10月、ムンクの『叫び』が日本にやってきます!!
東京都美術館にて「ムンク展―共鳴する魂の叫び」が開催されることが決定しました。期間は2018年10月27日(土)から2019年1月20日(日)まで。
テンペラ・油彩画の『叫び』が日本初来日!!
今回の展覧会では、オスロ市立ムンク美術館のコレクションを中心に、約60点の油彩画に版画などを加えた約100点が公開されます。その中には、今回が初来日となる「テンペラ・油彩画の『叫び』」も含まれており、今回の目玉となっています。

ムンクの伝記グラフィックノベルがついに邦訳化!!
また8月6日には、株式会社誠文堂新光社より、エドヴァルド・ムンクの伝記グラフィックノベル『MUNCH』の邦訳版が刊行されます。

『MUNCH』はノルウェーで最も権威ある文学賞「ブラーゲ賞」ノンフィクション作品賞を受賞した注目作で、ムンクを『叫び』の製作へと駆り立てた人間関係やその妄念を探ります。ムンクの同胞達の手記の引用を丹念に調べ上げ、「冷遇された半狂乱の表現主義画家」というおなじみのムンク像を覆し、ムンクの見落とされたユーモアセンスや楽観性を明らかにしています。


友達に自慢できる!?ムンクの『叫び』に関する雑学の数々!!
もともとタイトルは『叫び』ではなかった!
世界的名画としてあまりにも有名な『叫び』ですが、ムンクが当初考えていたタイトルは『自然の叫び』。これは、友人二人と道を歩いていた時に感じた「自然の発する」果てしない叫びを聴いた経験が元になっています。

そもそも、実は「叫んでいなかった」!!
これは多くの方が勘違いされていると思われるのですが、『叫び』は絵の人物が叫んでいるわけでも、ムンクが叫んでいるわけでもありません。先ほども書きましたが、自然の発する果てしない叫びがあり、それに対して「耳を塞ぐ様子」が描かれたのが『叫び』なんです。

ウェス・クレイヴン監督の「スクリーム」は『叫び』にインスパイアされた!
1996年に発表されたホラー映画「スクリーム(Scream)」。監督のウェス・クレイヴンによれば、スクリームに登場する謎の殺人鬼はムンクの『叫び』を参考にしており、『叫び』こそホラー映画の最高の参考書である、と語っています。

東京都美術館の公式サイトはこちら!
ムンク展―共鳴する魂の叫び|東京都美術館
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