RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(2)

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(2)

さて前回はプロトタイプ系のRX-78-1号機から8号機までをご紹介いたしましたが、この機体の性能に着目した連邦軍上層部はこの機体たちのさらなる高性能化を図らんべくある計画を立案することになりました。また高基準なパーツ選定で採用されずにいたパーツもかなりの数が残っていた問題も解決しなければならず、一年戦争中、様々な取り組みから生まれたRX系ガンダムやその派生型が計画され実行されたものもありました。


はじめに

地上戦闘でのザクⅡの圧倒的能力

一年戦争序盤から中盤にかけて行われた第一次から第四次地上降下作戦から始まった市場での戦闘は、それまでMSを余りにも侮っていた地球連邦軍の上層部を慌てさせることとなりました。そこでUC0078から始まっていた、テスト的実験計画であった「RX計画」を「V作戦」に統合し、ジオンにはなかった全自動のCAD=CAMシステムを用いて半年程度でRX-78-1を完成させています。
それはそうとして、コミック本サイズの最初の「MSV」、コミックボンボン(講談社)・テレビマガジン(講談社)・テレビランド(徳間書店)・月刊ホビージャパン(ホビージャパン)・月刊OUT(みのり書房)等に掲載されたもの、バンダイから発売されたプラモデル「MSVシリーズ」の中で設定されたはずのものがすり合わせに明らかに失敗していたようで、特に4号機以降の扱いなどでは後にかなり強引な解釈をせねばならなくなりました。

アレックスについて

頭頂高	18.0m
本体重量	40.0t
全備重量	72.5t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
出力	1,420kW
推力	計174,000kg
35,000kg×2
7,000kg×2
8,000kg×6
センサー
有効半径	5,900m
武装	60mmバルカン砲×2
90mmガトリング砲×2
ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル×1
ハイパー・バズーカ×1
シールド×1
搭乗者	クリスチーナ・マッケンジー
その他	姿勢制御バーニア×19 

RX-78NT-1 アレックス

RX-78系の中で4番目に作られたとされていますが、この機体が登場する「ポケットの中の戦争」は実は富野由悠季氏が監督をしていない「ガンダムシリーズ」の中では珍しい作品でした。
この作品を制作するに当たってその担当者が「MSV」の存在を詳しく知らなかったのではないか・・・という疑問が僕の中で残っています。
実際には別に4号機は5号機と共に開発され、実戦投入されていることが次第にハッキリとしてくると4号機が複数存在していたことになってしまいますよね。コミックボンボンからまとめられた「MSV」「MSV-R」では3号機(G-3)までしか表記されていませんでしたし「M-MSV」の時代になってから画稿が起こされ、またゲーム「機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…」などの設定はこの後という事もあり混乱を招いたようです。次第に連邦軍各軍によってそれぞれ開発していたものの一機であるとか、(漫画『機動戦士ガンダム MSジェネレーション』での設定)4号機5号機をニュータイプ用に改修したものであるとかの設定が出来てしまっていまして、これは未だに統一されていないようです。

RX-78NT-1FA

重量	95.0t
推力	計216,000kg
35,000kg×2
7,000kg×2
8,000kg×6
7,000kg×6
その他	姿勢制御バーニア×13

ガンダムNT-1 チョバムアーマー装備

北極基地でコンテナに積まれていた時点でチョバムアーマー装備状態だったですね。それにしても中立地帯のサイド6での使用試験とは地球連邦軍も何でもあり!みたいなかんじだし、そこに侵入、強襲をかけてしまいましてや作戦失敗となれば核まで打ち込もうとするジオン軍もかなりキレていたんだな~という戦況だったのでしょう。

陸戦型ガンダム

RX-79 「G」

頭頂高	18.0m
本体重量	52.8t
全備重量	73.0t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
出力	1,350kW
推力	52,000kg
センサー
有効半径	5,900m
武装	ビーム・サーベル×2
胸部バルカン砲
マルチランチャー
ビーム・ライフル
100mmマシンガン
180mmキャノン
ショート・シールド
バズーカ
ミサイルランチャー
ネットガン
ガンダム・ハンマー 他

先行量産型モビルスーツ、陸戦型ガンダム

「ジム頭」の愛称で友軍から呼ばれる

RX-79[G] 陸戦型ガンダム カレン・ジョシュア曹長機

GUNDM EXCEED

量産型と呼ばれていますが実際は20機ほどしか生産されませんでした。元々、RX-78系の品質検査に適合しなかったパーツを流用していたのでそんなに数があるわけは無いですよね。それでも陸戦型ジムとの共通出来る部分もかなりあり、それでメンテナンスを補える部分もあって、地上戦に限り、RX-78 -2に匹敵する性能を有していたようです。

RX-79[G]Ez-8

頭頂高	18.0m
本体重量	51.5t
全備重量	71.7t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
超硬スチール合金(ザクIIの部品を流用) 他
出力	1,380kW
推力	52,000kg
センサー
有効半径	5,900m
武装	ビーム・サーベル×2
35mm頭部バルカン砲×2
12.7mm対歩兵用旋回式バルカン
ビーム・ライフル
100mmマシンガン
180mmキャノン
シールド 他
搭乗者	シロー・アマダ

陸戦型ガンダムEz-8 

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