Britney Spears
ブリトニー・スピアーズ
ブリトニー・スピアーズのことを今さら説明する必要はないと思いますが、まだ彼女の音楽を聴いたことがないという方がいたら、それは勿体ないと思いご紹介させていただきます。
ブリトニー・スピアーズは、日本ではブリちゃんの愛称で親しまれている世界の歌姫ですね。
14歳でレコード契約を結び、16歳でデビューし、いきなりシングル、アルバム共に世界的な大ヒットを記録しています。
まさに絵にかいたようなシンデレラ・ストーリーで、それは実力、努力あってのものだとはいえ、彼女の場合その成功の大きさが桁違いだというのが特筆ものです。
ところで、80年代までのアイドルと言えばいつも笑顔で健康的といった印象がありますが、ブリトニー・スピアーズをアイドルと呼んでいいのかわかりませんが、彼女の印象は随分違います。
なんというか、とてもクールです。彼女自身も彼女の楽曲も。
それが’00年代のアイドルなのでしょうね。そんなブリトニー・スピアーズがアイドルからアーティストへと成長するまでを追ってみます。
...Baby One More Time
デビュー曲「ベイビー・ワン・モア・タイム」が全世界で1000万枚近い売り上げを記録するという衝撃のデビューを飾ったブリトニー・スピアーズ。1999年リリースのシングルと同名のデビュー・アルバムも35ヶ国でプラチナム・ディスクを獲得し、全世界でなんと3000万枚も売り上げました。
成功の陰には常に優秀なスタッフがいるわけですが、ホイットニー・ヒューストンを手掛けたエリック・フォスター・ホワイトなどが実に手堅い仕事をしています。
それにしても、本作は発売から1年以上もチャートインしていたのですからスゴイですね。
ベイビー・ワン・モア・タイム
Oops!... I Did It Again
2000年リリースの2枚目のアルバム「ウップス!…アイ・ディド・イット・アゲイン」ですが、これまた全世界で2000万枚を超える大ヒットを記録しています。
先行してリリースされたアルバムと同名シングルのラジオオンエアは、アメリカの最高記録を更新するという1週間で155局のプレイ・リストにエントリーされました。
ウップス!…アイ・ディド・イット・アゲイン
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Britney
2001年にリリースされた3枚目のアルバム「ブリトニー」ですが、このあたりからイメージチェンジというか、アイドルからの脱皮を図ることになります。
そこでブリトニー・スピアーズが選んだのはセクシー路線です。プロモーション・ビデオも大胆になってきます。
しかし、アイドルが人気の絶頂期で方向転換するというのは勇気がいることでしょうね。世界的なアイドルであれば尚更でしょう。
ブリトニー・スピアーズはアイドルからアーティストになることをここで選んだと言えます。そしてこのアルバムも大ヒットします。
ブリトニー
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In The Zone
一部では方向転換を図った前作「ブリトニー」のアルバム・セールスが悪かったということで批判的な意見もありましたが、それでも前作は1200万枚も売り上げているんですね。
並みのミュージシャンであれば1200万枚というのは夢のような大ヒットということになると思いますが、これだけ売り上げても叩かれる状況は想像がつきません。
で、ブリトニー・スピアーズはどうしたかといいますと、2003年にリリースされたアルバム「イン・ザ・ゾーン」では前作を更に推し進めた素晴らしい作品を作り上げました。
セクシー路線はより過激になり、音楽的にはヒップ・ホップを強く打ち出したダンス・ビートが魅力的です。
尚、収録曲の「トキシック」は、「もっともセクシーなミュージックビデオ」の1位に選ばれています。