『ガンプラり歩き旅』その30 ~ジオン驚異のメカニズム! 20年目の復活のザク! 後編 量産型編~

『ガンプラり歩き旅』その30 ~ジオン驚異のメカニズム! 20年目の復活のザク! 後編 量産型編~

ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、今改めて当時のキットから現代キットまで発売年代順に、メカ単位での紹介をする大好評連載の第30回は、ガンダムメカマニアの56%(推定)が「ガンダムより好き」と即答する、量産型ザク!


「HGBC 次元ビルドナックルズ(丸)」の平手を使うことで上手く再現できた、第1話冒頭での、ジオンのジーンの先走り暴走による、ザクの出撃シーンの再現

さてカラーリング。
キットはほぼ素組状態で、部分塗装だけで済ませる芸風はこれまでどおりだが、これまでに紹介してきたHGUCで試みてきた「グレーで成型されている関節部分を、ボディカラーと同じ色で塗装してみよう」を、ここでも敢行。
しかし、しかしである。
ここで素朴な疑問として「ザクのグリーンや、シャア専用ザクのピンクって、何色が正解なのだ?」が出てきてしまうのだ。

シャア専用ザク同様、ヒートホークは付いている。ヒートホークは独特のカラーリングなので、要塗装

HGUC 021 ガンダムの解説でも触れたが、当時の彩色セクトの問題か、フィルムや撮影の問題か、ザクやシャア専用ザクのグリーンやピンクは、エピソードごとどころか、シーンごと、カットごとに色味が違っていたりして、この「正解の無さ」加減が、100人いれば100とおりの「俺の思うザクの色」を生み出して、それはそれでガンプラ活性化に一役買っていたのも確かなわけだが。

もちろん、ザクバズーカも付属している

今のご時世では、ガンダムカラーなる塗料が発売されていて、ガンプラを塗装するのにも便利なのだが、このガンダムカラー、ガンプラ自体は数年スパンで再販されるのが常なのに、ガンダムカラーそのものは、新発売後一通り売ったら即絶版化してしまうのだ。

シャア専用ザクとの一番の違いは、脛装着用の三連ミサイルポッドが付属していること

しかし一方で、「ガンダム」「ザク」「シャア専用ザク」はそれぞれ、常に何かしらの新商品ガンプラが出回っているので、ガンダムカラーでもそれぞれの専用塗料は常に流通しているというありがたさはある。
ところが……ところがである。

本編ランバ・ラル戦で使用された、足のミサイルポッド

具体的に言及してしまうと、2002年に発売されたHGUC シャア専用ザクの成型色のピンク及び、それに合わせたガンダムカラーのシャア専用ザク用ピンクと、2010年に発売されたRGシリーズの、同じ1/144の、同じシャア専用ザクの成型色と、それに合わせたピンクでは、微妙に色味や発色が異なっているのだ。

ジャブロー攻略戦で、ドムと共に、大量にガウから降下するザクの群れ!

つまり、はい、2016年にHGUC シャア専用ザクを買いました。塗料が欲しいのでガンダムカラーでシャアピンクを買いました。という流れを経ても、いざそのシャアピンクで塗ろうとしても、それは2010年のRGシャア専用ザク用のピンクであって、HGUC シャア専用ザクのピンクとは異なるという、理不尽な現象が起きるのが、現状のガンプラとガンダムカラー界隈の問題点なのだ。

ザクと言えば雑魚(笑) 連邦におけるジムと同じように、そのやられっぷりで作品を彩った、ザクの被弾シーン

それは、今回、シャア専用ザクでも量産型ザクでも、双方同じ現象が起きた。
一応、筆者が求めるのは部分塗装であり(全体塗装をするのであれば、何も迷うことはなく、好き勝手な色を自分で作って全塗装すればいい)、しかもそれは「四肢の肘と膝の関節部分と、ビルドナックルズの手首部分」に絞り込んでいたので、ボディと四肢で色を変えてあるケースがほとんどのモビルスーツ部分塗装でも、四肢の色にだけ絞り込んで再現すればいい。
なので、一応現在売られているガンダムカラーの、シャア専用ザク用ピンクと量産型ザク用のライトグリーンをそれぞれ用意。
どちらも微妙に、HGUC版の成型色とは異なるので、長年の勘と経験値を頼りに、そこへ他の塗料を足していくことで、HGUC成型色に近い塗料へ変化させることにした。

劇場版三作目の『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』(1982年)で、量産型ゲルググなどとともに、ア・バオア・クーに大量配備されるザク

具体的に書くのであれば、量産型ザクのライトグリーンは、ガンダムカラーUG06 MSグリーンを6に対して、Mrカラーのホワイトを4で調合。シャア専用ザクのピンクは、ガンダムカラーUG10 MSシャアピンクを6に対して、オレンジ2とキャラクターレッド2の割合で配合して、キットの成型色に近付けさせた。
どちらも、そこそこ違和感のない色に仕上がっていると思う。

また、解像度を下げる目的と、アニメ版カラーリング準拠の法則で、シャア専用ザクの武器は成型色そのままだが、量産型ザクの武器は全てミディアムブルー、バックパックはそれぞれ、シャア専用ザクはキャラクターレッドで、量産型ザクはミディアムブルーで塗装しておいた。あ、ヒートホークは、ダイレクトにパープルとイエローでね。

ちなみにザクのバックパック、特に量産型のバックパックは、いつのころからか、ザクのリファインバリエーションが増えたころあたりからか、「ボディの濃緑よりも、さらにもう一段階濃いグリーン」か「濃いグレー」で塗ることが、ガンプラモデラーの定番になってしまっているが、大河さん的には「中途半端な、アニメ版『ガンダム』カラーリング至上主義者」なので、アニメ本編で描かれていたバックパックの色を確認。

ザクのカラー設定画の後ろ姿

本編『ガンダム大地に立つ』で確認できるザクのバックパック

本編『ククルス・ドアンの島』で確認できるザクのバックパック

劇場用映画『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』で確認できるザクのバックパック

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