ここでも、カットによって主翼や垂直尾翼の壊れ具合が異なるのだが、むしろ大事なことは、キャノピーが壊れて、コクピット内部が丸見えになっていること。
最初は、以前紹介したU.C. HARD GRAPHシリーズの1/35 コア・ファイターを、もう一つ買って、それを徹底的にダメージモデルにするかとも悩んだが、経済的にも(笑)手間暇や制作期間的にも無理だということが判明。
ここは安易に、HGUC 021版ガンダム付属か、旧キット1/144 コア・ブースター付属のコア・ファイターを適度にクラッシュさせるかと妥協しようとしていたところ、手元に1/144 旧キットGアーマーの、コア・ファイターが残っていたことを思い出す。
そうなのだ。Gアーマー版コア・ファイターは、多少ノーズが長すぎることを除けば、むしろ1/72スケールに等しく、であれば適当な1/72スケールの戦闘機プラモデルを購入して、コクピット部分だけコア・ファイターの中に詰め込んでしまえばいいのだ。
ハセガワ 1/72 タイガーシャーク
そこで、「ハセガワ 1/72 タイガーシャーク」を用意。この戦闘機はコクピットが小型で単座でちょうど良い。このキットのコクピット部分だけを、キャノピー部分(このキットのもう一つの弱点だった「直線的すぎるキャノピー」でもあった)を、切り飛ばしたコア・ファイターのコクピット部に移植する。
その上で、ついでに長すぎるノーズも1/3ほどカットし、断面にコトブキヤの角バーニアを貼ったら、サイズがちょうどぴったりで、ほどよいノーズの長さと、精密なコクピットを備えるコア・ファイターが出来上がった。
後は、3枚の翼を適度に切断し、切断面をハンダゴテで「溶けた感」を出すためにならす。
その上で、3枚の翼の断面近くは艶消し黒で焼け焦げた感を塗装で出して、後は全体に墨入れを派手めに施して、感動のラストメカの完成である。
完成したダメージ・コア・ファイター。感動のラストシーンをイメージしてモデリング
コクピットには、1/72スケールの戦闘機のシートと計器類がピッタリマッチした
汚しすぎぐらいが、ちょうどいい感じに仕上がっている
以上、今回は2回に渡って、クラッシュモデル、ダメージモデルの作例記事をお送りしたのだが、こうしたカスタムをしてみたい人は、ぜひルーターを購入することをお勧めする。
プロクソンのミニルーターは、Amazonでも1万円ほどして、ちょっとしたレベルの高いエアブラシには匹敵するお値段ではあるのだが。
ぶっちゃけ、大河さんは模型作りに、エアブラシを買わないで、こちらを選んだ人だから。
今回紹介したクラッシュモデル、ダメージモデル達の、再現画像での活躍は、ぜひ『ガンダムを読む!』本編でご確認いただきたい。
市川大河公式サイト