元ジャックスの木田高介による幻のレコードがついにCD化!!
元ジャックスのメンバーで、作曲家・編曲家・プロデューサーとしても日本のフォーク/ロック創生期に重要な役割を果たした木田高介唯一のソロ名義アルバム『DOG'S MAP & CAT'S MAP』が、ソニーミュージックの通販サイト「オーダーメイドファクトリー」からCD再発されることが決定しました。今回が初のCD化となります。

木田高介とは?
木田高介(きだ・たかすけ:1949-1980)とは、1960年代から70年代にかけて「ジャックス」「高石ともやとザ・ナターシャー・セブン」などのメンバーとして活躍したミュージシャン。日本初のアシッド・フォーク・アルバムとも評される『溶け出したガラス箱』(西岡たかし・木田高介・斉藤哲夫)にも参加しています。

幻のソロアルバム『DOG'S MAP & CAT'S MAP』とは?
ON・アソシエイツの大森昭男がディレクターを務めたこのアルバムは、全曲LA録音で現地ミュージシャンの演奏によるメロウなフュージョン・サウンドが展開されており、木田のアレンジャーとしての才能が光る作風となっています。木田は本アルバム発表直後の1980年5月に交通事故で急逝したため、本作が最初で最後のソロ名義アルバムとなりました。

オリジナルLPは現在超入手困難で幻のアルバムとなっており、今回の復刻は木田の多様な活動のミッシング・リンクを埋めるものと言えるでしょう。

商品概要
タイトル:木田高介/DOG'S MAP & CAT'S MAP
CD品番:DQCL 726
価格:¥3,000+税
初CD化/高品質Blu-spec CD2仕様
発売日:2018年夏発売予定
オリジナル発売日:1980年4月21日
収録楽曲
1. Here's Another Morning
作詞:Marco Bruno/作曲・編曲:木田高介
2. Ice Cream On The Road
作曲・編曲:木田高介
3. Kiss Kalaburi
作曲・編曲:木田高介
4. City Born Woman
作詞:Marco Bruno/作曲・編曲:木田高介
5. Dog's Map And Cat's Map
作曲・編曲:木田高介
6. Is That All There Is To Life
作詞:Marco Bruno/作曲・編曲:木田高介
7. Hippu To Hippu To Hippu To
作曲・編曲:木田高介
8. Teleportation In The Bright Noon
作曲・編曲:木田高介
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木田高介が所属していた「ジャックス」とは?
1960年代後半に活動したサイケデリック・ロックバンド「ジャックス」。グループサウンズの括りに入ることもありますが、前衛的な歌詞や、ボーカル・早川義夫の情念的な歌唱、木田高介のジャズを指向した音作りにより当時のアングラフォーク的な雰囲気を醸し出しており、他のGSとは一線を画した存在です。

ジャックスが活動していた当時はタイガース、テンプターズといったアイドル的な人気を博したGSの全盛期であり、アングラ感溢れるジャックスが一般的な支持を受けることはありませんでした。
実際に楽曲を聴いてみましょう!
GSブーム末期の1969年に、ジャックスは人知れず解散することになりました。しかし解散後の1970年代後半、東京ロッカーズを中心とした第一次インディーズブームの際に、多くのバンドが影響を受けたバンドとして、ジャックスの名を挙げたことから彼らの再評価が始まります。ザ・スターリンのリーダーである遠藤ミチロウは強く影響を受けたことを何度も語っており、ジャックスの代表曲の1つであった「マリアンヌ」をパンク風にアレンジしてカバー。かくして、ジャックスは日本のロックの先駆者として高い評価を受けるようになったのです。
オリジナル版の「マリアンヌ」
遠藤ミチロウがカバーする「マリアンヌ」
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