【第6位】Automatic / The Pointer Sisters
デモ音源を聴いてすぐに「これはすごい曲だ!」とメンバー全員が思ったというだけあって、全米5位、全英2位の大ヒットとなったこの曲。前作アルバム『So Excited(1982年)』でも顕著だったシンセ・サウンドを、さらにもう一歩押し進めた斬新な80'sサウンドを構築し、同グループのキャリア・ハイとなったアルバム『Break Out』からのセカンド・シングル!難しいであろう低いパートをあえて引き受けた、長女ルース・ポインターの歌唱が光ってますね!
【第5位】Jump / Van Halen
デイヴ・リー・ロスがリード・ヴォーカルを務めていた時代の、現時点では最初で最後の全米1位となったヴァン・ヘイレンの代表曲。なんといっても、ギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンが弾く、シンセサイザーのイントロが印象的でしたね!ライヴ感が楽しいプロモーション・ビデオは、なんとデイヴ本人が監督したもので、MTVビデオ・ミュージック・アワードでベスト・ステージ・パフォーマンス賞を受賞しました!
【第4位】Here Comes The Rain Again / Eurythmics
最高で全米4位、全英8位を記録!ニューヨークのホテルに滞在していた際に、カシオ製の小さなキーボードを使って作られた曲だそうです。デイヴ・スチュワートがメランコリックなリフを弾いていたら、窓から曇った空を眺めていたアニー・レノックスが、なにげなく自然と「Here Comes The Rain Again・・・」と歌い始めたのだとか。ヒット曲にはよくあることですが、この決定的な一つのフレーズさえ決まってしまえば、あとはパズルを埋めていくかのごとく、自然と曲は出来上がってしまうのですね!
【第3位】Against All Odds (Take A Look At Me Now) / Phil Collins
フィル・コリンズ、ソロとして初の全米1位となったこの曲は、映画『カリブの熱い夜』の主題歌でした!日本では「見つめて欲しい」という邦題で知られていますね。当時、ジェネシスの活動などでも多忙だったフィルは、自身のパート(ヴォーカルとドラム)をLAにてわずか一日で録音。他のパートはNYにて一日でレコーディングされるという強行スケジュールだったそうですが、時間が無い中でこれほどのヒット曲を創り出すあたりは、さすがフィル・コリンズ。後にマライア・キャリー&ウェストライフや、スティーヴ・ブルックスタインにカバーされ、その両方が全英1位になったことでも知られている名曲です!