懐かしの「昭和有名人伝記マンガ劇場」:第5回、4の字固めの魔王「デストロイヤー物語」!

懐かしの「昭和有名人伝記マンガ劇場」:第5回、4の字固めの魔王「デストロイヤー物語」!

全日本プロレスでのジャイアント馬場との死闘や人気バラエティ番組「うわさのチャンネル」への出演など、今も我々日本人の記憶に深く残る名レスラー、ザ・デストロイヤーを伝記マンガにした作品を紹介!!


まだテレビ放送が白黒で、プロレスが国民的娯楽だった時代に繰り広げた、あの力道山との名勝負。
更には、その後の全日本プロレスでのジャイアント馬場との死闘など、今も我々日本人の記憶に深く残る名レスラー、ザ・デストロイヤー!

ザ・デストロイヤー直筆サイン写真

ザ・デストロイヤー直筆サイン入り写真■名プロレスラー/白覆面の魔王●UACCRD永久保証

その大人気振りはリングの上だけに留まらず、当時の人気バラエティ番組「うわさのチャンネル」への出演で披露した、彼の名コメディアン振りにも良く現れていた。

金曜夜8時は新日本プロレス中継、そこから10時は日テレでうわさのチャンネル!これが定番だった家庭も多かった当時、ミドルエッジ世代の中には、毎週楽しみに見ていた方も多かったのでは?

「うわさのチャンネル」で見せた和田アキ子との名コンビ振りは、我々ミドルエッジ世代の記憶にも未だに残っている。

力道山との死闘&人気番組「うわさのチャンネル」への出演

そんなデストロイヤーが、なんと日本の旭日双光章を受賞したとのニュースが、先頃日本中を駆け巡ったのは記憶に新しいところ!
既に現役を退いた外国人レスラーが受賞するのは、正に異例中の異例と言えるのだが、やはりそれだけ日本人に愛されたことの証明だと言える。
そこで今回の「昭和有名人伝記マンガ劇場」は、彼の旭日双光章受章を記念して、マンガ「デストロイヤー物語」を紹介することにしよう。

そもそも、ザ・デストロイヤーとは?

実力派レスラーとして、日本のマット上でも力道山を始め数々の名勝負を繰り広げた、白覆面のマスクマン。
1963年(昭和38年)の初来日以来、日米通算の試合数は実に約8500試合!ミドルエッジ世代の記憶に残る覆面レスラーとしては、あのミルマスカラスと双璧を成す男、それがザ・デストロイヤーその人なのだ!

彼のトレードマークとなっていたのが、必殺技の「4の字固め」。一見地味な寝技なのだが、かけられた側は地獄の苦しみを味わうことになる!しかもこの技、なかなか外せない!学校の休み時間にプロレスごっこをして、どちらが先にこの必殺技を掛けるかが勝負の分かれ目だった、そんな経験をしたミドルエッジ世代も多いはず。

更にザ・デストロイヤーについて知りたいと思った方は、以下のリンクからどうぞ。

ザ・デストロイヤー - Wikipedia

マンガ「デストロイヤー物語」概略

掲載されたのは、別冊少年チャンピオン1974年6月号。
ちなみに映画コミカライズとして「マックQ」も掲載されていた。

「デストロイヤー物語」掲載誌表紙

何故ドイツ軍のヘルメットだったのか?それは未だに不明。

巻頭グラビアページ

本作が掲載されたのは、別冊少年チャンピオン1974年6月号。作者は週刊少年マガジンで、「愛の戦士レインボーマン」のコミカライズ版を連載されていた、小島利明先生。
うわさのチャンネル放送時期にも関わらず、デストロイヤーの本名や実年齢に出身地やレスラーになったきっかけはおろか、4の字固めの誕生秘話まで明らかにされるという、サービス満点のその内容!
当時の小学生にとっては、これこそ正に貴重な情報源だったのだ。

マンガ「デストロイヤー物語」内容紹介

「デストロイヤー物語」扉絵

「チャップリンの再来!」とディレクターからも大絶賛!
彼の本名もここで明らかに。

「うわさのチャンネル」出演中!

父親と二人暮らしで余り裕福で無かったデストロイヤーだが、彼の大学進学希望を後押しする父の存在に勇気を貰う!

高校時代のデストロイヤー。

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