ダイターン・ザンバーを構えるダイターン3
ダイターン・ザンバーを手にしたからには「あの名シーン」も再現せねばなるまい。
日輪の輝きを背に受けて……
基本、ソフビ製なので、武器の持ち替えも関節ポロリも、ドライヤーが必須になってくるのだが、総じて言えることは、散々文句は書いたが、完成してみれば、いやよいアクションフィギュアじゃないですかと、思わずにやにやしたくなる。
これが、変形システムを備えてるフィギュアだと、どうしても扱いがデリケートになってしまうものだが。完成後の耐久性は、場合によっては超合金魂版よりも扱いやすいのではないだろうか。
ポージングの柔軟性と自由度的には、かなりレベルの高いダイターン3フィギュアとなる
ただやはり、上から目線ではないが、初心者さんや素人さんには、このキットを無条件でお勧めはできない。
ガレージキットゆえの詰めの甘さと馴れ合い感や、ソフビキットならではの特徴をこれまでのガレキ経験で体得していれば許せもしようが、組立説明書の良くも悪くもの雑っぽさといい、逆に「どうして顧客をないがしろにするのか」を何度も考えさせられてしまう「18年前のキット」であった。
アオシマと浪曼堂。それぞれのダイターン3
2018年の今でこそ、変形、プロポーション、可動、ギミック、全てにおいて超合金魂版がオールインワンのように片付けられているのはダイターン3に限った話ではないが、今回紹介したアオシマ版も浪曼堂版も、それぞれに弱点もあるが、またそれぞれに、超合金魂版にはない長所と魅力を蓄えている名作でもある。
アニメもフィギュアもプラモデルも「昔は良かった」だけでも「最新が最強」だけでもない、それぞれの時代のそれぞれのメーカーの拘りを、個々に感じてみてもよいのではないだろうか?
(取材協力 青島文化教材社)
市川大河公式サイト