梅宮辰夫といえばプレイボーイで女を泣かす男の不良番長シリーズ。個性強すぎの歌がまた魅力。

梅宮辰夫といえばプレイボーイで女を泣かす男の不良番長シリーズ。個性強すぎの歌がまた魅力。

君は辰兄ぃの「不良番長」を知っているか?!そして、恐ろしいという言葉さえ浮かぶ辰兄ぃが歌う「番長シャロック」を知っているか?!ブルースもロックも数え唄も、全てを一瞬にして演歌に変えてしまう男、それが辰兄ぃこと梅宮辰夫だ!


B面の「おれは番長」とか「野良犬」とか、こうしたアウトロー的なニュアンスがカッコイイとされていたのですね。今の若者世代には「番長」は死語でしょうし、「野良犬」と言われてカッコイイと感じる男性も母性をくすぐられる女性もいないように思います。
で、多少疑問に感じるのは、当時の男性はともかく女性は野良犬「ステキ」とかって思ってたんでしょうかね?いや、思ってないでしょう。母性、くすぐられていないでしょう。当時から男のひとりよがり。だからこそのの番長じゃい!でしょうね。

A.ダイナマイト・ロック
B.ウッシッシ節

ダイナマイト・ロック

それにしても、ブルースにロックに数え唄と辰兄ぃのジャンルは幅広いです。しかも、どれもジャンルを飛び越えて演歌に聞こえるところが辰兄ぃの強烈すぎる個性の成せる業といえます。
中でもコーラスが「狂気」、いえ、それさえも飛び越えて「凶器」としか言いようのないのが「番長シャロック」です。

A.番長シャロック
B.盃よおまえだけ

番長シャロック

この凄さは言葉では言い表せません。とくかく損はさせませんから映像を見てください!

音楽好きではなくとも「誰だ!この曲アレンジャーはっ!今すぐ出てこい!」と叫びたくなりますよね。振り付けがまた素晴らしいときては、これはやはりPVで鑑賞すべきですね。
ブルースもロックも数え唄も、全てを一瞬にして演歌に変えてしまう梅宮辰夫の強烈な個性を味わうことが出来るコンピレーション・アルバム「ダイナマイト・ロック」。これはもう買うしかないでしょう。

1.ダイナマイト・ロック/梅宮辰夫
2.シンボル・ロック/梅宮辰夫
3.夜は俺のもの/梅宮辰夫
4.梅宮辰夫の東京流れ唄/梅宮辰夫 
5.新宿子守唄/梅宮辰夫 
6.柄じゃなかった恋なんか/梅宮辰夫 
7.男泣かせの霧が降る/梅宮辰夫 
8.番長/梅宮辰夫 
9.番長ブルース/梅宮辰夫 
10.番長シャロック/梅宮辰夫 
11.辰ちゃんの青春日記/梅宮辰夫 
12.辰兄いの三度笠/梅宮辰夫 
13.デカンショ・ロック/梅宮辰夫 
14.ウッシッシ節/梅宮辰夫 
15.暗い夜(ファンキーNo.9)/古谷充とザ・フレッシュメン
16.テスト・パターン/古谷充とザ・フレッシュメン 
17.古いギター/レイ斉藤とブルー・スターズ
18.ブルース通りのならず者/太田浩明 
19.人生あばれ太鼓/三音英次 
20.ヤスジのオラオラ節/谷岡ヤスジ

和モノコンピの世界 幻の名盤解放歌集~テイチク編 ダイナマイト・ロック

山城新伍

不良番長シリーズの方向性を大きく変えたのは4作目の「送り狼」から登場する山城新伍です。それまでのニヒルなダークヒーロー像にコメディの要素を加えてシリーズはヒットし続いていきます。

山城新伍いいです。コメディ的要素いいです。いいですが、それによって辰兄ぃのそれまでのダークヒーローぶりが薄まってしまうのは残念ではあります。

番長を名乗るなんて高校生までの事ではないかという気がしますが、シリーズの終盤では「四十になっても番長だ!」という名ゼリフが飛び出します。
梅宮辰夫が「不良番長」に出演したのは30歳の時でした。不良番長よ永遠なれ。

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