「誰がために」歌い続ける!伝説のアニソンシンガー成田賢が、55年の歌手人生とこれからを語ります!!

「誰がために」歌い続ける!伝説のアニソンシンガー成田賢が、55年の歌手人生とこれからを語ります!!

1967年にグループサウンズでデビュー。シンガーソングライターの顔にアニメソングシンガーの顔、また数多くのCMソングシンガーでもある伝説の歌手、成田賢。今でも現役で歌うその姿は、全国で数多くのファンを魅了している。そんな伝説のシンガー成田賢に、歌手を志した青春時代からデビュー50年を超えてこれからについて大いに語って頂きました。


2018年11月13日(火)に歌手の成田賢さんが13日に亡くなったことが公式ツイッターで発表されました。肺炎だったとのことです。成田さんはアニメ「サイボーグ009」の主題歌などで知られ、ミドルエッジでもインタビュー取材をさせて頂きました。

成田さんの公式ツイッターによると、この日午前7時過ぎに「肺炎の為亡くなりました」とツイートがありました。

「生前、故人の作品を愛して下さった方々、ライブに脚をお運び頂いた方々に深い感謝の意を故人に代わって申し上げます。また、葬儀などは身内で行う予定ですので、今は故人の残した作品や動画で故人を偲んでいただければ幸いです。」との事です。

インタビュー取材を受けて頂きましたその際の柔和な笑顔がとても印象的で非常に和やかな取材となったことを覚えております。

ここにご冥福をお祈り申し上げます。と共に在りし日のインタビュー記事を再掲します。

「誰がために」歌い続ける!伝説のアニソンシンガー「成田賢」!

16歳で故郷札幌を離れ、単身大阪へ。
大阪では何故か吉本新喜劇で歌ったり、芝居をしたり。

大阪ではデビューさせてもらえずに東京へ。
東京でデビュー後、もらった仕事は地方回りの営業だった。
3か月の地方営業から帰ってみれば、アパートは解約され家は無し。

故郷札幌に戻ったものの、それでも夢を諦めることが出来ずに再デビューへ。
再び東京でグループサウンズ「ザ・ビーバーズ」としてデビュー。

人気だったバンドだが、わずか1年半で解散することに…。

その後しばらくは鳴かず飛ばずのシンガーソングライターだったものの、CMソングで成功をおさめてアニメ主題歌も一躍大ブレイク!

その後、突然の引退と26年ぶりのカムバック!!

まさに波乱万丈という言葉がふさわしい伝説の歌手「成田賢」さんに、ご自身の歌手人生について語っていただきました!

「誰がために」(サイボーグ009)でお馴染み!歌手・成田賢さん

御年72歳、デビューからは早50年!
2月16日、17日には「大人の熱血ライブ『成田賢にい☆』2day’s in名古屋」を敢行予定の成田賢さん。このスタイリッシュな出で立ち、流石です!

バリバリ現役の成田賢さん

**――歌手になられて実に55年ですが、デビューに至るまでの若かりし頃をお聞かせいただけますか?**

高校生の頃、友達とバンドを組んでいました。その時はドラムをやっていたんだけど、ギターの担当がドラムをやりたいって言い出しまして「お前は歌え!」って話になってボーカルを始めたんですよ。

16歳の時、札幌にマルゼンというジャズ喫茶があって、そこでアマチュアのコンテストがあったんです。1位になったら上京して「第一プロ」に所属出来るというコンテストだったんですが、1位が出なくて2位が2人、僕と女の人が2位になったんです。

このコンテストでジャズ喫茶のマスターに気に入られたので、ジャズ喫茶で歌い始めて。東京や大阪から来るバンドに合わせて飛び入りで歌ってたんですよ。

※画像はイメージです

JAZZ喫茶

ジャズ喫茶で歌っているうちに、大阪から来ていたバンドに大阪でのバンド結成を誘われたんですね。僕は当時ちょっと家庭の不和があったので、半分は家出みたいな形で大阪に向かいました。「やさぐれ」ですね(笑

でも結局、大阪に着いたら「ボーヤ!」となって、坊や扱いだったんですけどね。
大阪のバンドで吉本新喜劇で歌ったことがあって、その時にボーカルだけちょっと貸してくれってことになって、吉本新喜劇で歌ったり芝居したりを1年半くらいやりました。

**――16歳で突然の単身大阪行きですが、学校や住む場所はどうされてたんですか?**

札幌の高校は中途退学になりますね。学校の先生に相談したら「そうだね、君は歌う方が向いてるよ。」とあっさり。大らかな時代だったもんです。

大阪に着いた当初はさすがにバンド仲間のところに居候してました。その後は色々あって、岸和田の近くにある天下茶屋ってところにアパート借りたんですね。

それで吉本新喜劇で歌ったり踊ったりお芝居したりの生活だったんですけど、札幌のジャズ喫茶のマスターが大阪まで来て、東京でやってみないかということで一転、今度は東京に行くことになったんです。

ところが東京に行ったはずなのに、地方回りの営業ばかりで八戸1か月、函館1か月、札幌1か月みたいな。3か月ぶりに東京に戻ったら借りてたアパートも家賃滞納で追い出されていて(笑

そんなこんなで結局札幌に戻ったんです、諦めようと思って。
20歳の誕生日に「このままやってても仕方ないし、何とかしたいな。」と思いながら札幌で1人飲んでたのを覚えてますね。

**――1967年にはグループ・サウンズ「ザ・ビーバーズ」としてデビューされていますが、そこに行きつくまで相当なご苦労があったんですね。**

本格的にデビューするきっかけとなったのは、札幌にスリーファンキーズというグループがライブに来て、そのバックバンドを務めたオールスターズワゴンだったかな、そのバンドの人がもう1回東京に出てこないかと誘ってくれたんだよね。

けど1回騙されてるんで今度は慎重になって、1人じゃなくてギターの石間秀機※と一緒だったら上京してもいいよと話したんですよね。

そのバンドが東京に戻った後も何度も電話で誘ってくれたので、これは本当に大丈夫だということで2人で東京に行きました。

他の仲間には黙って行くことになったんで札幌駅で見つかったら気まずいので、朝一番で千歳空港まで行ったんですよね。そしたらまだ空港が開いてなくて、寒い中2人で空港の周りを歩いていたのを覚えてますよ。

※石間秀機さん
ザ・ビーバーズのギター。のち内田裕也とザ・フラワーズ、フラワー・トラベリン・ バンド、トランザムなどに参加。現在もギタリストとして活躍中。

はじめはジ・アウトローズで1年半やって、ギターの石間秀機のサウンドが面白いとキングレコードから評価されて、ザ・ビーバーズとしてレコードが出ることになったんですよね。
ジ・アウトローズが所属していたのは共同プロっていう第一プロの傘下だったので、結局は第一プロに入ることになったんですよね、随分と回り道しちゃいましたが。

でも1年半はあっという間でしたし1年半でレーコディングにこぎ着けたのはラッキーでした。当時のグループサウンズは最終的には400グループほどあったそうで僕たちは遅かった方ですね。ビートルズが出たちょっと後くらいでしたから。

ビバ!ビーバーズ! (ザ・ビーバーズ )

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ザ・ビーバーズの頃はとにかくスケジュールが多忙でした。
昼間は銀座アシベで夜は横浜プリンス、昼夜電車で乗り継いで行ってそのまま演奏するような生活が1年半続いていましたから。楽屋でちょっと仮眠しただけで遊びに行ったりとか、生活はひどかったですね。

ただザ・ビーバーズでデビューして1年半くらい経った頃からグループサウンズ全体に解散の流れがやってくるんですよ。

僕としては解散したくなかったので「もう少し頑張ろう、まだグループでやれるよ!」と言ってたのですが、世間の解散風を受けて「解散してもいいよ。」と切り出したら雪崩を打ったようにグループが解散に向かってしまって、そんなこんなで1年半での解散になりましたね。

**――ザ・ビーバーズが解散した後は、どのような流れでアニメ主題歌を歌うようになったのでしょうか。**

ザ・ビーバーズが解散した後は、エモーションという名前のバンドを組んでました。
このバンドはコンセプトが滅茶苦茶なバンドでハードロックからセルジオ・メンデスとかやってたんですけど、エモーションを組んでいた時に過労で肺結核を患いまして入院することになるんです。

思えばこの頃もザ・ビーバーズの時くらいハードスケジュールでしたね。1日5ステージとかで夜中の3時まで連日でしたからね。

それで体を壊して、少し休めってことなのかなと思いましたね。病院に1年くらい入院していまして、その時期にいわゆる「日本語ロック」が流行りだしたものですから、入院中に書いていた曲で退院後にシンガーソングライターでデビューしたんです。

それがヒットすればよかったんでしょうけど、そこまでヒットしなかった後にコロムビアさんからアニメ主題歌の仕事をやってみないかと誘われたのがアニメ「サイボーグ009」との出会いだったんです。

歌:成田賢 with こおろぎ'73
作詞:石森章太郎
作曲:平尾昌晃 
編曲:すぎやまこういち
テレビアニメ『サイボーグ009』(第2作)のオープニングテーマ

テレビ漫画「サイボーグ009」主題歌 『誰がために』

テレビ漫画「サイボーグ009」から 誰がために | 中古 | アニメ系CD | 通販ショップの駿河屋

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