話を戻してまとめよう。移動に優しいいくつかの総合ビルディング型、その場で食事、買い物を可能としたショッピングモール型のハード構成と、体感展示主体型と記念品・グッズ購買型で来場者を満足させるソフト構成。さらに日本政府・企業には「高齢者が輝く未来社会」にマッチしたパビリオンの出展を各国に求めるべきであろう。(ように思う)
ここでまた視点をちょっと変えてみたい。次は駐車場だ!!(なんでこうも話が散らばるのだろう……)
2025年の日本は、かなりの電気自動車(EV=エレクトリックビークル)が普及している社会の可能性が高い。
大阪万博の駐車場には当然、充電用電源がフル装備で備わっていなければならない。さらに高齢者にやさしい駐車場であることは言うまでもない。
ならばこれまでの広大な平地にある駐車場が当たり前とした概念は捨てるべきであると提唱しておきたい。
つまり駐車場は広々としていて駐車台数のみを気にしている時代ではなくなっているといいたいのだ。先に述べた駐車と充電の両方を満たす必要もそうだがさらなる問題が……ここでまた高齢者大国問題を考慮する必要があると思うからだ。
平地の広大な駐車場の端から長い距離を高齢者に歩かせては会場に着いた時点で体力がなくなってしまう可能性が高い。(会場に続くモノレールの駅までとしても)
ましてや天候だってある。海上の人口島ならば風だって強い日も少なくはない。
となれば2025年の未来型駐車場もこれまた「立体型」が然るべき型ではないだろうか?
会場近くに併設された、地下から地上までのいわゆる高層型駐車場だ。土地の多い人口島であるメリットを生かしてはいないと思うが、後々解体される可能性が高い運命のパビリオンに対して、跡地を何に使うにしても独立した島に電源を配備した駐車場は必要だ。
高齢者には駐車場から天候に関係なくフラットな通路を通ってモノレールに乗り換え、会場にスムーズインしていただきたいと考える程に、軽く考えてはいけない建築物といえよう。
どんなもんですかね?「万博好きやん(scan)研究所」が考えた、大阪万博2025会場-地上編-は?
異論は当然あるとは思うが、ここは一つ想像ってことで許していただきたい。しかし、まあなんだか東京・丸の内のような高層ビルや、あるいは超巨大ショッピングモールの中にパビリオンがあるおかしな万博全景だ。
でも、そうまでして我々「万博好きやん(scan)研究所」は2025年に大阪で万博を開催して欲しいし、1970年の大阪万博とは異なる機能的な地上の景色を見たいのだ。
1970年、日本の底力が大阪万博に集結したその熱量。これから一年を通してお伝えする前に2025年を予想するならば、かくもおかしな前提が必要となるのだ。だって空想や想像はタダですからね。
これを企画にするなら予算だのスケジュールだのまで計算しなきゃいけないのだから、遊ぶのならこの段階でやらないと……。
然るべき立場の方々が本気で取り組んで日本国民を巻き込んだオールジャパンで戦ったとしても、2025年の開催どころか2018年の11月に開かれるパリとの開催地争いさえ危うい訳なんだから。せめてこの想像上の取り組みくらいは本気で(まぁ……出来る限りで)と考えるのがこの第一章というわけなのだ。くどいようだがフランスのパリはそれほど手強いということをくれぐれも忘れないでいただきたい。
本当に下手をすると東京オリンピック開催の2年も前に日本での万博は消えて無くなるのだ。
さて次回の第5回目は、大阪万博1970には考えられなかった2025の“型”を想像したい。
本コラムの第一章もいよいよ半分を越える。ここからが勝負だ!
「万博好きやん(scan)研究所」が考えた、大阪万博2025会場-地下・上空編-
この項で、我々はこう主張しておきたい。
「カジノ構想とセットで考えるのなら、勝負は地下だ!大阪万博2025」
ただしこの両立を現実的に考えるのなら、もう一度「大阪都構想」の再投票をやって府民・市民に問い直すべきではないか……とは思う。
万博とカジノ。この巨大な二本の構築すべき企画の土台が同じ場所なのに府と市に分かれているなんてバカバカしいと思うから……ってことなのだが、とりあえずこれ以上は触れないこととする。
念を押しておきたいが、我々はカジノ構想にも都構想にも思うところも含むところも何もない。
全てはフランスに勝つための、さらには想像力の全てを大阪万博2025に使いたいのだ……と考えているが故なのだ。
さて1970年、来場者を迎える場所のほとんどには開場時間と閉場時間が存在していた……。
もちろんそれは万博会場にも……いや、当たり前の話しなのはわかっていますって。
昼間は来場者で溢れていた場内も閉場後には清掃、花壇のメンテナンス、電球の取り換え、飲食物の搬送など夜に働く皆さんはさぞ大変だったであろうことは想像に難くない。
そしてこれらは2025年にも等しく発生する業務である。
一方、カジノ構想とセットで考えられている(セットでなかったとしても)2025年の大阪万博では「いつでも24時間稼働にシフト出来る体制」を最初から考慮した会場設計が極めて合理的であろうと思う。(後付けでは大変だから)
ラスベガス、マカオ……。いずれのカジノ都市も「眠らない街」であることは周知の事実。
もしカジノを前提とするならば、2025年の大阪万博にその構想を基本的に埋め込んでおくことに問題はないだろう。(くどいようだが、後付けにすると再構築が必要となる点が多い)
2025年に想定される来場客層を考慮した地上設計に対して、カジノ構想をセットとする大阪万博の設計に必要な概念、それは地下を都市的に作り上げることによる有効活用ではないだろうか。
さて常に来場者で賑わう地上の風景、一方何度でも繰り返すが65歳以上人口への対応。(当然障害者のみなさんも含んでいます)
その会場地下には1970年の万博にだってあった救護センターを越える規模の救護、そして介護センターの設置が不可欠だ。
しかし、2025年のこれら施設は果たしてパビリオンのように地上に作ることに意味はあるのだろうか?
考えれば考えるほどに身動きひとつ出来ないほど人々で湧きかえる中を救急車が走ったり、担架を持った救急隊員がすぐに駆けつけてこれる訳はないのだから、特に地上である必要は無いように思える。つまり普通の都市機能とは別の救急搬送システムが必要だと感じるのだ。
8年後の日本は若くはなく、若い者は強くはないはず……だからこそここはしっかりと考えてみたい。
そこで24時間対応を視野に入れた2025年の会場は来場者とは別の導線が必要だと提言したい。
普通に考えてもスタッフ移動・物資搬入、緊急搬送だって一般のお客様と同じ地上ルートを使うわけにはいかない。
その上巨大都市に匹敵する上下水道に、光ファイバーなどを通す共同溝が必要だとわかっている。
もちろん共同溝には莫大な電力供給を必要とする会場やモノレール、動く歩道や各種昇降機。さらに大量のパソコンやケータイなどの充電コンセント、EV対応駐車場の電源も考慮すべきなのだから高圧巨大ケーブルを何本も通さなければならない。
その各電力ポイントの近くには変電システム……いや、非常時のために自家発電システムだって必要だ。
いわば作業導線(ワークライン)とライフラインの必要性だ。
2025年の大阪万博はまさに「搬送対応型人工島」「一点集中電力消費型人工島」を兼ねそなえた都市が突如出現することを大ゲサと言われるほど考えて欲しいのだ。
さてここまで全ての必要性を前提とし、
来場者以外の全ての導線(もはや交通網と呼ぶべきかもしれない)と必要な施設を「地下」に設けるべきである。つまり地下施設都市構想だ。
それが、2025年の大阪万博にとってあるべき姿だと、私たち「万博好きやん(scan)研究所」は提唱したい。
この巨大地下建造物は同時に、想定されるべき地震の際に地盤安定の基礎とすることも付け加えておきたい。なんといっても足元は元々海だったのだ。瀬戸大橋の橋脚のように海水を取り除いて露わになった海底をさらに掘り進めて海底岩盤上に作られたわけではない普通の埋め立て地なのだから安心要素として欲しいのだ。(この地震に対しての話はまた別に書きたい)
万博会場予定地となっている夢州は埋め立て地なのだから、どう考えても巨大地震の際に“液状化現象”の恐れがある。阪神淡路大震災の時に神戸ポートアイランドが液状化現象を起こしたことを忘れてはならない。
当然のことながら地下ルートは沿岸の病院施設などと直結する姿が望ましく、また地下施設の構造も多層化してEV地下ルートもハイウェイ構想であれば尚好ましい。
地上でお客様が倒れた際、どこかの扉が開いて地下から救急隊員がかけつけ、地下で待機するEVに乗せて直接地下救護センターへ。そして重症の場合はそこから地下ルートを抜けて橋を渡り、湾岸にある病院へと搬送されるのだ。
また、搬送が地下なら会場入り口付近地下には物資集積センターも地下に設置すべきだろう。
橋を渡ってやって来たガソリン車はそこから無人搬入コンテナEVに積荷を移して地下ハイウェイを活用して会場地下の各種地下倉庫に輸送するのだ。
これは可能な限り地上のパビリオンにバックヤードの(冷蔵庫など)面積を取らないという発想。
つまりパビリオンの地下にバックヤードも集積させるということだ。
冷凍・冷蔵を倉庫的になるべくまとめて管理してパビリオンのオーダールームに応じて地下で自動搬送してもらえれば、面積・電力・人員も最小で済むのではないだろうか?
もちろん「行きは物資、帰りは廃棄物」といった効率的な運用で集積センターの規模を可能な限り小さく収めることも大切な視点だろう。
外からの搬入を無人化できれば物資をスキャンしやすくモニターしやすい。侵入者や異物混入などの早期発見が可能となり、テロ対策に効果を上げるはずだ。
この来場者の目に見えない部分にこそ、日本の管理・輸送システム技術が発揮されるべきだといっても過言ではない。
もちろん、このシステムそのものが海外に売れる“商品”でもあるし、これがそのまま後のカジノ構想に転用出来るとすれば、お金がかかっても有効な投資となるように設計すべきだ。
私たちはこの地下に整備すべき巨大な流通センターが地上と同規模以上の予算を要するのではないかと予想している。しかし後々の再利用を考えるのならドカンと行こう!(せっかく海を埋めたのにまた掘り返すの?なんて言わないの!堀り返した土で横にもう一丁島を作ろうぜ!!くらいの気持ちで行きましょう。空想はタダなんですから)
一方、視点を上空に向けてみよう。いや、空は重要なんですよ!
だって全天候に対応すること、これはもはや当然といってもよい配慮だと思いません?
遠く海外からやって来て雨でしたって……ちょっと悲しい。(簡単に言ってますが、これを会場全体で対応するってことがどれ程ドエライことなことなのかは充分わかっています)
しかし、雨だけでも客足は鈍るっていうのに風、強風の心配があるんです。とくに海上の人工島であることから海からの風雨への対応は、来場者の数はもとより満足度を大きく左右する要素なのだからやはり考えなければいかんのです!(それに内地型のパリに負けないためのプレゼン要素として海上型の弱点は封じておきたい)
それじゃあ会場は東京ドームのような屋根や幕をすっぽり被せた全天候対応型?
いやいや、ドーム型はともかくとして周りが海だからこそ青空は欲しい。
それに私たちが空想する万博会場の全景がもっとも美しく映えるのは会場外から見た夜景だと思っているからだ。
はるか遠くのー♪水平線♪(およそ4.5km先から視認できる)またたき光るー♪未来都市♪(いわば水上都市008だ!!)
更に挙げるなら、好天の日に輝く太陽光が降り注ぐことは「いのちの輝き」を想起させるのだから絶対に必要だ!!
もちろんUV(紫外線)カットが出来てある程度の温度、湿度だってコントロール下に置きたい。海上型会場での長時間滞在への対応を我々はナメてはいけないのだ!
これらを総合して、我々「万博好きやん(scan)研究所」としては、会場の上空はガラスを思わせる強力な透明新素材ですっぽり包んで来場客が全天候下で等しく楽しめるようにしていただきたい……と、願っている。
そう、1851年にロンドン万博に出現した“クリスタルパレス”の会場全体版だ。(クリスタルフルカバーバージョン。ただしあちこちの開閉コントロールが可能なことも忘れてはならない。適度な風だって必要なのだ。もちろんドーム型であってもかまわない)
なお我々研究所はいくつかのビルがクリスタルから頭を出すことは強度上からも認める。(ビルを柱として利用出来るからなのは言うまでもない)
この透明パネルを支えるであろう網の目のような支柱の数々は会場監視モニター用カメラのレールとして利用できるはずだ。
2025年の舞台は海上都市。煌びやかで世界の誰も見たことのない景観を造っていただきたい。
これらがパリに対して不利な点をカバーして有利なプレゼンポイントになれば最高だ。
だってフランスの万博はその第一回目から屋根付きの会場を常に意識しているのだから、見過ごせない点であると言っておきたい。
次回の第6回は、大阪万博2025の「会場内」を空想してみたいと思う。
「大阪万博2025」の空想会場内!
私たちはここまで大阪万博2025の空想全景を「地上」「地下・上空」とそれぞれに空想してきた。
地上のあちこちには、高層ビルディング型パビリオン(全てのパビリオンという意味ではない)と立体型駐車場。地下は都市的に作られ救護や介護センターに巨大な物流システムやライフラインのインフラが構築され、様々なEVが正面衝突することなく活躍できるハイウェイ構想。そして上空は青空の見える開閉可能機能を有する全天候型のクリスタルパレス化。
さらにモノレールやロープウェイ。人の移動にライドや「動く歩道」も当然ありまくる。(大阪万博1970ですでにやっていることなんか書いたら空想力がもったいないのでここまで省略してきたに過ぎない)
これではまるでアニメの描く未来都市・・・・・・近未来SFコラムのようになってきたが笑い飛ばされる応援コラムであることも目的の一つなのでもう少しお付き合い下さるとありがたい。
さて、前回は全景を予想したので今回は会場内。訪れる人々がどのように万博を楽しむのか。2025年の会場内を空想してみたい。
先に、2025年の万博は体感型あるいは収集的消費による万国博覧グッズ販売の展開を予想した。(安直なのは百も承知。しかしキャラクターは必要だし、様々な商品とのコラボレーションはもっと必要だ)
いずれにしても多種多様な体験を通じて、その場で気軽に越境ECを楽しむ来場者の姿……。
これら一連の流れは、「キャッシュレス」かつ可能な限り「手ぶら型」となるのが、(会場内での手荷物追加を極力減らしたいと言った方が正確かもしれない)私たち研究所の理想とするところだ。
つまりハンドバッグ以外の「手荷物不要型万博」だ!
身動き出来ないほどの人の波の中をガラガラ引っ張って回るキャリーケースなんか邪魔で危ないに決まっている!
お客様を極力この手荷物から解放して差し上げるのが、大阪万博2025の願いでありたい!
だとすれば、宅配便のような配送受け付けブースが場内の至る所に点在しそうな感は免れないが、そんなのはつまらない。(海外の人は利用しにくいし会場風景には合わない)
そうではなく、入場したときの手荷物以外一切モノを手にせずに会場を後にするケースをポピュラーとしたいのだ。
そこで提唱したいのが来場者個々人の購買データを一括管理して、出口や駐車場で受け取ったり、翌日自宅に配送されるシステムだ。しかもその場での現金決済をしない。和製英語で言うならば「キャリーオーバーレスシステム」だ!
2017年時点のFintech熱が2025年にどのような形で花開いているのかは分からないし、ビットコインがメジャー通貨単位になっている可能性だって現時点では不明であるが、会場内で気軽に購買を楽しむ来場者が、いちいち自動販売機や各店先で現金決済を行う姿は想像したくはない。
しかもこれらは行列、通行妨害の減少になるし、防犯にも役立つだろう。
さらに言えばこうでもしないと高齢者に手荷物が増える。さすれば「早く帰ろう」に直結すること間違いなしだからだ。
入場後わずか2時間で「もう帰ろう」となるような事態があってはならない!
さて、この問題に本気で取り組むならもう一つ大事なシステムの構築が必要だ。
それが「オートクロークシステム」だ。
会場入り口で必要なモノだけを入れたハンドバッグ以外の荷物をボックスに入れて保管するのだ。
その際、重量記録を取っておいて、持ち主側と照合して、預けているうちに無くなった・・・・・・などという事態を回避したい。(この照合システムは後ほど)
もちろんコスプレイヤーさんなどの手荷物は別ルートを設けなければならないから先の会場内搬送システムを利用して目的地まで運搬だ。
お預かりした手荷物ボックスは高度に管理され、帰るために出口に近づくとセンサーで自動的に窓口に運ばれていて素早く受け取れて、帰りの混雑の緩和となるようにしたい。
保管場所もシステム管理も移送システムも大変なのはわかっている。
しかし、1970年の大阪万博にはほとんどなかった車輪付きキャリーケースは、人混みの中でのトラブルやケガの元になることは明白なのだ。
このシステムを海外に売り込むつもりで是非実現させていただきたい。
だってこれはテロの防止に大いに役立つシステムなのだし、基本となるベースは成田空港の手荷物のカーゴ預かりにあるのだから不可能というほどのことはない。
多くの人でごった返す中で次々と増える手荷物は、疲労、トラブルの元凶間違いなし。
そこへ若者やツーリストのキャリーバッグは、ともすれば凶器になりかねない。
これに対応してこそ「未来社会型万博」ではないだろうか?
「オートクロークシステム」と入り口のボディチェックがあれば、武器や爆発物の会場持ち込みはほとんど水際で防止できるのだから、対フランスのためにも必要なシステムだ。
ところで読者の皆様に先に救護や介護の重要性を提唱したことをご記憶だろうか?ここからさらに飛躍したい。
そのキーワードは「迷子」だ。
もちろん1970年とは違う意味合いの「迷子」。すなわち「大人の迷子」を予想したいのだ。
これは会場内の地理に迷うことのみでなく、急な体調不良や不測の事態で同伴者と逸れる可能性を含めている。
「スーパーハイテク迷子対策」は驚くほど重要だ!
当時を体験している人ならば憶えているかもしれないが、1970年の大阪万博には子供用に「迷子ワッペン」があった。
私たちが考える2025年の大阪万博はそんな単純なモノではない!
「超高性能」「超小型にて軽量」しかも「完全防水」のウェアラブル端末を入場口で貸し出す。(年齢や体型など各パターンに応じて機能最適化が為されていることはもちろんのことだ)
表示モニターにはチケットや決済機能も備わっており、GPSはもちろん、バイタルチェック機能も備えたものだ。(当然ながら超々高度のセキュリティ管理システムあってのことというのは言うまでもない)
これによって来場客は会場内で自由に物品を購入し、自分の現在位置情報はもちろん、はぐれた家族の位置、会場内イベント情報、高齢者(もしくは希望者)体調危機管理まで(熱中症の予防など)を網羅するのだ。
ここまで無関係に思われていたかもしれないが、
実はこれらをAIスピーカーでの作動を基本としてチケットレス・キャッシュレス・手ぶら・配送・迷子・登録人物サーチ・言語翻訳(言語別対応)・会場情報・位置・体調アラーム・救護要請・手荷物預かり証(重量記録)・万歩計・交通情報・テロへのセキュリティ対策)までを2025年の大阪万博内で一本線にしたいのだ。
会場システムが白紙でも、実機が未完成でも、このAIスピーカー搭載型ウェアラブル端末のデモンストレーションバージョンを使って(もちろんスクリーン投影はパソコン画面で対応)、来年11月の開催地決定会議でプレゼンしたらきっとウケると思う。
もちろん高齢者大国の長期開催国際イベントなればこその「未来社会デザイン」のためだ。
そもそもパビリオンのハード面はどこの国が建設したって似たようなものが出来るのです。機能特化した何らかのシステムを作らなければ他国との差別化は難しいのだ。
これには、もしかすると会場入り口でウェアラブル端末を貸し出すパターンと他所で購入するパターン、個人の所有端末に「万博アプリ」をインストールして事前に対応するパターン、更には海外からの渡航客には空港で「EXPOsimカード」を配布して対応するパターンなど、来場客の想定ケースに応じたきめ細かい対応が有効となるのだろう。
まだ見ぬ2020年東京オリンピックの「お・も・て・な・し」をはるかに超える細やかな配慮というわけだ。
一つの会場に万国の人々が長期間に渡って集中するイベントに対応する「未来型システム博覧会」になったらいいなぁ……という日本的とも言えるサービスの空想なのだがいかがだろうか?
そもそもが高齢者大国だ。体調危機管理のためのバイタルチェック機能は、会場内での不測の事態を未然に防ぐ点では大きく効力を上げる可能性を秘めている。
真夏の水分補給アドバイスはもちろん、映画「マイノリティー・リポート」のように体調の急変が予想される来場者のもとに速やかに救護スタッフが地下通路をEVで急行するなどできれば「いのち輝く未来社会のデザイン」を具現化してると言えないだろうか?
そう!会場内という“社会内”で個人に対応してこそ未来社会のモデルケースとなりうるのだ。
次回の第7回では、大阪での万博開催のために絶対必要な会場機能について書きたい。
えっ!? “絶対必要”って言い切るの?
はい、言い切ります。
パリに、世界に勝つためにはどうしても必要だと我々は提唱したいのです。ご期待下さい。
プレゼン最大の敵は「地震」だ!(という大阪の認知はあるのだろうか!?)
我々は地上、地下、上空まで書いてきたが、絶対に必要な“会場デザイン”テーマを一つ残している。
それが“地震”である。
2025年がどれほどの高齢者大国になるのかは当の日本人にさえ知られていないが、海外の人々に日本が地震大国であることはよく知られている。
2017年現在、西日本では巨大地震は発生していない。2025年までに発生するかどうかはもちろん不明だ。
しかし、開催都市決定が下される2018年11月に行われる最終プレゼンテーションにこの点を全く考慮してしない万博企画ならフランスはおろかどこの国と競っても敗れる可能性が極めて高い。
海外のほとんどの人は地震の体験がないために(あっても少ない)日本人よりはるかに地震を恐れているからだ。
プレゼンがどれほど上手くいったとしても、事がどんなに有利に運んだとしても、
