【ボーイング727】短い滑走路の地方空港で活躍したイケメン飛行機

【ボーイング727】短い滑走路の地方空港で活躍したイケメン飛行機

私たち世代の飛行機といえばなんといってもジャンボジェットB747ですが、制動距離が長いため、747が離着陸できない空港もありました。そのような路線に活躍した、特徴のある形をした航空機ボーイング727。新幹線網の整備により追い出されてしまいましたが、その名機を振り返ってみます。


時代を作った大事件にもかかわっていた

日本中が震え上がった「よど号事件」の舞台になったんですね。
その他にもハイジャックされていますが、それだけ運用されていた数が多かったからなのでしょう。

新幹線網の整備により、活躍の場を削られる

先ほども筆者が仙台に住んでいた、と記しましたが、大宮ー盛岡を結ぶ東北新幹線、また大宮ー新潟を結ぶ上越新幹線が、1982年に相次いで開業しました。
新幹線の開業当時は新幹線が大宮止まりであるということ、また当時の車両200系は現在ほどの速度での運行でなかったことから、新幹線の開業即航空路線の廃止、ということにはなりませんでしたが、従来の特急の半分ほどの時間で移動できるようになったわけです。
そうすると、航空機の所要時間と、鉄道の所要時間との差が縮まり、航空機は相対的に不利になります。

727の就航が終了

このような理由から、727の活躍の場は徐々に失われ、ついに1990年4月27日の最後のフライト、山形-羽田をもって全機が退役となりました。

現在は仙台ー東京間は東北新幹線「はやぶさ」が時速320キロで1時間半ちょっとで結び、飛行機を使う理由は平常時にはなくなりました。
飛行機は到着したらすぐに乗れる鉄道と違い、手荷物検査などもあり、その時間を加えると新幹線との競争は難しくなってきます。
「4時間の壁」というものがあり、鉄道で4時間を超えると航空機のほうが有利になり、4時間を切ると、鉄道のほうが有利になるといわれています。

727の後輩は東日本大震災で活躍した

しかし、727のような「小さすぎず、大きすぎず」という旅客機の需要は、消えたわけではありません。
むしろ727を少し大きくした機種が、ジャンボジェットのいなくなった今、日本全国を飛び回っています。
このクラスの大きさの飛行機の世界的需要を狙って、日本国産の飛行機「MRJ」がまもなく活躍することなどは、それを象徴していると思います。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、東北新幹線、東北自動車道は使えなくなり、被災地への交通が途絶えてしまう事態が発生しました。
特に問題となったのが、東北地方の中核都市で、大きな被害を受けた地域でもある仙台と東京を結ぶ交通が、鉄道、バスとも使えなくなってしまったことです。

この時に役に立った空港が、仙台に近いが、比較的被害を受けなかった山形空港でした。
航空会社は東京から山形までの便を増やし、結果、被災地の復興の第一歩を強力にサポートしました。
もし今727が現役だったら、間違いなく一番先に使われていたでしょう。
727の後輩は、これからも日本経済の発展に貢献していくことでしょう。

エピローグ 727は世界ではまだ活躍している

完全に引退したわけではなく、世界ではまだ活躍しています。727がプライベートジェットとは、うらやましいですね。私も1機持ちたいものです。

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