『ガンプラり歩き旅』その32 〜ドムのキットにハズレ無し!……なのか?〜

『ガンプラり歩き旅』その32 〜ドムのキットにハズレ無し!……なのか?〜

ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、今改めて当時のキットから現代キットまで発売年代順に、メカ単位での紹介をする大好評連載の第32回は、この時期から絶好調だったHGUCから。ドム/リック・ドムをお送りいたします!


キットの出来の方は、古来(笑)からガンプラ界隈では有名なことわざとして「ドムにハズレなし。ゲルググに当たりなし」というのがあるように、今回もまた、素晴らしい出来である。
肘こそ二重関節ではないものの、この2006年というタイミングで、キットにはABS樹脂が一切使われていない優秀設計。
しかも、特に腕部などは、パーツ分割が巧みで、後で消さなければならないような合わせ目が、ほとんど出ない仕様になっている辺り、さすが2015年になってなお、ドムR35なる架空設定のドムバリエーションに金型が流用されるだけのことはある名作。
両手はそれぞれ、サーベル用の穴が開いた握り拳と、右手はバズーカ握り手、左手は表情豊かな平手の4種類と、この辺りは興が乗ってきたHGUC全盛期の典型的な布陣。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

頭部なども、元の設定では動かすことも不可能っぽかったデザインが、動力パイプ内臓の内部メカと外部装甲という概念で分割されて、上手く上を向いたり横を向いたりできる構造アイディアは、1999年に発売された、1/100 MG版ドムからの転用であり、いかにMG版ドムがポテンシャルが高かったかの証明にもなっている。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

オマケにこのドムでは、モノアイレールを包む赤いパーツのカバーが、もちろん別パーツな上に、簡単に外せて、中のモノアイの位置を変えられるギミックが付いている。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

ジオン系モビルスーツのHGUCで、モノアイ部分が動かせるギミックが付いている物も今では珍しくないが、変更ギミックの簡単さと、余計なギミック用パーツが露出しない高度なバランスは、このドムがやはり一つの頂点だったのかもしれない。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

今回は、そんな優秀なキットを二つ用意して、ノーマルのドムとリック・ドムの二種類にそれぞれ組み立てた。
これは、バンダイへというよりも、本放映当時にリック・ドムの差別化を、率先して取り入れてくださった、板野一郎氏への敬意の意味を込めてである。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

さて、お次はカラーリング、色の問題である。
一番悩んだのが、ドム系基本装備のバズーカ、ジャイアントバズの色味である。
一応『ガンプラり歩き旅』では、武器系の色はミディアムブルーで統一するという方針を打ち立ててはみたものの。
手元にある資料やDVDのキャプチュア画面を見ると、うんミディアムブルーにはさすがに見えない。やはりこれだけはグレー系で塗られているように見える。
しかし、ありがたいことにキットの方の武装類は、ほんのりミディアムブルーがかったグレーで成型されている。この辺は、先行したHGUC 032 シャア専用ザクなどを踏まえている。
なので、ジャイアントバズはキットのままの成型色で行くことにした(決して手抜きではない)。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

また、このHGUC版ドムのボディカラーの紫に関して、ネットのモデラー諸氏の一部からは、色味が少し赤すぎないかという意見も散見したが、自分の目で確認してみたところ、『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』などの作画では、今回のHGUC版の成型色と極めて近いことが確認された。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

まぁ、そんなこんなで、武器もボディもキットのままを採用しているのだけれども、今回は、意外と細かく塗装をしておりますですよ。
例えばドムの、各部の黒いアーマーは、アニメ彩色では、概ね裏側が赤で裏打ちされているのだけれども、今回のキットでは、“裏地の赤”は肩アーマーでしか再現されてない。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

しかも、その肩アーマーも、結構無理をして、黒いパーツと赤いパーツの二重構造に仕立てたものだから、アーマー内部の赤いゾーンに、黒パーツのパーツ接合用縦長ピンが3本露出しちゃってるし、逆に赤パーツの内壁で、ボディとの接合面を構成していて、しかも露出しちゃっているので、そこが赤く見えると興ざめしちゃう。
なので、腰のスカート周りと脛の裾のフレア内部をキャラクターレッドで塗装。
肩アーマーの内部の黒い接続ピンもレッドで塗って、代わりに肩アーマーのボディ接続面を黒で塗装しておく。
また、やはりキャラクターレッドで、バックパックやスカート内部や裾の中のバーニアの内側を塗装。
肘と膝の関節は、もはやお約束どおりに、ドムの四肢の色のガンダムカラーUG08 MSパープルで塗装する。

エラーコンテンツです。入力内容の修正、またはコンテンツを削除して下さい。:

モノアイやジャイアントバズのスコープや、胸の拡散ビーム砲口は、キット付属のシールで再現。
完成して改めて「ドムにハズレなし」を実感できる、傑作ガンプラである。

市川大河公式サイト

関連する投稿


「黒い三連星」が10cmの可動フィギュアに!G.M.G.シリーズにガイア、オルテガ、マッシュが参戦

「黒い三連星」が10cmの可動フィギュアに!G.M.G.シリーズにガイア、オルテガ、マッシュが参戦

『機動戦士ガンダム』の人気パイロット小隊「黒い三連星」の3人が、メガハウスの可動フィギュアシリーズ「G.M.G.(ガンダムミリタリージェネレーション)」に登場!約10cmのサイズながら驚異の可動性とリアルな造形を両立。ガイア、オルテガ、マッシュがノーマルスーツ姿で、2026年7月下旬に発売予定です。


ガンダムが伝統工芸「卯三郎こけし」に変身!木の温もり溢れる3体が登場。限定セットは台座付き

ガンダムが伝統工芸「卯三郎こけし」に変身!木の温もり溢れる3体が登場。限定セットは台座付き

ガンダムの世界観を表現するアパレルショップ「STRICT-G」より、群馬県の伝統工芸「卯三郎こけし」との初コラボ商品が登場。ガンダム、シャア専用ザク、量産型ザクが、職人の手仕事による温かい木製こけしになりました。2026年1月5日から予約開始。ファン必見の「和」の逸品を詳しくご紹介します。


SDガンダム外伝の「黄金神話」のカードが、全種プリズム箔押し仕様の「スペリオルドラゴンエディション」で復活!!

SDガンダム外伝の「黄金神話」のカードが、全種プリズム箔押し仕様の「スペリオルドラゴンエディション」で復活!!

バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」にて、「SDガンダム外伝」シリーズより『新SDガンダム外伝 黄金神話 スペリオルドラゴンエディション』が発売されます。


放送開始から40周年!『金曜ロードショー』の初代OP映像がまさかのプラキット化!!

放送開始から40周年!『金曜ロードショー』の初代OP映像がまさかのプラキット化!!

ホビー通販大手の「あみあみ」より、メーカー「スタジオシュウトウ」が展開する『金曜ロードショー プラキット』が現在予約受付中となっています。


「新機動戦記ガンダムW」より、30周年を記念したフィギュア『ヒイロ・ユイ&リリーナ・ピースクラフト』がリペイント再販!!

「新機動戦記ガンダムW」より、30周年を記念したフィギュア『ヒイロ・ユイ&リリーナ・ピースクラフト』がリペイント再販!!

ホビー通販大手の「あみあみ」にて、メーカー「メガハウス」が展開する『アルファオメガ 新機動戦記ガンダムW ヒイロ・ユイ&リリーナ・ピースクラフトセット 30th Anniversary リペイント再販』が発売されます。


最新の投稿


シティポップ再評価の決定版!DJシーザー最新作『昭和100年』ベストMIX第2弾が2月に発売

シティポップ再評価の決定版!DJシーザー最新作『昭和100年』ベストMIX第2弾が2月に発売

DJシーザーによる人気MIX CDシリーズ最新作『昭和100年 JAPANESE CITYPOP NON-STOP BEST MIX Vol.2』が2月18日に発売決定。大貫妙子や米米CLUB、ピチカート・ファイヴなど、国内外で愛される珠玉の35曲を極上のノンストップMIXで収録。世代を超えて「都会」のムードを堪能できる、新時代のシティポップ入門編です。


【箱根ホテル小涌園】昭和100年を祝うレトロな100日間!「懐かしのあの頃ドリンクフェア」開催

【箱根ホテル小涌園】昭和100年を祝うレトロな100日間!「懐かしのあの頃ドリンクフェア」開催

2026年の「昭和100年」を記念し、箱根ホテル小涌園の「Bar1959」で期間限定フェアが開催。バイオレットフィズやテレビの砂嵐をイメージしたドリンクなど、昭和を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮なメニューが登場。駄菓子付きのフォトジェニックな体験で、世代を超えた会話が弾む特別な100日間をお届けします。


松山千春デビュー50周年!U-NEXTが配信パートナーに就任、伝説の周年ライブ3作品を独占配信開始

松山千春デビュー50周年!U-NEXTが配信パートナーに就任、伝説の周年ライブ3作品を独占配信開始

デビュー50周年を迎えた松山千春の配信パートナーにU-NEXTが就任。第1弾として30・35・40周年の記念ライブ3作品とMV11本を独占配信。さらに2月には自伝小説の実写映画『旅立ち~足寄より~』の配信も決定。半世紀にわたるキャリアを凝縮した特別企画で、アーティストの信念と歌声に迫ります。


国民的アニメ『サザエさん』が台湾で放送開始!55周年の節目に初の海外本格進出、家族の笑顔を世界へ

国民的アニメ『サザエさん』が台湾で放送開始!55周年の節目に初の海外本格進出、家族の笑顔を世界へ

日本で放送開始55周年を迎え、「最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス記録を持つ『サザエさん』が、台湾での放送をスタート。現地の大手代理店MUSE社を通じて、台湾のお茶の間にも磯野家の日常が届けられます。本記事では、台湾版の豪華キャストや現地での期待の声、歴史的な背景を詳しく紹介します。


「黒い三連星」が10cmの可動フィギュアに!G.M.G.シリーズにガイア、オルテガ、マッシュが参戦

「黒い三連星」が10cmの可動フィギュアに!G.M.G.シリーズにガイア、オルテガ、マッシュが参戦

『機動戦士ガンダム』の人気パイロット小隊「黒い三連星」の3人が、メガハウスの可動フィギュアシリーズ「G.M.G.(ガンダムミリタリージェネレーション)」に登場!約10cmのサイズながら驚異の可動性とリアルな造形を両立。ガイア、オルテガ、マッシュがノーマルスーツ姿で、2026年7月下旬に発売予定です。