、このたびの公開に繋がりました。

宝田明の人望で出演者が続々と集まる!
「大仏廻国」の復活計画が立ち上がった経緯ですが、監督を務める横川寛人がゴジラ好きの友人から「大仏廻国・中京編」の存在を聞かされたのがきっかけとのこと。早速多くの俳優にオファーをしたのですが、そこでキャスティングが難航してしまいました。しかし、宝田が出演することが決まると「ゴジラの宝田さんが出演されるなら」ということで、出演を快諾する俳優が続出。宝田の人望が「大仏廻国」の復活に大いに貢献したのです。

日本が世界に誇る特撮映画「ゴジラ」で初主演!
「宝田明=ゴジラの俳優」というイメージをお持ちの方も多いと思うのですが、宝田が「ゴジラ」に初出演したのは1954年のこと。そこで宝田が演じた南海サルベージ所長「尾形秀人」は彼の当たり役となり、以降「モスラ対ゴジラ」など、ゴジラ関連作品に次々と出演を重ねていきました。

こちらは1954年の「ゴジラ」の予告編。
2月には「さよなら日劇ラストショウ」に登場!
今年2月には、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇の閉館の際に開催された「さよなら日劇ラストショウ」に出演。そこでは宝田が出演した1954年の「ゴジラ」が上映され、トークショーも開催されました。その舞台で宝田は「今年で84歳になる宝田明を泣かせないでください」と目頭を押さえる場面も。また、自分が生まれる1年前の1933年に誕生した日劇を「同期の桜」と表現し、「歴史ある建物が使命を終え、新たに生まれ変わることは嬉しい限り」と語っていました。
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宝田明プロフィール
宝田明は1934年4月29日生まれ。1953年、高校卒業後に東宝ニューフェイス第6期生として俳優としてのキャリアをスタートさせました。183cmと長身かつ二枚目であったことからすぐに東宝で頭角を現し、翌1954年には前述の「ゴジラ」で早くも初主演を果たしました。

テレビドラマ、映画、舞台と数えきれないほどの出演作がある宝田。特撮映画に絞ってみただけでも「獣人雪男(1955年)」「モスラ対ゴジラ(1964年)」「怪獣大戦争(1965年)」「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年)」と日本を代表する特撮映画がズラリ。“日本の特撮映画に欠かせないスター”と称されています。

近年では、「ゴジラ FINAL WARS(2004年)」「GODZILLA ゴジラ(2014年)」などにも出演を果たしている宝田。そして、このたび公開される「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」もやはり特撮映画!今後も日本を代表する“特撮映画の至宝”として、活躍していくことは間違いないでしょう。今後の宝田明の活躍に注目が集まります!
「大仏廻国」公式サイト
映画『大仏廻国』2018年12月公開
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