【訃報】鶴ひろみさんが死去。鮎川まどかやブルマ、ドキンちゃんの声優を担当された
「それいけ!アンパンマン」ドキンちゃんや「ドラゴンボール」ブルマの声を務めた声優の鶴ひろみさんが16日、首都高速上で停車したままの車内で、意識不明の状態で発見された。その後病院に搬送されたが、死亡が確認された。57歳。
現在、警視庁が死因を調べているが、事故の形跡はなく、病死の可能性があるとしている。
鶴ひろみさんは、上記のキャラクター以外にも80年代中盤に人気を博した「きまぐれオレンジ☆ロード」のヒロイン・鮎川まどかの声も担当。黒髪のロングヘアがどこかミステリアスな印象を与えた美少女を好演した。元々不良だったヒロインのピュアな内面も引き出し、繊細な演技を披露していた。
また、「GS美神」美神令子や「みゆき」鹿島みゆき、「名門!第三野球部」村下夕子などのヒロインの声としても知られ、この訃報で悲しむファンは数多い。
【訃報を受け、多くのファンがツイート】
「きまぐれオレンジ☆ロード」鮎川まどかに関するエピソード
気が強い女性を演じる事が多かった鶴ひろみさん。
「きまぐれオレンジ☆ロード」の鮎川まどか役を担当するまでは、優等生風なキャラクターを演じる事が多く、もう少し悪い役をしてみたいとの欲求が溜まっていたそう。
その頃に鮎川まどか役の話を振られている。実際には同役は他の声優にほぼ決まっていたそうだが、形式的なオーディションが開かれた際に関係者が考えを変え、急遽抜擢された経緯がある。
鶴ひろみさんご本人は「役者としての充分な仕事が出来なかった」と納得いく演技が出来なかったとする一方で、「まどかのお陰で役の幅が広がった」とも発言している。
作品放送中の1988年には、「月刊アニメージュ」の女性声優部門で3位にランクインしている。(同年の女性キャラクター部門の1位は鮎川まどか)。

鮎川まどか
鶴ひろみさんの声が聴ける動画
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