2代目カリーナED(T18型)
バブル景気真っ只中の1989年に、2代目カリーナEDは発売されました。大ヒットした先代のコンセプトをそのまま受け継ぎながら、装備や機能は時代を反映した形で豪華になっています。
当時世界初のデュアル4WSモードを搭載したグレードを設定。回転半径が5.2mから4.7mに向上し、小回りのきく足回りを実現させています。
2代目カリーナED
この2代目カリーナEDの時に、姉妹車としてコロナクーペに替わってコロナEXiVが登場。トヨタのスタイリッシュでラグジュアリーなファミリーカーのそろい踏みですね。
2代目カリーナEDのスペック
Gリミッテッド:1,978,000円
型式:E-ST182
全長×全幅×全高:4,485×1,690×1,315mm
エンジン型式:3S-GE
最高出力:165ps/6,800rpm
最大トルク:19.5kg・m/4,800rpm
種類:直列4気筒DOHC
総排気量:1,998cc
車両重量:1,230kg
燃費:10モード/10・15モード:11.6km/L
1989年9月カタログより
3代目カリーナED(T20型)
3代目カリーナは、バブルが崩壊した直後の1993年に発売になりました。エンジンの型式は先代と一緒ですが、ボディサイズが一回り大きくなり、3ナンバー仕様車となり、剛性強化のためにセンターピラー付きのハードトップになっています。
3代目カリーナED
時代の移り変わりを反映して、コストカットのために、内装や装備が見直され、オートエアコンがマニュアルタイプに変更されるなど、若干淋しい感じになってきてます。
セリカGT-four由来の4WD仕様車も登場しますが、売れ行きは芳しくなく、1998年、カリーナEDは13年間の歴史に幕を下ろしました。
3代目カリーナEDのスペック
Gリミッテッドエキサイティングバージョン:2,288,000円
型式:E-ST202
全長×全幅×全高:4,500×1,740×1,325mm
エンジン型式:3S-GE
最高出力:180ps/7,000rpm
最大トルク:19.5kg・m/4,800rpm
種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1,998cc
車両重量:1,119kg
燃費:10モード/10・15モード:12.0km/L
1993年10月カタログより
車の価値観の移り変わり
バブルの到来とともに生まれ、バブルの崩壊とともに終了してしまったカリーナEDは、ファミリーカーなのに、機能性よりもデザイン性を追求した車でした。