1.究極のダンディズムで魅了したハンフリー・ボガート!!

ハンフリー・ボガート―ボギー!ハードボイルドの魅力

1954年当時のボギー
私は1970年代後半に米国留学した際、まずボギーが映画『カサブランカ』で着ていたようなバーバリーのトレンチコートを購入し、霧雨の降るニューヨークをコートの襟をワザと立てて歩いた記憶がある。
ちなみに、そのコートは日本に持ち帰り、30年近く着ていたが、ついに破けて捨てた覚えがある。100年使えば、つくも神がとりつくのに(ひょっとして英語を話すつくも神だったかも??)・・・??
ボギーが出演した映画を抜粋紹介!!
激動の時代、別れた恋人、再燃する愛--これでもかと注ぎ込まれたロマンティックな要素。そして、『君の瞳に乾杯』、『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』など心くすぐるキーワード。言わずと知れたアメリカ映画の古典的作品で、アカデミーの作品・監督・脚色賞を受賞。ボギー自身も主演男優賞にノミネートされた。アメリカで往年の映画ファンを集めて上映会をした時、途中トラブルで音声が途切れたのだが、皆が台詞を暗記していて、画面に向かって唱和したという逸話があるくらい有名な映画だ。

ボガートとバーグマン
ボギーが女につれなくしているセリフ。ハードボイルドの男は素っ気ないのだ。女に冷たいのだ。女が悲しい顔をしても知らんふりなのだ。(一度でいいから女房にこんなセリフを言ってみたいよな!!二度と家に入れなくなりそうですが・・・??)

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2.男性版セックスシンボルと言われた2枚目のケーリー・グラント

ケーリー・グラント

いとしのケーリー・グラント
ゲーリー・クーパーの映画をみていると、気が付くのは圧倒的にスーツ姿が多いことだろう。山を登るシーンでもスーツ姿だったから、かなりの違和感を感じたのを覚えている!!。
ケーリー・グラントのただ一つの汚点とは??
ただ一つの汚点と言えば、1932年にランドルフ・スコットと出会い、12年間に渡る共同生活で友情を深めたが、巷ではケーリーはゲイだったという噂がかなり広まっていた。その真偽は明らかになっていないが、後にテレビのインタビューでチェヴィー・チェイスがグラントとゲイに関するジョークを発言した際、グラントは発言に対して訴えを起こしている。
ケーリーが出演した映画を抜粋紹介!!
![『めぐり逢い』(An Affair to Remember)は、1957年制作の米国映画。 「邂逅」を監督したレオ・マッケリー自らによるリメイクで、古典的すれちがいメロ・ドラマの秀作。
監督 レオ・マッケリー
脚本 レオ・マッケリー
デルマー・デイヴィス
ドナルド・オグデン・ステュワート[1]
原案 レオ・マッケリー
ミルドレッド・クラム
製作 ジェリー・ウォルド
出演者 ケーリー・グラント
デボラ・カー](/assets/loading-white-036a89e74d12e2370818d8c3c529c859a6fee8fc9cdb71ed2771bae412866e0b.png)
めぐり逢い [AmazonDVDコレクション](1957年)
ごく幼少の頃に観た記憶がかすかにあったが、当然当時は何もわからず、改めて観ると甘い魅力に溢れた作品であることを再認識した覚えがある。
1939年のオリジナル作品『邂逅(めぐりあい)』は未見だが、このメロドラマの王道たる本作品は見事としか言いようがない。
当時52歳のケーリー・グラント、同じく35歳のデボラ・カーによる大人のラブストーリー。資産家であったり、金持ちの元恋人が援助してくれたり・・・と、まあリアリティーがあるかと言われるとそんなものはありもしないのだ・・・(苦笑)。でも二人の抑えた感情表現や品のある仕種が実に素晴らしかった。日本でも当時『君の名は』という似たようなストーリーのラジオドラマが流行っていて、その放送が近ずくと”風呂屋”ががらがらになったという逸話がある!!。

北北西に進路を取れ 特別版 [DVD](1959年)
源題名である”North by NorthWest” という方位は現実には存在しない。全周を32方位に分割した時の方位の呼び方では、北北西(北からの角度・中間値337.5°)は、North-NorthWest(NNW) である。
(日本語では。同じ”北北西”だけど・・・?!)
北西微西(同303.75°)は NorthWest by West(NWbW)、北西微北(同326.25°)は NorthWest by North(NWbN)、北微西(同348.75°)は North by West(NbW)である。
ヒッチコック定番の巻き込まれ型サスペンスの傑作だ。トウモロコシ畑、ラシュモア山などのダイナミックな背景に、これまたちょっととぼけたいい味わいを出すケーリー・グランドがミックスされて長さを感じない面白い作品だった。もちろんクールビューティー、エヴァ・マリー・セイントも美しかった。

シャレード [DVD](1963年)
ピーター・ストーンとマルク・ベームが共同で「The Unsuspecting Wife」という脚本を執筆したのだが、ハリウッドで買い手が付かなかったため、ストーンは脚本のタイトルを「Charade」に変更し、レッドブックス誌に作品を発表したところ、作品は製作会社の興味を引くことになったという逸話がある。
この映画を一言で言うならば、「あの頃は良かった!」と思ってしまわせるような映画だ。おシャレで素敵なサスペンス映画の佳作であり、オードリーがキュートな魅力を振りまいて、少々野暮ったい物語の印象を払拭してくれた。ヘンリー・マンシーニの音楽は言うまでもなく素晴らしいし。007でおなじみモーリス・バインダーのクレジットがまた素晴らしい。
有名なテーマ曲をバックにノートルダム大聖堂を望むセーヌ河畔をケーリー・グラントとオードリー・ヘップバーンが語り歩くシーンがたまらないが、実は主演のケーリーは、共演するオードリーとの年齢差(グラント59歳、ヘプバーン33歳)を気にしていたらしく、彼女に迫るシーンに不快感を抱いていたらしいのだ。(実に律儀で保守的な考えですな!!)