とにかく!どこでもいるような“可愛くて素朴な”女の子の瑞々しい心情が細やかに描かれていて切真純が芸能界に入ったことで、周りの反応の急激な変化に、戸惑う様子に切なくなる。
もし自分だったら(ありえないけど)、きっと同じような心境になるだろうな、と。
そして俺様な年上男性との距離感が微妙につかずはなれずの関係なのが最近のイチャラブ恋愛漫画が多い昨今、これはこれで美味しい気がいたしました。はい。
歌は下手だし、本人にもプロとしての自覚もない。そんな真純が、芸能界の荒波に揉まれながら、周りの人に踊らされるだけの人形ではなく、自分の意志で歌いはじめるようと小さな決意をするまでの物語が泣かせます。"(/へ\*)"))
他のファン感想
最後に…
ピンクレディーや松田聖子などといった“歌いやすさ”をメインに置いたアイドル歌手が台頭を現すころの風潮が、「普通の女の子」から「人気アイドル」へ!という設定からうかがえます。
設定が一歩先いっているな、と思うのはこの頃(1980年代)のアイドルといえば、山口百恵など貧しさや家にお金を入れるために止む得なく……といった事情が多かったんではないでしょうか。
そんな中で、貧しいわけでもなく裕福というわけでなく、ごくごく普通の女の子が、芸能界といった設定は面白いですね。
今でも読んでもとても共感が出来て面白い作品だと思います!!!
