ベンテン(弁天)
イダテンと同じく地上の混乱を鎮めるために天界から遣わされた、羽衣をまとった女神です。
メンズビームは発射できませんが、広範に拡がるスプラッシュビームを発射できます。PS、セガサターン版ではプロデューサーが駅でたまたま見かけてスカウトした劇団員の女性がベンテン役を務めた。という逸話があります。
アドンとサムソン
ビルダー軍によって侵略を受けた星の王子さま。イダテン達によって救出され、恩を返すために舎弟として戦いに同行してくれます。多くの作品でパッケージなどに描かれるので、彼らが主人公や「兄貴」だと勘違いされることが多いです。
手枷、足枷、貞操帯をしたスキンヘッドのボディビルダーコンビで、頭頂部には穴が開いており、ここからメンズビームを放ち、プロテインでビルドアップします。防弾限界を超えると切なげな断末魔を発し退場してしまいます。
トレーニングをこよなく愛し、彼らにとって筋肉こそが正義。
なお、日焼けしたほうがアドン、色白のほうがサムソンです。
ボ帝ビル
『超兄貴』のラスボス。「ボ帝」というのはボ星帝国の帝王という意味です。
銀河ボディビルコンテスト10連覇を誇るビルダー星の帝王で、凄まじき腹筋によりイダテンらのメンズビームが爪楊枝に見えるほど太い必殺技「ボ帝カッター」を腹から放ちます。
一定のダメージを受けると、巨大メカに搭乗します。これもマッチョ兄貴風の外見をしており、片方の手がなくなっていますが、これは先にボスキャラとして片方が分離して襲撃したためでした。
既婚者で恐妻家らしいです。
超プレイ動画
超評価点
『 超兄貴 ~「聖なるプロテイン伝説」~』
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筋肉とよく分からん世界観
何よりも筋肉押し。イタデン、アドン&サムソンはもちろん、敵キャラだって筋肉。ビーナス誕生もとい筋肉親父誕生のシェル・ジ・アニキ、逆立ちマッチョのメンズビキニなエル&トポ。こんな感じのザコやボスもとにかく筋肉まみれです。
しかし筋肉だけで終わらないのが超兄貴。筋肉以外にもシュールなキャラも山盛りでした。ちょんまげの天狗、手足の生えたサンマ、機関車トーマスもといやえもん、革ジャンリーゼントのプレスリーな潜水艦。ザコやボスがどこまでもこんな調子です。どこかイッてる空気に溢れていますね!
ちなみに女主人公のベンテンは、まぁ…ややセクシーな程度でまともなデザインだったり。
最強のBGM
「ドイツ人ジャーマン」、「ラブミープレスリー」、「あこがれのマッチョダンディー」、「仁義なき兄貴」これらはBGMの一部のタイトルです。タイトルもアレですが、中身も当然何かアレな曲がそろっています。葉山宏治氏の作曲したBGMが、本作のなんとも言えない世界観の味をさらに強化しているんですね。
…勘違いの無いように書いておくと、曲の評価は非常に高いです。一回聞いたら二度と忘れられないインパクトと中毒性を持っています。世界観に負けないほどぶっ飛んだ曲揃いということでもありますね。
ほどよい難易度と特色あるステージ、中身は意外に真っ当なシューティング
難易度は三段階用意されており、何度か練習すればクリアできるレベルです。
各ステージもそれぞれテーマがあり、キャラや障害物の配置などが一工夫されています。
全体的に単調感のない作りでした。全5面とややボリューム不足感はありますが。
超問題点
PCエンジン版 パッケージ裏
NEC PCエンジン スーパーCD-ROM2 「超兄貴」 ... - ヤフオク!
初心者はやや戸惑う面も…
このゲームはオプションであるアドン&サムソンにも耐久力やビルドアップの概念があるため、オプションへの被弾を避けたりビルドアップさせようとして自機に当たってしまうというのは初心者にありがちな罠です。