めちゃコミが《月間“懐かしの漫画”ランキング》発表!
今をときめく電子コミック配信サービス《めちゃコミ》が、2018年7月の月間人気漫画ランキングより「月間“懐かしの漫画”ランキング」を発表。
1位~10位までタイトルが紹介されていますのでぜひ予想しながらチェックしてみてください。
それでは早速……カウントダウン!(と言いつつ1位から紹介する)
1位 「天は赤い河のほとり」篠原千絵

「天は赤い河のほとり」
ハイ! 楽しんでいただけましたでしょうか《月間“懐かしの漫画”ランキング》!
というわけで1位は篠原千絵さんで「天は赤い河のほとり」でした~。
……どうなんでしょう、わたし〝「天は赤い河のほとり」が1位とってるランキング見るの初めて〟かもしれません。
でも小学館漫画賞取ってるし1800万部突破という情報もあるのでおもしろい漫画である事は確かなんですよね。うーん不思議な気持ちです。
著者の篠原千絵さんは漫画以外の活動もなさる方で、特にルルル文庫から出ている小説「天は赤い河のほとり外伝」は執筆もイラストも本人が行うという珍しいケース。
めちゃコミでは現在30話まで無料で読めるようです。
【30話無料】天は赤い河のほとり | 漫画なら、めちゃコミック
2位 「ふしぎ遊戯」渡瀬悠宇

ふしぎ遊戯
でました、「少女コミック」誌が誇る東洋ファンタジー少女漫画の金字塔「ふしぎ遊戯」です。
この作品が2位に入るのはかなり納得ですね。
アニメ化はもちろんのこと舞台化、ゲーム化などのメディアミックスが盛んに展開されており、シリーズ累計販売は2000万部を突破しているとか。
「ふしぎ遊戯」自体は1992年から1996年の連載でしたが、2017年から「ふしぎ遊戯 白虎仙記」がスタートしているようです。25周年記念かな?
こちらも《めちゃコミ》では30話まで無料配信中とのこと。
【30話無料】ふしぎ遊戯 | 漫画なら、めちゃコミック
3位 「花より男子」神尾葉子・Leaf Production

花より男子
1992年から2004年まで「マーガレット」で連載。
10年連載!
ドラマ化済!
単行本37巻!
小学館漫画賞!
累計6100万部!
などなど漫画力が高く、こちらも高ランクイン納得の作品。何より知名度が高い印象。
こちらも2015年から神尾葉子先生本人による続編的連載「花のち晴れ~花男 Next Season~」が展開されているようです。同じ集英社とはいえまさか「少年ジャンプ+」で連載するとは思いませんでしたが。
【3話無料】花より男子 | 漫画なら、めちゃコミック
4位 「ネオン蝶」倉科遼/東克美

ネオン蝶
倉科遼!? ネオン蝶!?
倉科遼!?!? ネオン蝶!?!?
あまりにも驚いたので2回言ってしまいました。復活した刃牙を見届けた時の烈海王もこんな気持だったんじゃないかなと思います。
上位3作品が女性漫画家によるテキテキの少女漫画なので、実質《懐かしの漫画ランキング男性部門1位》みたいな立場だと思います。
そこに倉科遼! しかも「ネオン蝶」が来るというのはアツいものがありますね。私が特攻の拓の登場人物だったら頭に〝!?〟を浮かべているところでした。
ドエレー 〝COOOL〟じゃん…?
【1話無料】ネオン蝶 | 漫画なら、めちゃコミック
5位 「静かなるドン」新田たつお

静かなるドン
続いても男性部門を感じさせる大物タイトルより。
「静かなるドン」のタイトルを見てほっとしている自分を見つけて不思議な気持ちになっています。
もともとの連載は現在休刊状態に入っている「週間漫画サンデー」。1988年から2012年までの連載で、単行本100巻を超える大作品。
ユーザーによる《女性でもすごく楽しめます!》のコメントが光っています。
【1話無料】静かなるドン | 漫画なら、めちゃコミック
6位 「BASARA」田村由美

BASARA
んー!「BASARA」がきました! 「別冊少女コミック」が誇る架空戦記の登場です!
〝ここまで「ちゃお」作品も「花とゆめ」作品も「りぼん」作品もランクインしていない!〟
いよいよ予想がつかなくなって参りました。
「BASARA」の特徴と言えばやはり架空戦記というジャンルそのもので、少年漫画的なスケールの話に少女漫画のラブストーリーを絡めるという手法は《少年漫画でラブコメをやる》というサンデー黄金期作品の対になるものかなという感じがします。
「ふしぎ遊戯」についても同じことが言えるのですが、少女漫画って東洋ファンタジーと相性が良いのだろうか。
漫画ではないけど昔ホワイトハート文庫で《十二国記》シリーズがやっていましたし、割合最近でも「彩雲国物語」とか存在していますし。
【26話無料】BASARA | 漫画なら、めちゃコミック
7位 「名探偵コナン」青山剛昌

名探偵コナン
7位にランクインしたのは「週刊少年サンデー」の代名詞的作品、現在でもアニメや映画で人気のご存知「名探偵コナン」です。
コナンは現在進行形で話が進んでいるので懐かしさはさほどではないのですが、連載開始は1994年、もうすぐ単行本100巻に到達しようとしているのだから長いものです。
レビューやラインナップを確認する限り《めちゃコミ》は女性ユーザーの割合が高いかなという気がするのですが、確かにコナンは男女双方、大人も子供も楽しめる作品という印象が強いですね。
【無料試し読みあり】名探偵コナン | 漫画なら、めちゃコミック
8位 「ときめきトゥナイト」池野恋

ときめきトゥナイト
さあ8位になって「りぼん」作品からのランクイン! 池野恋先生の「ときめきトゥナイト」が登場だ!
〝ほう、「ナースエンジェルりりかSOS」ではない方ですか。たいしたものですね。〟
ギャグありシリアスあり恋愛転生超能力宇宙人吸血鬼に魔法少女と揃っているのだから大したものです。少年誌だったらバトルものになっていたことでしょう。
主人公の蘭世ちゃん、検索すると「江藤蘭世 かわいい」とか予測変換で出てくるのですが、近頃ぱっつんブームなこともあってか確かにだいぶかわいらしく見えます。
1巻の表紙の金髪蘭世ちゃんがりりかとかぶるのは私だけでしょうか。
【無料試し読みあり】ときめきトゥナイト | 漫画なら、めちゃコミック
9位 「ぼくの地球を守って」日渡早紀

ぼくの地球を守って
さあ出ました「花とゆめ」作品。1986年連載開始の「ぼくの地球を守って」です。
〝「花とゆめ」で一番人気なのは「ぼくの地球を守って」〟ということになるのでしょうか。なんて素敵なランキングなのでしょう。
昨今のラノベ業界では転生してファンタジー世界に向かう――というパターンが大流行していますが、「ぼくの地球を守って」は現代日本に転生してくるというパターン。
作中で鍵となる《前世》というワードは大変な魅力を持っており、これが少女達に大ウケし、オカルト趣味の少女が増え、彼女達はこぞって月刊「ムー」に投稿したそうな。
――というのは実はちょっと盛ってる話でありまして、彼ら彼女らは「ぼくの地球を守って」が連載される前からパーティ集めにいそしんでおり、実際〝「ぼくの地球を守って」の作中でも雑誌を使って前世の仲間を探しだす〟というシーンがあったようです。
いやー、時代ですね。時代です。これが時代かあ。
【2話無料】ぼくの地球を守って | 漫画なら、めちゃコミック
10位 「有閑倶楽部」一条ゆかり

有閑倶楽部
シメを飾るのは「りぼん」からのノミネート! 1981年開始、現在もコーラスこと「Cocohana」で不定期連載中の「有閑倶楽部」だ!
これまた通好みの作品の登場です。講談社漫画賞を受章したのが1986年のこと、今から30年前なのだからファンの皆さんのアツい想いを感じさせます。
登場人物の名前が日本酒からとられていたりソ連のKGBエージェントが登場したりと作品そのものにもなかなかアツいものがありますが。
OVAとドラマはつくられたようですがテレビ放送のアニメ作品はつくられていないようですね。
ドラマは2007年にKAT-TUNたちが出演していたものの他に、1986年に国生さゆりさんが主演でやったものがあるそうな。全1回の放送だったらしいので手元に映像が残っている方がいたら結構なお宝かもしれません。
【無料試し読みあり】有閑倶楽部 | 漫画なら、めちゃコミック
というわけで
ランキング1位~10位をご紹介いたしました。
妥当と言えば妥当なラインナップなのですが〝他のランキングではあまり見ないタイトルが並んでる〟という印象が強かったですね。
なんか古いメンバーでカラオケに行った時とか、同窓会でそういう話題になった時みたいな感覚になっています。
近頃はカードキャプターさくらとか魔法陣グルグルとかパトレイバーとか銀河英雄伝説とか過去作品の新作とかリメイクが流行しているようなので、ここにいる作品達もn周年記念企画とかでリメイクされたりしないかなあという期待がありますが、どうでしょう。
でも3×3EYESとかハーメルンのバイオリン弾きとかも続いているみたいですし、往年の名作に触れる機会は今しばらくありそうなので色々と楽しみにしておいて良いのかもしれません。