1986年から放送されたあぶデカ!あぶない刑事が大暴れ!!
1986年10月から放送が開始された日本テレビの、いや80年代日本のテレビ業界における大ヒット刑事ドラマだった「あぶない刑事」。
港警察署の舘ひろし演じる”ダンディー鷹山”こと鷹山敏樹と柴田恭兵演じる”セクシー大下”こと大下勇次の痛快コンビが、横浜市中区本牧を舞台に暴れまわるはちゃめちゃなドラマであった。

タカ!

ユージ!
共に女好きなタカとユージは、捜査中もしっかり事件そっちのけで綺麗目な女性を尾行!
近藤課長(中条静夫)に「たーかやまー!おおしたーー!!」と怒られながらも、なんだかんだ事件を解決してしまう凄腕のコンビであった。
脇を固めた薫(浅野温子)、町田 透(仲村トオル)とのコメディタッチなやり取りはテンポがあって面白かった。また、広域暴力団「銀星会」との過激すぎる抗争も見応えがあった。

トオル!

カオル!

ふたり揃って「あぶない刑事」!!
タイトルの副題は二字熟語だったのを覚えてらっしゃるだろうか。
これは、その回のタカとユージの行動理念を表したものと言われている。
副題を踏まえてドラマを見ると、彼らの破天荒ぶりがより強調される気がする・・・。

「激突」

「暴走」

「黙認」

「奪還」
あぶない刑事のタカとユージによる名曲たち!
「暴走」しました。
いよいよ、気になる名曲に触れよう。どうか「黙認」宜しくです。
ちなみにこの項目の副題は「本題」です(笑)
舘ひろしと柴田恭兵は、劇中の挿入歌も担当している。
まずは第1シリーズにエンディングで使用された舘の『冷たい太陽』。
当時36歳の舘による大人の色気漂う歌声に痺れまくった女性も多いだろう。
歌だけではなく、作詞作曲も舘が手掛けた。
「I love you 嘘に濡れた 冷たい肩を抱いて」とウィスキーと葉巻が似合う一曲となっている。
最近では、「冷たい太陽 Final Version」が、2016年の「さらば あぶない刑事」公開に合わせて制作され、舘のベストアルバム「ANTHOLOGY ~40th ANNIVERSARY BEST ALBUM~」に収録された。

「ANTHOLOGY ~40th ANNIVERSARY BEST ALBUM~」ジャケット
かつて柴田恭兵のモノマネと言えば、80年代のポッカコーヒーのCMにおける名台詞「関係ないね」と、「あぶない刑事」の挿入歌であった『RUNNING SHOT』の歌詞を用いた「行・く・ぜ!!」だった。
モノマネする際は、ひょうひょうとピストルを巧みに扱い、軽やかに走り回るユージを皆意識して真似していたように思う。
同曲の作詞は吉松隆と門間裕、作曲は吉松隆。
ちなみに柴田も2016年の「さらば あぶない刑事」公開に合わせて、ベストアルバムを発売している。アルバム内でなんと4曲も別バージョンで『RUNNING SHOT』が収録されている。

柴田恭兵オール・タイム・ベスト『ランニング・ショット』 ジャケット
お待ちかねの『冷たい太陽』と『RUNNING SHOT』の動画!!
う~ん、80年代を思い出す!
タカとユージが活躍して、無事その回がエンディングを迎えると流れる、『冷たい太陽』のフィルムのコマ送り映像。
かつての横浜赤レンガ倉庫前を颯爽と走り抜ける二人が、仲良さげで非常に好感が持てる。また、最後に二人同時にジャンプするシーンも印象深い。
ちなみに横浜赤レンガ倉庫にある「Bar Tune」ではタカとユージの手形が展示されているという(現在は不明)。
『RUNNING SHOT』のライブ映像も0:37~から軽快にステージに現れる柴田のステップが大好きだ。劇中のユージのキャラが反映されたような軽やかさが若々しくもあり、とにかく元気いっぱいで観ているだけで楽しくなってくる。
ただ、歌唱の後半になってくるとバテバテになってくる柴田。しかし、それを必死に隠しながら歌う彼もまた可愛くて大好きだ!!
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