羽賀研二

若いころの羽賀研二
1981年、高校を卒業した羽賀研二はミュージカル『ザ・ファンタスティックス』で芸能界デビュー。翌82年、『笑っていいとも!』が始まると同時に初代「いいとも青年隊」に起用され、これをきっかけに俳優・歌手として活動することに。
ディズニー映画『アラジン』の主人公アラジン役と、『ストリートファイターII MOVIE』のケン役の声で声優としても評価されるようになり、テレビ版『ストリートファイターII V』でも同じ役を担当していた。
「いいとも」では「いいとも青年隊」だけでなく、裏方で結成された「いいともスタッフ隊」や磯野貴理子の「いいとも少女隊」が番組を盛り上げていましたね! - Middle Edge(ミドルエッジ)
90年代、芸能メディアによく登場することに

梅宮アンナとの交際が話題に
警告:アダルトコンテンツ
1994年から梅宮アンナとの交際が発覚する一方、巨額の借金を抱えていたことが判明し、週刊誌やワイドショーの格好の標的とされた。グラビアアイドルの桜庭あつこが羽賀との関係をマスコミに告白して騒動に拍車をかけた。
アンナの父親の梅宮辰夫がテレビの取材に二人の交際に公然と反対したことに対して、記者会見した羽賀が「誠意をもって」「誠意を示して」など「誠意」という単語を連発したため、「誠意大将軍」などと呼ばれた。
羽賀とアンナは、"ペアヌード"写真集を出すほどだったが、1999年に破局。
梅宮アンナとのペアヌード

羽賀研二&梅宮アンナ
梅宮アンナ 羽賀研二 写真集 愛の日記 ペア... - ヤフオク!
2000年代に入って宝石販売業へ転身
2000年代前半にはあまりメディアに露出せず、宝石販売業を開始。
2004年頃から、ケツメイシのシングル曲「君にBUMP」のプロモーションビデオに出演するなど、再び芸能活動を本格化するようになってきていた。
2006年、元テレビ制作会社社員で数年間羽賀の身の回りの世話をしていた女性と結婚。
2007年、未公開株詐欺事件で起訴
詐欺・恐喝未遂の罪で起訴
2007年6月、羽賀は未公開株を元値を隠して高値で売りつけ債務を逃れようとした容疑で、元プロボクサーの渡辺二郎らとともに逮捕され、詐欺・恐喝未遂の罪で起訴。
一審は無罪判決だったが、2011年6月の控訴審判決では懲役6年が言い渡され、その後最高裁へ上告したが、2013年3月28日付で最高裁が上告棄却の決定を行ったことにより、実刑判決(懲役6年)が確定。
事件の詳細
詐欺事件
2001年、羽賀は知人の不動産会社社長に医療関連会社の未公開株を売却する契約を交わし、不動産会社社長はおよそ3億7000万円分を羽賀に支払う。
しかし、不動産会社社長が購入した価格は1株120万円で実際の購入価格の1株40万円の3倍であり、羽賀は2億数千万円の利益を得ていた。また不動産会社社長は2003年に税務署から医療関連会社が株購入していた2001年8月時点で経営破綻していたことを知らされており、羽賀は不動産会社社長に経営破綻した事実を知らせないまま未公開株売買の代金を受け取っていたことになる。
不動産会社社長によると、羽賀は「通常はもっと高い」「芸能人の僕だから、ルートがあって1株120万円で買える」「みんなが売ってくれと申し出ている」「絶対に損はさせない。元本保証する」「買ってくれると僕は取締役になれる。もう芸能界はイヤ」などと執拗に購入を促した。
損害を被った不動産会社社長は羽賀と交わしていた「上場後に損失が出たら、元本を保証する」という確認書を元に羽賀に返済を求めると、羽賀は不動産会社社長に対して「上場前に破綻しているから元本は保証する必要は無い」「株を持っていた僕も被害者」と拒否して連絡を絶った。
恐喝未遂事件
羽賀に対して約4億円(2002年に倒産した医療関連会社未公開株の3億7000万円と別の未返済の融資約3000万円)の返還などを求めた不動産会社社長は、2006年6月上旬に元プロボクサーの渡辺二郎と俳優の吉川銀二と山口組系暴力団幹部2人の計4人が出席する大阪府大阪市天王寺区のホテルの一室において、1000万円を支払う以外の賠償請求権を放棄するとの確認書を示されながら「署名せなんだら、渡辺らに連れて行かれるで」「どないするんじゃい」と脅され、債務帳消しを迫られた。
羽賀はこの現場にいなかったものの、渡辺から電話で報告を受けるなど共謀したとされる。
そして現在
2007年に未公開株詐欺・恐喝未遂の容疑で逮捕され、2013年には懲役6年の実刑判決が下っている羽賀研二氏は現在、沖縄刑務所で服役中。白髪交じりで丸刈りにしているとか。
妻と娘は現在も、働きながら出所を待っているそうな。