ザ・ジャム

ギターとヴォーカルを担当するポール・ウェラーを中心に、ベースのブルース・フォクストンとドラムのリック・バックラーの3人によるロック・バンド。1977年、ウェラー若干18歳の時にデビューを果たし、ヒットを連発。パンク及びネオ・モッズを代表するグループとなりました!1982年に人気絶頂の中、まさかの解散。まずは、そんなウェラーの原点ともいえるザ・ジャム時代の名曲をご紹介します。
わずか6年という活動期間の中で音楽的に急成長したポール・ウェラーは、ザ・ジャムでは物足りなくなってしまい、より高度な音楽性にチャレンジすべく、1982年人気絶頂の中、ザ・ジャムからの脱退を決意。結果的に、ザ・ジャムは解散することになってしまったのでした。
ザ・スタイル・カウンシル

ザ・ジャム時代に共演したこともあり、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズなどにも参加していたことで知られるキーボード奏者、ミック・タルボットと組んだユニットがザ・スタイル・カウンシル。後に女性シンガーのD.C.リー、ドラムのスティーヴ・ホワイトも正式メンバーとなりました。ロックはもちろんのこと、ソウルやジャズなどの要素も取り入れたポップな音楽性と、政治的なメッセージ性を兼ね備え、スタイリッシュなヴィジュアルでも人気を博しました。
この頃から、ウェラーは私生活でもいろいろあって、音楽に集中できなかったようで、徐々に人気にも陰りが見えてきました。スタカンのラスト・アルバムとなった『コンフェッション・オブ・ア・ポップグループ』ではクラシック音楽の要素を取り入れるも、評価はイマイチ。さらに、ハウス・サウンドを先取りしたアルバム『モダニズム~ア・ニュー・ディケイド』を制作するも、その内容に不満だったレコード会社からリリースを拒否されるという、最悪の事態に陥ってしまったのです。結果的にバンドは90年に解散。
ソロ(ポール・ウェラー)

ザ・スタイル・カウンシル解散後、メジャー・レーベルとの契約も無くなり、まさにどん底から再出発することになったウェラー。それでも、愚直なまでに自分に正直に音楽活動を続けてきた彼らしく、ソロ・アーティストとしても真っ直ぐ突き進むのでした!
ソロとしてもクオリティの高い作品を作り続けることで、新旧問わず多くのアーティスト仲間からも高い評価、尊敬を集めているポール・ウェラー。ザ・ジャムでデビューしてから40周年となる記念すべきこの2017年に、ニュー・アルバムを届けてくれました!
最新作『A Kind Revolution』
海外では5月12日に発売され(日本盤は5月31日発売予定)、全英アルバム・チャートでは初登場5位にランクイン!ボーイ・ジョージやロバート・ワイアット、ザ・ストライプスのメンバーなどが参加していることも話題になっていますが、ウェラーが創り出すメロディーの素晴らしさを堪能することが出来る、贔屓目無しに長いソロ・キャリアの中で指折りの傑作ではないかと思います!
以上、ザ・ジャム、ザ・スタイル・カウンシル、ソロと、ポール・ウェラーがこの40年で発表してきた名曲の数々をまとめてみましたが、いかがでしたか?もちろん、これ以外にも素敵な曲が山ほどありますので、ぜひ探して聴いてみてください~