親しかったコスナー・デモーネ夫婦は赤ん坊の死を機に、カナダに行くといってハムリンの町を出ていった。
末っ子のスコッティも死にガソリンスタンドの日系人オーナーも死んだ。
オーナーの息子のヒロシをひきとるキャロル。
年頃のメリー・リズに「セックスって何?」と聞かれて「お互いの虚無感をうめる素晴らしい時間よ」と答えるキャロル。しかしそんな娘もそれを体験せぬまま死んでいった。
ブラッド、ヒロシと一緒にキャロルは暗い部屋のなかロウソクをともして3人だけの夕食。死ぬまでは生きていようと決意した三人の食事だった。
映画について解説
予告では、核が落とされる前のウェザリー一家の生活を楽しむ姿が流されている。そして、終盤になると警告音のようなメロディーが流れ、フェイドアウトします。まるでこれから不幸な出来事が起こるかのように・・・。
核の被害にあった街では、物を手に入れるのもみんな必死でした。核という恐怖にさらされながら、生きていくのはとても大変です。
無名時代のケビン・コスナーとレベッカ・デモーネイが出演していた!!
この映画では、無名時代の若きケビン・コスナーとレベッカ・デモーネイが夫婦役で出演していました。
この映画に出演した時のケビン・コスナー。
ケビン・コスナーはその後、沢山の作品に登場するなどとても有名な俳優になりました。
ケビン・コスナー(左)とレベッカ・デモーネイ(右)
レベッカ・デモーネイは、映画『卒業白書』で広く知られるようになり、映画『ゆりかごを揺らす手』で有名になりました。
映画「テスタメント」は、絶望の中で懸命に生きようとする家族の姿に胸が締め付けられます。助からない結末がとても歯がゆく、それが核の恐ろしさをより認識させます。機会があったら、是非ご覧ください。
子供を失った悲しむ母親の姿が切ないです。