M:I-2とは…
2000年製作のアメリカ映画である。 ジョン・ウー監督。
トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル』の続編。
なお、前作の『ミッション:インポッシブル』についてはこちらを!
【ミッション:インポッシブル】トム・クルーズ主演の「スパイ大作戦」を映画化したアクション映画の傑作。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
この映画は前作に劣らない派手なアクションと精妙なストーリー構成により人気を集め、この年の世界興行収入トップとなり成功を収めた。なおミッション:インポッシブルがM:Iという呼び方になったのはこの続編以降である。
あらすじ
バイオサイト製薬会社の研究員であるネコルヴィッチ博士は、自身が開発した感染すれば20時間で死するウイルス・キメラと、その治療薬であるベレロフォンをイーサン・ハント護衛のもとシドニーからアトランタへ旅客機で輸送するはずであった。が、イーサンの替え玉であったIMFメンバーのショーン・アンブローズに殺害され、キメラとベレロフォンを奪われてしまう。これに対しIMF本部は、イーサン・ハントを中心にチームを組み、アンブローズの元恋人であるナイア・ホールを彼の元に潜入させ、奪い返そうとする。
主演の紹介
トム・クルーズ(イーサン)

青春映画の端役を演じた後、『卒業白書』の瑞々しい演技で注目され、若手スター候補生(ブラット・パック)のひとりに数えられる。1986年『トップガン』の世界的大ヒットでトップスターの仲間入りを果たした。以降、次々ヒット作に出演し、アクション大作からヒューマンドラマ、社会派作品から作家性の強いアート系作品と、出演作は幅広い。
(wikipedeiaから引用)
トム・クルーズが演じたイーサンはとてもとてもそれはもうかっこよかったですね!(*´Д`)
ダグレイ・スコット(ショーン)

イギリス・スコットランド出身の俳優。
英国赤十字社とNPO法人ウォーター・エイド社の公式サポーターである。
本作では超えげつない悪役として出る。
何度も「金よこせ!」っていう態度がいっそ清々しかった。
個人的にはなぜそこまで金にこだわるのかその背景を知りたかった。
タンディ・ニュートン(ナイア)

1995年にジェームズ・アイヴォリー監督の『ジェファソン・イン・パリ』で後の大統領トマス・ジェファソンの子供を身籠った女奴隷サリー・ヘミングスを演じて注目される。以来、ジョナサン・デミ、ベルナルド・ベルトルッチらが主演に起用。以前に共演したニコール・キッドマンの推薦で『ミッション:インポッシブル2』のヒロイン役に抜擢された。
本作では気高くセクシーなスパイ女性として出てくる。
このナイア、個人的に超好みでして!セクシーなところもそうですが、何よりも。
すごくかっこいいんですよね!命がけでイーサンを助けようとするところに!
イーサンを最後まで信じて待っていて……!芯が強い女はかっこいいものですね!
こちらの方もこっそり登場されてました!
ファンはうれしいサプライズ出来事でしたね!
アンソニー・ホプキンス(スワンベック)

『羊たちの沈黙』で演じたハンニバル・レクター博士役の名演技が高く評価され、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞した。その後も続編である『ハンニバル』、『レッド・ドラゴン』で同じレクター役を演じている。
ハンニバル・レクターのイメージに反し、アンソニー本人はベジタリアンである。また、アルコールも飲まない(アルコール依存症のため、断酒した)。
『8月の誘惑』では監督業にも進出した。
本作では、任務指令を伝える人物として、ノークレジットで参加している。
監督の紹介

出身地である香港で、ノワール系の(ノワール系とは、虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画と言われる)アクション映画で脚光を浴びました。他にも、「ブレードランナー」(監督:リドリー・スコット)や「さらば、ベルリン」(監督:スティーブン・ソダーバーグ)などあります。
暴力的かつ華麗なる独特の映像美から「バイオレンスの詩人」とも呼ばれています。
1986年に『男たちの挽歌』で香港電影金像奨最優秀作品賞と金馬奨最優秀監督賞。
かつて「映画の黄金時代」と言われた時期に日本で量産された娯楽映画を彷彿とさせる内容、激しいガンアクションや火薬を大量に用いた爆発シーンは話題を呼び大ヒットしました!
記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?
1990年に『狼 男たちの挽歌・最終章』で香港電影金像奨最優秀監督賞を受賞し、1992年の『ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌』でハリウッドに認められたのをきっかけに翌年1993年に『ハード・ターゲット』で監督をつとめました。それ以来、主にアメリカを活動の拠点としました。
黒のロングコートを着てサングラスをかけた男が2丁拳銃を撃ちまくる!というジョン・ウーが確立したアクションスタイルは、瞬く間に世界中を風靡します。
『マトリックス』などは『攻殻機動隊』の派生作品として取り上げられる機会が多いのですが、実は元は、『男たちの挽歌』を始めとした香港映画の影響も強く受けているのです。
愛する女を身体張って救うシーンには身悶えしましたね!
こちらの、イーサンを救うためにキメラに感染された美しいナイアを救いにいろいろ頑張る(というかほんとに命がけで)イーサンはめきめきとかっこよくなっていく!!!のが見どころでした。
死闘の末になんとかナイアの元に駆け付けるシーンははらはらさせられましたね…!
なおこのシーンで「バイクに乗りたい!」という男の人が多数いたもようです。
血塗れになっても最愛のナイアを助けるべく、リミット20時間最後の最後まで諦めずに死闘を繰り返していたイーサンは惚れるしかないでしょう……!
映画のエピソード
スタントなしのアクション
手に汗握るロッククライミングは実はご本人(トム・クルーズ)が体張ってよじのぼったという。
(;゚Д゚)
スローモーションに対するこだわり
ジョン・ウー監督は、アクションシーンを撮影する場合、常に9~10台のカメラを用意し、あらゆる角度からあらゆるスピードで撮影しておいて、編集のタイミングを見て繋ぎ合わせるそうです。しかも、演じる役者によってスローモーションの速度を変えているんだとのこと。
ちなみに、ジョン・ウー監督の中ではスローのコマ数まで決まっているらしく、
「トム・クルーズは120コマだ。アクションがとても美しいから」
とのこと。
白いハト

敬虔なクリスチャンのジョン・ウーにとって、白いハトは”愛と平和の象徴”であり、欠かすことのできない存在であるため、彼の映画には必ず白いハトが出て来るだとのこと。
ちなみに、ハトが大好きなジョン・ウー監督は、炎の中を飛んでくるシーンを撮影する際、「ハトを危険な目に合わせたくない!」と言い出しため、なんとCG製のハトに差し替えられたそうです。
そこまでハトを出したい情熱は……。(゚Д゚;)
感想
イーサンとナイアの出逢いシーンはかっこよかったですね…!
初めのイーサンと女スパイのナイアの出逢いにはセクシーさがあふれてとても大変、眼福でした。
ナイア以外の美女がフラメンコを踊っているのに、それに目もくれず見つめ合う二人はロマンティックでしたね。
それから、女性が男性の上に覆いかぶさるというシチュエーションには恥ずかしくなるほどでした。セックスシーンが全くなく、絶妙な男女の駆け引き。だが。だからこそ、そこがいい!
正直、筆者はアクションシーンは得意ではなく眠たくなるという一種の特質があるのですが、この映画も例外でなく、うとうとと舟をこいでました。
しかし、ナイアが敵の手に捕らわれ、イーサンがめきめきと使命心に溢れ、途端にカッコよくなるトム・クルーズには開眼しました。( ✧Д✧) カッ!!
愛する女を命がけで助けるイーサンを演じたトム・クルーズは最高でした…!!!
いやほんとに「え、全然違くね……?」てくらいに愛する女性のためには火の中、水の中、草の中だろうとも、突撃快進撃を見せる姿にはもうほんと「鼻血が出てしまうわ!」ってくらいにぼうっとしました。
ラストの砂に落ちてる拳銃を蹴り上げてそのままキャッチして撃つところは「くっ、卑怯!」(※別に卑怯ではない)っていうくらいにかっこよかったです。
守りたい人がいるからこそ、人はああもこうも強くなれるのかもしれませんね。
因みにこの作品、本作を含めて5つのシリーズがありますのでトム・クルーズの真骨頂に触れたい方は是非!(*´▽`*)