西武・松井稼頭央が今季限りで現役引退へ。
西武の松井稼頭央選手が、今季限りでの現役引退を決断したことが明らかとなりました。日米通算25年、最強のスイッチヒッターとの呼び声の高かった松井の引退に、関係者は騒然となっています。
日本人初の内野手メジャーリーガーであり、2002年にはスイッチヒッターとしては史上初のトリプルスリーを達成した松井。最後は古巣である西武で、25年に及ぶ現役生活に終止符を打つ決断をしました。既に球団にも引退の意向を伝えているとのこと。

松井は大阪府出身、1975年10月23日生まれの42歳。PL学園時代は投手として活躍、1993年のドラフトで野手として西武に入団しました。内野手に転向し、またスイッチヒッターにも転向。才能が開花し、1998年にはパ・リーグのMVPに、2002年には前出のトリプルスリーを達成しました。

2003年にはメジャーリーグに挑戦し、FAでメッツに移籍。その後、アストロズ時代の2009年には日米通算2000本安打を達成するなど、メジャーでも大活躍を果たしました。日本球界復帰後は、楽天を経て古巣の西武で選手兼テクニカルコーチを務めるなど、若手の育成にも力を注いでいました。

松井稼頭央だけじゃない!歴代スイッチヒッターの魅力!
スイッチヒッターといえばまず「松井稼頭央」の名前を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、他にもスイッチヒッターの名選手は数多くいます。ここでは、そのうちの何人かをご紹介したいと思います。
柴田勲
リードオフマンとして読売ジャイアンツのV9に貢献した柴田勲。通算盗塁数歴代3位であり、通算579盗塁はセ・リーグ記録となっています。現在は日本プロ野球名球会副理事長、巨人OB会会長を務めています。

屋鋪要
1977年のドラフトで大洋ホエールズに入団した屋鋪要。高木豊、加藤博一と共に「スーパーカートリオ」として活躍しました。

松永浩美
“史上最高のスイッチヒッター”と称される、松永浩美。阪急ブレーブスに所属していた1982年5月15日の日ハム戦にて、左右打席本塁打を日本人で初めて記録しました。

正田耕三
1984年のロサンゼルスオリンピックでは日本代表を務め、金メダルの獲得に貢献した正田耕三。その後広島に入団し、スイッチヒッターに転向。1987年には二塁手のレギュラーに定着し、オールスターゲームにも出場。首位打者を獲得し、ゴールデングラブ賞にも選ばれました。

オレステス・デストラーデ
印象的なメガネがトレードマークであったキューバ出身のオレステス・デストラーデ。「カリブの怪人」と恐れられていました。1990年から1992年にかけてパ・リーグの本塁打王、1990年、1991年は打点王にも輝きました。

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