ドタバタ喜劇的要素を伴った恋愛漫画『おくさまは18歳』(原作1969 - 70年連載)は典型的な「ラブコメ」のスタイルを生み出した作品

ドタバタ喜劇的要素を伴った恋愛漫画『おくさまは18歳』(原作1969 - 70年連載)
隠れラブコメ:不良ものから徐々にさわやか路線に変わっていった「750ライダー」とギャグものの体裁を保ちながら恋愛を主題にした「月とスッポン」

不良もの路線で始まった「750ライダー」

「750ライダー」の連載当初では、主人公はアウトローで暴走族とも争っていたが・・・。

「750ライダー」は、さわやかな青春グラフィティ路線に変更された。隠れラブコメ。

「750ライダー」の後半は、さわやか「ラブコメ」路線になっていた。隠れラブコメ。

ギャグものの体裁を保ちながら恋愛を主題にした「月とスッポン」

幼なじみ以上、恋人未満の微妙な関係にある新一と世界のカップルの恋愛を軸に、中学から高校時代の学校生活、家族関係、恋愛を描いた作品である。
うる星やつら(SFとラブコメの融合) 1978年39号 - 1987年8号

うる星やつら(SFとラブコメの融合) 1978年39号 - 1987年8号

恋多き男・あたると宇宙から来た押しかけ女房・ラムの果てしなき鬼ごっこが始まる。

「うる星やつら」最終話
「翔んだカップル」(1978年~)少年マガジン

「翔んだカップル」(1978年~)少年マガジン

主人公・田代勇介(たしろゆうすけ)は、共学の私立高校・北条高校に入学し、上京してきた。外国に行っているおじ夫婦宅の一軒家に独りで住むことになり、不動産屋に男性の同居人探しを依頼した。ところが、不動産屋の手違いから、可愛く無邪気ながらも気の強い少女・山葉圭(やまばけい)と同じ屋根の下で共同生活を送る羽目になる。
「みゆき」(1980年~)少年ビッグコミック 主人公の若松真人とヒロインである2人の「みゆき」の三角関係を描いた、青春ラブコメディ。

「みゆき」(1980年~)少年ビッグコミック

鹿島 みゆきは単身北海道に傷心旅行に出た。その旅先で同じ境遇の沢田と運命的に出会い、双方の笑顔が二人の将来を暗示させている。

若松みゆきは真人の気持ちを受け入れ、数カ月後、父親のいるフィリピンにて3人で挙式、長年秘めていた愛を成就させる。

映画「みゆき」
『めぞん一刻』 1980年11月号(創刊号) - 1987年19号 1980年代の恋愛漫画の金字塔として名高い作品

『めぞん一刻』 1980年11月号(創刊号) - 1987年19号 1980年代の恋愛漫画の金字塔として名高い作品

音無響子がやってきた。キャラクターのモデルは女優の夏目雅子。

eBookJapanがマンガ好きの男女に聞いた「クリスマスにデートしたいマンガキャラ」ランキング 女性部門は田之倉悠斗、男性部門は音無 響子が1位に!

永遠のマドンナ「音無響子」 最強の未亡人キャラ。

五代の帰宅時間だけは曜日ごとに把握して庭先で出迎えるなど、明らかに五代に好意を持っていた音無響子さん

音無響子「ずっと前から五代さんのこと好きだったの。」

お願い、一日でいいから私より、長生きして… もう一人じゃ、生きていけそうにないから…

初めて会った日から響子さんの中に、あなたがいて・・・そんな響子さんをおれは好きになった。だから・・・あなたもひっくるめて、響子さんをもらいます。

音無響子「ここはね・・・パパとママが初めて会った場所なの。」
『さすがの猿飛』1980年から1984年まで『増刊少年サンデー』(小学館刊)にて連載された。

さすがの猿飛(1) (少年サンデーコミックス)

霧賀魔子「肉丸くーんたすけてー!」

女生徒のスカートめくりには「神風の術」

ドタバタ忍者ラブコメの金字塔『さすがの猿飛』の続編『さすがの猿飛G』世紀を超えて、肉丸&魔子ちゃんのコンビが復活!
「ときめきのジン」(1980年~)少年キング

「ときめきのジン」(1980年~)少年キング

ジンと聖子は、無事、互いの気持ちを伝え合うことが出来るのか・・・

聖子はジンを海のように深く広くやさしく愛し、ジンもまた聖子のことを心の底から深く愛していた…。
「タッチ」(1981年~)少年サンデー ラブコメディにスポーツを絡めた青春モノ

「タッチ」(1981年~)少年サンデー ラブコメディにスポーツを絡めた青春モノ

上杉達也、上杉和也は双生児。スポーツにも勉強にも真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。

「甲子園に連れて行って」という南の夢を叶えるため1年生でありながら野球部のエースとして活躍する和也だったが、地区予選決勝に向かう途中に交通事故死。

「上杉達也は朝倉南を愛しています。世界中のだれよりも」
「胸さわぎの放課後」(1981年~)少年マガジン

「胸さわぎの放課後」(1981年~)少年マガジン

バストが小さいこと(ボインの反対、ナイン!!)がお悩みの高校1年生・沢田知佳(ちか)
「The♥かぼちゃワイン」(1981年~)少年マガジン

「The♥かぼちゃワイン」(1981年~)少年マガジン

チビで女嫌いの硬派を自称する青葉春助と、彼に一目ぼれした「エル」こと朝丘夏美のSLコンビが繰り広げるドタバタラブコメディ。

テレビアニメ「The♥かぼちゃワイン」
1982年7月5日新聞テレビ欄/THEかぼちゃワイン : 懐かしい? 昭和の広告 vintage Japanese ads
「さよなら三角」(1981年~)少年サンデー

「さよなら三角」(1981年~)少年サンデー
「キックオフ」(1982年~)少年ジャンプ

「キックオフ」(1982年~)少年ジャンプ

毎回のように主人公の「永井太陽」とヒロインの「川村由美」が「由美ちゃん」「永井くん」と心の中でお互いの名を呼びながら(実際には沈黙のまま)見つめ合う

「由美ちゃん」「永井くん」
「きまぐれオレンジロード」(1984年~)少年ジャンプ

「きまぐれオレンジロード」(1984年~)少年ジャンプ

不良少女・鮎川まどか

まどかの後輩・檜山ひかる


Like(ライク) ただし… 限りなく…… Love(ラブ)に近い…ね
『YAWARA!』1986年 - 1993年 柔道とラブコメの融合

YAWARA!

主人公・猪熊柔が、「普通」の女の子になりたいという願いと、自身の柔道の才能との間で葛藤しつつも、徐々にその力を発揮・自覚し、日本国内を始め世界のスポーツの祭典アトランタオリンピックまで雄飛してゆく姿を描く柔道恋愛漫画作品である。

女子柔道の強者は、この作品以降は「やわらちゃん」と呼ばれるようになった。


猪熊柔と日刊エブリースポーツ記者の松田耕作の恋もすれ違いに次ぐすれ違い・・・最後には二人の気持ちが重なり合う
『らんま1/2』 1987年36号 - 1996年12号 (格闘とラブコメの融合)

『らんま1/2』

水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬。お湯をかぶると元の姿に戻るという変身体質。

天道あかね

乱馬とあかねは相思相愛