HONDAビート…それがC君への翼からの贈り物

HONDAビート…それがC君への翼からの贈り物

妖しいジムニー改をあっという間に失ったC君、その数年後の事です。キャプテン翼の高橋陽一さんが僕に言いました。「ナカガーくん、ビートいらない?」


そうなんです。
陽一さんにニューモデルマガジンX誌に載ったビートのスクープ写真…確かドイツかどこかを走る白いビートの記事でした…を見せた時に頂いた言葉です。

ナカガー君に似合いそうだね!

キャプテン翼とHONDAビート

確か正規のアシスタントではなくて臨時の助っ人で仕事に入っていた時だったと思います。
(…とするとCHIBIというボクシング漫画だったのでしょうか)
キャプテン翼の高橋陽一さんが僕に言いました。
「ナカガー君、ビートいらない?」
まだ発売開始してからそれほど経ってない新車同様のHONDAビートを陽一さんの弟さんが乗っていたのですがもう乗らないとのことだそうです。小さなスポーツカーが大好きだった僕は大好きな車種。

実はそれ以前に陽一さんの手伝いに入っていた時の事ですが、(おそらくエースという野球漫画の頃だったと思います。えへへ…、翼も含めて何度も手伝いに入っていますね)当時は陽一さんと同じ部屋で仕事をしていたのですが仕事が始まる前、僕はよくクルマやプロレスの雑誌を読んでいて、その時はニューモデルマガジンXという雑誌を読んでいたのですが、部屋に入ってきた陽一さんが珍しくのぞき込んで「何このクルマ?」と開いていたページに載っていたビート発売前のスクープ写真をみて聞いてきたのでした。
「ホンダから出るかもしれない軽のスポーツカーです」って言うと「ナカガー君に似合いそうだね」なんて言われたのを覚えていらのですがまさか弟さんが乗っていたとは知りませんでした。

とはいっても前に書いた通り僕はこのころすでに今も乗っている1959年製の旧いイギリスのスポーツカー、オースチンヒーレーを手に入れてしまっているわけですからいくら安く譲ってくれると言われても手が出そうにありません。

で、当然思いついたのが妖しいジムニー改を失って数年。その頃は僕の知り合いのところに入っていた元アシのC君です。
「僕は買えそうにないけどC君ならきっと!」と勧めたのです。

その場で電話して伝えると「買います!」と即決。後日僕のところに遊びに来て「いくらですかね?」なんて聞いてきました。
とりあえずほぼ新車状態ですしタダというわけにはいきませんから、買い取り価格を調べてそれよりちょっと安くしてもらったらとアドバイスしたのですが、さらにそれをある時払いのローンでお支払いということになったのでした。

C君とビートの長い蜜月

カニ目とビート…かたや1959年イギリスのFRオープンカー
そして1991年ホンダ発売のミッドシップオープンカー
ほんとによく似たクルマです。
僕の入っているチーム「ボロッ娘」というクラブの隊長のO君も
この2台を所有しているのですがうまく使い分けているようですが
家族持ちの僕にはこの2台をそろえるのはちょっと辛いですね。

カニ目とビート

僕のところを辞めた後も同じ野球チームに入っていたC君。
結局野球試合で会った時に金銭的に余裕があれば支払うなんてかなりルーズな支払いだったようですが何とか支払い続けジムニー改の時とは違ってかなり長くビートに乗っていました。

ビートはC君のところに来てすぐ借りて埼玉の定峰峠に(小さなクルマに最適の峠道です)試乗しに行ったりと僕も十分楽しませてもらいましたし、C君とどこかに出かけるときは僕が運転することも多く前に書いた550キャロルとならんで僕が多く運転した軽自動車のひとつでした。
また似たような車格のオープンカーのヒーレーと2台で一緒に走ったりもしていました。

そんなある日電話がかかってきました。

「ビートが燃えました~っ!」

実は僕はキャブセッティングの不調からヒーレーを燃やしてしまったことがあるので(修理にかなりの時間と労力、お金がかかりました)驚いたのですが、よく聞いてみるとスモーカーの彼は運転中に煙草を吸おうとして助手席に投げてあったバッグの中の100円ライターをとろうとして誤ってバッグに火がついてしまったそうでモクモクと煙をあげるバッグを運転しながら手でバンバンたたいて何とか消し止めたそうです。

ビートそのものにダメージはなかったのですが焼け焦げになってしまったシートのことでボクに相談してきたので、当時はまだパソコンなど使ってなかった彼に代わってオークションで助手席のシートを落としてあげて、さらに僕が代金を立て替え、引き取りにも行ってC君に届けてあげたのでした。

まさに至れり尽くせりの師弟愛(?)です。

さよならビートin京葉道路

炎上とはいっても僕が経験したカニ目大炎上事件に比べれば
ほんのボヤ騒ぎですが
走行中の助手席から煙が上がったのですから
さぞや驚いたことでは…

ビート炎上

そんなビートとC君の長い蜜月ですが別れは突然やってきました。

これも電話がかかってきて聞いた話だったのですが、ある日千葉の友人のところにビート遊びに行っていた彼が朝方の帰り道京葉道路で入口の料金所を抜けたところでアクセルを踏み込み、グ~ンと加速したところで突然の失速…ビートの弱点でもあったタイベル切れでエンジンがお亡くなりになってしまったそうです。

割と長い間乗っていたとはいえ新車同様で手に入れたビート。
走行はまだ10万キロなんて全く届いてなかったはずですが、やはり巷できいてるようにタイベルは弱いのかもしれませんね。

そしてあの妖しいジムニー改と同じように故障現場の近くで業者に引き取ってもらいビートは手放したそうです。

その後のC君

元々友人のところにあったタクトを譲ってもらったのですが
丁度その頃に別の友人からホンダのビクスク、フォーサイトを
譲ってもらい全く乗らないままC君にもらわれていったのでした。

C君はかよいでアシスタントをしていたらしく
夜な夜な神奈川寄りの自宅から練馬近辺の仕事先まで往復
決して新しいとは言えずそれほど程度の良くなかった
タクト君はある日突然力尽きたのでした。

爆走クレージュタクト…そしてご臨終

今はタクシーの運転手に転身したC君ですが、タクシー運転手になるまでもう自分の車を持つことはなかったようでスクーターを普段のアシにして各地のアシスタントに通っていました。

ある日僕のところに遊びに来て僕が奥さん用に買ったスクーター…タクトクレージュをみて譲ってくれと言い出しました。

結局奥さんはスクーターに乗る気はなくて僕も友人から譲り受けた250スクーターを乗り回していた頃ですから余ってはいたのですが、友人から10000円程度ですが譲ってもらい自賠責に入って間もない頃で迷っていたのを「それじゃ8000円ね!」と言って返事もまともに聞かずに乗って行ってしまいました。

その後1年か2年くらい顔も出さず代金も払わず名義変更すらしてくれなくて困っていたところ、突然連絡が来てあのスクーターが壊れたとなぜかボクに逆切れする始末。

ホント困った元アシスタントでした、でも憎めないんですよね(笑)
だからジムニー改やらビートやらタクトクレージュやら乗り回していたんですね。

C君が陽一さんにビートの代金全額払ったかどうかはどちらからも聞いてないので僕は知りませんがとりあえずジムニー改とタクトクレージュの代金は…

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