はじめに
これは僕が良く使わせてもらっているオフィシャルな資料集で非常に重宝させていいただいております。約1200機にものぼるMS,MAなどを掲載されており、各種外伝やゲームなどに登場するオリジナル機まで収録されており、公式設定されているものは全て網羅されています。今回はこの資料集の中からもほんの一部ですが、いくつかの機体をご紹介させて頂きたいと思います。
ガンダムファンで興味をお持ちの方にはおすすめの一冊です。
グリプス戦役

UC0087年3月2日からUC0088年2月22日までの期間、サイド1・2・7、地球、月面都市、ゼダンの門他で行われていた地球連邦軍の内部戦争であることは皆さんご承知の通りだと思います。この戦争はアクシズ(後のネオジオン)の介入もあって展開が複雑なものとなっていました。両軍共に地球連邦軍であることから同じ機体を使用しているものも多いのですが、それぞれカラーリングが違い、独自開発の機体も出てきます。
ガンダム開発計画以降のRX系機体(MK-Ⅱ系統)
RX-178

ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)
機動戦士ガンダムMS大全集〈2013〉
ガンダムMk-II - Wikipedia
コロニー内部での戦闘を想定した機体で量産を考えていたのでしょう。当初は3機がロールアウトしてサイド7のグリーンノア1内での運用試験をしていました。バンダイのマスターグレードの解説書ではU.C.0087年3月2日、運用試験中に3号機がフランクリンの息子カミーユ・ビダンにより奪取され、エゥーゴの手に渡った。その後も運用試験中に3号機がフランクリンの息子カミーユ・ビダンにより奪取され、エゥーゴの手に渡った。その後もティターンズ所属のエマ・シーンの離反により、結局3機全てがエゥーゴの手に渡る結果となった所属のエマ・シーンの離反により、結局3機全てがエゥーゴの手に渡る結果となったと設定されていました。
実は4号機もあったらしいのですが事故により墜落、パイロットは即死だったとの資料があり、3号機も軽度の事故を起こした経緯からティターンズはガンダムの量産を諦めたという事です。
RX-178

ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)
機動戦士ガンダムMS大全集〈2013〉
『機動戦士Ζガンダム』の中で序盤の主役機でしたね。MK-Ⅱのファンもたくさんいるのではないでしょうか?
ティターンズから奪った3機のうち1機は解析の為にAE社に、2号機は部品取り用に分解、3号機のみを実戦に投入しているとの設定です。カラーの設定が初代ガンダムを彷彿させるデザインが僕はとっても気に入っていました。
カミーユ・ビダンのニュータイプの覚醒を開花させるのにはこの機体は不可欠だったんじゃないかと思っています。ストーリーが進む中で早くも旧式化していったこの機体もGディフェンサーの登場で最新鋭機とも互角に戦っていましたね。Zガンダムに髪型が乗り換えた後は主にエマ・シーンが搭乗していましたが、劇場版での最後のシーンはチョット僕には衝撃的でした。
FXA-05D

Gディフェンサー
機動戦士ガンダムMS大全集〈2013〉
あのハヤト・コバヤシの養子であるカツ・コバヤシが搭乗して、エマ・シーンとコンビを組んでいましたね。「ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者」ではコクピットブロックの代わりに早期警戒ユニットが装備されていて単独での運用はされていんかったですが・・・
この機体は汎用性が高かったんでしょう。ネモにも装備できてしまうんですね。AE社がそこそこの数を生産し、エゥーゴの艦艇に配備されています。
またプラモデルの解説書には大気圏内での運用もかのうだったとの記述もあり、単体の戦闘機の能力も高く、かなり高評価が出来る仕上がりだと思います。
RX-178+FXA-05D

Gフライヤー
機動戦士ガンダムMS大全集〈2013〉
GディフェンサーがガンダムMk-IIの背部に合体することにより、Gフライヤーと呼ばれる巡航形態となる。この形態における機動性は、Ζガンダムのウェイブライダーに匹敵する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/G%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC#Mk-II.E3.83.87.E3.82.A3.E3.83.95.E3.82.A7.E3.83.B3.E3.82.B5.E3.83.BC.EF.BC.88.E3.82.B9.E3.83.BC.E3.83.91.E3.83.BC.E3.82.AC.E3.83.B3.E3.83.80.E3.83.A0.EF.BC.89Gディフェンサー - Wikipedia
資料によればΖガンダムのウェイブライダーに匹敵する機動性だったとの記述があります。
MK-Ⅱとの合体時にはコクピット部分は分離されていましたね。
RX-178+FXA-05D

Mk-IIディフェンサー(スーパーガンダム)
機動戦士ガンダムMS大全集〈2013〉
この形態をとっての戦闘は迫力ありましたね。カミーユ・ビダンの能力の高さをみせつけるような動きでした。ロングライフルの長距離からの射撃と、高機動性は相反する能力にも感じますが、2つの戦術を1機でこなしてしまえたのは、パイロットの能力の高さを感じさせてくれていました。
なお、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズや『サンライズ英雄譚2』では、ティターンズ仕様のものも登場して驚かせてもらいました。
FXA-03
AE社が独自にMK-Ⅱ用に開発した追加装甲。これを装着したMK-Ⅱが「フルアーマーガンダムMK-Ⅱ」と呼ばれました。
FA-178

フルアーマーガンダムMk-II
さて、この辺以降の機体からはかなりマニアックなものが多くなってきます。
Gディフェンサーと同時期に開発が計画されていたようですね。『Ζ-MSV』で設定されていました。結局、重量を増やした分の推力が得られなかったことでGディフェンサーが採用され、このプランは実現していなかったことになっています。
RX-178+Chobham armour+?

アーマードガンダムMk-II
ティターンズ用フルアーマーガンダムと呼ばれた機体でしたね。
電撃ホビーマガジンの記述ではティターンズが初めからRX-178の強化案としてプランがあったそうです。
FSWS計画の流れをそのままに外見もFA-78-1によく似ています。
実際にはMK-Ⅱが奪われたことによって、計画は中止、実機の存在は無かったとされています。
RX-178-X0

ガンダムMk-II 試作0号機(プロトタイプ・ガンダムMk-II)
ゲーム「機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜」に出てくる機体です。他にも登場している作品もあったような気がします。
コストを考えずに贅沢に開発されたため、かなりお高いお値段だったようですよ。
頭部のセンサーやシールドの形状はガンダム試作1号機にそっくりなのでAE社が関わっていると考えられているようですね。
パイロットをムラサメ研究所から連れてきているという事は普通の人間では扱いきれない高性能機?だったんじゃないでしょうか・・・
RX-178B

ガンダムMk-II B
ガンダムMk-IIの陸戦型です。ゲームでの設定機体ですがそもそもMK-Ⅱが息の長い機体だった証拠だと思います。それだけファンが多い機体なんでしょう。
開発コードε(イプシロン)

エプシィガンダム
初めてのお目見えは多分、Zガンダムの原作小説の表紙に頭の部分のみがイラストで描かれていたのがそうだと聞いています。僕も「なんだろ~?MK-Ⅱでもないし・・・」とふと思ったくらいでたいして気にもとめていなかったのですが・・・
元々は「Zガンダム」の規格途中でボツになった機体だったのですが、ムック「機動戦士Ζガンダム完全収録」には記述があり、その後ムック「MISSION ΖΖ」雑誌企画『TYRANT SWORD Of NEOFALIA』モデルグラフィックス別冊「GUNDAM WARS PROJECT Ζ」などで追加設定されているようです。ただあくまでも模型としての独自設定のようですね。
今回のまとめ
今回は少しマニアックな機体も紹介させて頂きました。
さて、次回はいよいよZガンダム(Zプロジェクト)を中心に書いてみます。ただこの計画がややこしい部分が多くてうまく系統立てて書けないかもしれませんが、頑張って書きますので、興味のある方は是非お楽しみに!
RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(1) - Middle Edge(ミドルエッジ)
RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(2) - Middle Edge(ミドルエッジ)
RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(3) - Middle Edge(ミドルエッジ)
RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(4) - Middle Edge(ミドルエッジ)
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