二人に共通するのは「プロレスバカ」なほどの情熱
互いにバカ正直なまでのプロレス道を歩みました
1990年代後半から2000年代を代表するプロレスラーの1人。東京スポーツ主催のプロレス大賞、日刊スポーツの読者が選ぶMVPなど、多くの受賞経験を持つ。
2005年の東京ドーム大会で壮絶な試合を繰り広げたものの、翌日から元気にトレーニングを開始している。
2004年から2005年にかけて東京スポーツ新聞の一面企画として特訓シリーズを開始。ゲーセン特訓、北海道蟹特訓など常軌を逸したトレーニングを行った。
2005年の佐々木健介戦では「肉体的にはやっぱりキツイけど、翌日にフリーの佐々木選手は試合があるとレフェリーの西永秀一に聞いたので負けられないと思って道場に来た。でも、練習を始めた頃に西永が走ってきて『佐々木選手は試合がありませんでした』と言うもんだから、仕方がないから練習して帰った」そうである。
一方の佐々木健介は小橋との試合で興奮したためか、試合後の控え室で早速チューブトレーニングや腕立てに励んでいた。
年齢も同じ、プロレスへの情熱も同じ
IWGPヘビー級王座、三冠ヘビー級王座、GHCヘビー級王座と合わせて、初のメジャー3大タイトルを戴冠する快挙を成し遂げた。 2014年2月13日、現役引退を発表し、28年のプロレス生活にピリオドを打った。
プロレスリング・ノア東京ドームで行われた対小橋建太戦では、常識を超えた逆水平の打ち合いを繰り広げ、この年のプロレス大賞ベストバウトに選ばれた。
小橋との試合後、興奮が冷めないことと、小橋が試合後もトレーニングに励むと聞いたことから健介も控え室でチューブトレーニングなどを行った。
翌日は試合はなく、ある雑誌の取材を受けていたが、小橋が「健介は今日も試合があると思ってトレーニングをしていた」という発言をしたと聞き、帰ってすぐトレーニングに励んだ。
小橋の性格
口下手、でもリングの闘いは誰もよりも雄弁
【小橋建太】「ミスタープロレス」まさにプロレス一途に駈け抜けた男!「プロレスの鉄人」とも称された青春の握り拳、小橋建太!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
小橋建太 - Wikipedia
健介のエピソード
こちらも人の良さが顔に出ていますが、リングに立てば仁王の形相
【マッスルボルケーノ】佐々木健介よありがとう。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
2005.7.18 小橋建太 vs 佐々木健介が実現しました
プロレスリング・ノアの東京ドーム大会で実現
剛腕対決!!
2005年7月18日、プロレスリング・ノア東京ドームのセミファイナルで二人は激突。この試合は、両者の意地と意地が真っ向からぶつかり合う壮絶な試合となりました。特に互いに一歩も引かないチョップの応酬は、合計218発にも及びます。
伝説の試合としていまなお語り継がれるこの試合、それは両者が一歩も引かなかったことが大きな要因でしょう。互いに脂の乗った時期であり、それぞれが団体のエースとして看板を背負っている時期でした。また何より2人のファイトスタイルが酷似していた点も挙げられます。
また、他にも「夢のカード」実現は多々ありましたが、いわゆる「コンディションのピーク」時期を大きく超えてしまってからの実現が多い中、二人はまさに頂点といってもいい時期の激突でした。
所属団体やキャリアは違うものの、「鍛え上げた体で相手の攻撃を受けきる」ところや、「テクニックよりパワーで相手をねじ伏せる」ところなどは両者に共通しています。さらに「泥臭いほどの努力を重ねてエースに登りつめた」という点では、当時のプロレス界において双璧であったと言っていいでしょう。
壮絶すぎる打ち合い
両者の初シングルマッチに観客の期待も膨らんでいましたが、2人は想像をはるかに上回る試合をやってのけました。特にチョップ合戦は壮絶の一言に尽きるでしょう。互いに “剛腕” と称され一発一発が強烈なのに、それぞれが100発以上のチョップを打ち込み打ち込まれたのですから。
動画で注目してほしいのは、チョップを受ける際に少しも体を反らせていないところ。中には、チョップが当たる瞬間に体を後方に反らせて力を逃がすプロレスラーもいます。それはそれでテクニックなのですが、2人は意地でも体を反らさずに相手のチョップを受けきっっていました。
ミミズ腫れとなった両者の胸板は、まるで意地とプライドと “これまでの軌跡” が刻まれたかのようです。
いまも語り継がれるこの試合。
純粋すぎるプロレス好きの二人が、真っ向からぶつかったからこその感動を与えてくれました。
これからもずっと語り継がれていくことでしょうね。
プロレスリング・ノアを立ち上げた三沢光晴
【三沢光晴】これぞプロレス!全日本プロレスのトップからプロレスリング・ノアを立ち上げたエルボーの貴公子、最強プロレスラー三沢光晴。 - Middle Edge(ミドルエッジ)