「ネイティブ・サン」日本のフュージョンバンド

「ネイティブ・サン」日本のフュージョンバンド

1970年代から80年代の日本のフュージョンブームに活躍したバンド「ネイティブ・サン」。懐かしいマクセルカセットのCMや与論島ライブ動画。「ネイティブ・サン」のメンバーやバンド名の意味。そして、フュージョンバンドゆえの迷走、解散にいたるまで。


日本のフュージョンバンド「ネイティブ・サン」

「ネイティブ・サン」は、1978年に本田竹広が結成した日本のフュージョンバンド。
峰厚介、村上寛、川端民生、大出元信などのミュージシャンが参加。

クロスオーバーとフュージョン

日本ではフュージョンやクロスオーバーといっしょに使われる、クロスオーバーとフュージョンの違い。

1972年頃にクロスオーバーと言われる音楽が登場した。70年代半ばより、クロスオーバーは進化し、フュージョンと呼ぶようになった。

クロスオーバーとは、ジャズとポップスやロックなどのリズムを融合させた音楽のジャンル。

トランペットのハーブ・アルパート、エリック・クラプトンがいた「クリーム」などのバンドもクロスオーバーを取り入れている。

日本では、70年代始め頃から、ジャズ系サックスプレーヤーの渡辺貞夫が活躍していた。
1975年頃になるとクロスオーバーと呼ばれる日本のバンドが生まれた。

クロスオーバー

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クロスオーバーといえば、80年代にNHK-FM放送されていたの深夜番組「クロスオーバーイレブン」を思い出す。当時はこの番組内で流れる曲がクロスオーバーの曲と信じていた。

フュージョンは、ジャズを基調にロックやラテン音楽が融合した、ジャズ寄りのスタイル。

ケニー・Gが有名。
日本では、渡辺香津美、日野皓正、高中正義など。

フュージョン

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「ネイティブ・サン」の メンバー

「ネイティブ・サン」の結成前に本田竹広や峰厚介は、東京の高円寺にあったライブハウス「JIROKICHI」に出演していた。

ギターの大出元信、ベースの川端民夫が加わり即席セッションが行われたこともあった。

本田竹広-keyboard

本田竹広(ほんだ たけひろ)本名:本田昂(たかし)
1945年8月21日 - 2006年1月12日、急性心不全のため死去。
岩手県宮古市出身。

国立音楽大学出身のピアニストで、在米軍基地での演奏経験がある。バンド結成前の1978年に本田竹広『I’ts Great Outside』を発表している。

1973年~1978年までの渡辺貞夫バンドのピアニストをつとめる、クラシックからジャズに転向、ネイティブ・サンを結成した。

息子はジャズ・ドラマーの本田珠也。

本田竹広は、1993年に脳内出血、1995年に腎性肺気腫。
1997年には再び脳内出血を患い闘病を続けていた。

峰厚介-sax

峰厚介(みね こうすけ)
1944年2月6日 - 東京都出身のサックス奏者
1963年に演奏活動を始める。1969年、菊地雅章バンドへの参加。1970年には『峰厚介ファースト/モーニング・タイド』を発表した。

バンド解散後はニューヨークに渡る。
1971年にジョー・ヘンダーソン、1976年にギル・エヴァンスとライブ録音で共演する。
1976年に峰厚介『Sunshower』をリリース。

その後、渡米。1978年に帰国して、本田竹広とネイティブ・サンを結成。

「ネイティブ・サン」のサックス奏者
藤原幹典

kosuke mine

川端民生-BASS

川端民生(かわばた たみお)
1947年7月10日 - 2000年7月26日、膵臓ガンにより死去。
愛称:バタさん
北海道紋別郡遠軽町出身

「ネイティブ・サン」ベーシスト(川端民生脱退後)
ロミー 木下
グレッグ・リー
米木康志

村上寛-DRUM

村上寛(むらかみ ひろし)
1948年3月14日 -
東京都出身

1967年に本田竹広トリオで演奏を始める。
菊地雅章、渡辺貞夫のバンドを経て、1978年から、「ネイティブ・サン」を結成。

1989年に「Four Sound」を結成。
ドラマーとして活動している。

「ネイティブ・サン」のドラマーは他に
ルイス・ディ・アンドレード
セシル・モンロー
本田珠也(本田竹広の息子)

村上 寛のプロフィール|Ameba (アメーバ)

大出 元信-el-b

大出元信
1954年?-2008年7月11日に54歳で死去

大出元信は、古澤良治郎バンドに参加していたギタリスト。

ネイティブ・サン結成した時に加入、解散までバンドの演奏に携わっている。

「ネイティブ・サン」ののメンバーはジャズからのミュージシャンたちだ。
ロックバンド出身のミュージシャンがいない。

「ネイティブ・サン」の軌跡と ディスコグラフィー

本田竹広が命名したバンド名の意味
「ネイティブ・サン」は、黒人作家リチャード・ライト1940年に出版した『Native Son』(邦題:『アメリカの息子』)から由来している。この小説は1986年にマッド・ディロン主演で映画化されている、

デビュー・アルバム『NATIVE SON』のあとに発売したアルバム『SAVANNA HOT-LINE』。

3枚目はニューヨークのライブハウス「ボトムライン」で録音されたライブアルバム『COAST TO COAST』をリリース。

この頃に「ネイティブ・サン」のメンバーが少しかわり、1980年よりトロンボーンの福村博が加わった。

1981年に『SQUARE GAME』というアルバムが発表された。

バンド名は「ネイティブ・サン」ではなく「The Quartet (ザ・カルテット)」参加ミュージシャンは「ネイティブ・サン」の峰厚介、本田広、村上寛の3人と鈴木良雄。

番外「The Quartet (ザ・カルテット)」

Square Game(Reissue) by Quartet: Amazon.co.uk: Music

1983年4枚目のアルバム『SHINING』は、ラテンミュージックにレゲエのリズムを取り入れた作品を発表。同時にネイティブサンは、マネージメントカンパニーを設立した。

1983年ポリドール移籍第1弾。
バハマ収録が行われた5枚目のLPアルバム『RESORT』は、「ネイティブ・サン」がレゲエに挑戦したアルバムだった。しかし、売り上げは伸び悩み、結果的には失敗に終わった。

1984年6枚目アルバム『GUMBO』はフュージョンバンドであるネイティブ・サンが原点のジャズに回帰し取り組んだ作品集。

1983年7月にスイスで開催された、モントルー・ジャズ・フェスティバルのライブ盤アルバム『CARNIVAL~Live at Montreux』を発売。

かつてのフュージョンバンド「ネイティブ・サン」の輝きは失われつつあった。

峰厚介の脱

1985年7枚目アルバム『DAY BREAK』は米木康志と本田竹広の息子、珠也をリズム・セクショに迎えポップなアルバムに仕上がっている。

そしてこのアルバムが峰厚介最後の「ネイティブ・サン」参加となった。

また峰厚介の後には、サックスに藤原幹典を迎え「ネイティブ・サン」を再結成、ポップ路線に向かっていく。

1986年8枚目アルバム『VEER』は、サックス奏者の藤原幹典を迎えた。

ネイティブ・サンらしいポップ作品が出来上がった。

フュージョンバンド「ネイティブ・サン」終焉を迎えつつあった。

ネイティブ・サンの解散

1987年9枚目伸して最後のアルバム『Aguncha』AKEHIRO HONDA/ネイティブ・サン

ネイティブ・サンは別に本田竹広とクレジットされている。

この時フュージョン・ブームも終わりに差し掛かっていた。

9年間活動したフュージョンバンド「ネイティブ・サン」は、解散した。

1970年代後半から1980年代初めまで、当時日本の音楽シーンでブレイクしたフュージョン。
そのフュージョン・ブームの中で、ネイティブ・サンは、マクセルカセットテープのCMとのタイアップなど華々しい売り込みの結果、成功をおさめた。

しかし、その後バンドのコンセプトはフュージョンゆえに迷走していった。

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