ザクⅠとの制式採用競合に負けたことでEMS-4ヅダの開発に心血を注いできた
ツィマッド社のテストパイロットも務めたジャン・リュック・デュバルの
ジオニック社憎しの恨みが強烈にこの人間の性格を歪めている表現が印象的な
話しです。
確かにこの機体を扱うには機体限界を熟知していないと暴走、制御不能に
陥り、最後は爆発してしまう欠点を制御する必要があり、パイロットを選ぶ機体だったのは
確かだったようです。その上、ザクの1.8倍のコストがかかることも国力のまだ小さな
ジオン公国にとっては負担が大きく、政治的判断も働いていたのかもしれません。
しかし戦局の憂色が濃くなってきた時期にプロパガンダとしてEMS-10という新しい形式番号を
与えられ、内容的にはEMS-4から何も変わっていないこの機体を量産するという発表が
成されることになりました。デュバル少佐はこの事情を知っていたにもかかわらず評価試験を
第603技術試験隊において実施することになりました。機体形状とほんの少しの改造を
施しただけのこの機体はやはり暴走、爆発事故を起こしてしまいますが、第603技術試験隊の
警護を名目に3機+予備機1機、計4機をヨーツンヘイムに搭載されることとなり、後々まで
活躍することになりましたね。
MSM-07D ゼーゴック
水陸両用機ズゴックを改造した機体だけに出力、推力とも他のMSとは比べ物にならない
高性能を有していた上、ダイブマニューバー・ユニットの熱核エンジンを別に搭載した、
ハイブリッド型のエンジンでした。それ以外にも武装として種類はすくなかったですが
強力なメガ粒子砲を一門と大量兵器輸送用コンテナ(LWC = Logistics Weapon Container)
を搭載できることから各種兵器が機動管制ユニットから使用でき、時期がもう少し早い段階
での登場ならば、連邦軍側は「星1号作戦」の立案を変更せざるを得なかったかもしれません。
しかし、オデッサを失い、ジャブロー奇襲作戦の失敗により地上拠点のほとんどを失った
ジオン軍は既に主戦場が宇宙空間に移行していることなどから水陸両用機の価値が無くなった
ため、機体とLWCは任務終了後放棄し、パイロットのみ回収するといういわば使い捨ての
モビルダイバーシステムとして運用することになっていました。
特筆すべきは、この機体のテストを担当していたヴェルナー・ホルバインという
パイロットです。精神分裂症のような言動や、他人に自分を理解させることも、理解する
ということもハナからしようとしない完全な一匹狼のような人物として描かれています。
しかしパイロット能力は抜群で、危険回避の感や処置など戦果を挙げられずにいても
優秀な人材であることをエンジニアリングオフィサーとして同乗したヒデト・ワシヤが
証言しています。最後は大気圏脱出中の艦艇、(空母、戦艦を含む)5隻を一撃で撃沈し
大戦果を挙げますが、ジャブローからの迎撃機に回収用ガウを撃墜され、自身の機体も
損傷を受け海上に激突してしまします。
MS-14B 高機動型ゲルググ(ヘルベルト・フォン・カスペン専用機)
機体自体は個々の特性に合わせたファインチューニングされているようですが、
特に特筆すべきものはなかったようです。
しかしこの機体を第603技術試験隊ヨーツンヘイムに持ち込んだ人物が大問題でした。
ヘルベルト・フォン・カスペン大佐、ヨーツンヘイム内において最高階級者であり、
カスペン戦闘大隊として第603技術試験隊を編入、ア・バオア・クーの決戦に実戦部隊として
投入することが目的でした。特別仕様の黒い軍服を着用し、勲章を5つも付けていることから
優秀な歴戦の指揮官なのは間違いないのでしょうが、どうも左手が義手のようで興奮すると
これを握りしめるところなど、異様な雰囲気を持っています。会話に余分なことを省く
処から、誤解されやすい性格のようで特にモニク・キャディラック特務中尉などはかなり
嫌っているところを露骨に見せていました。
「戦い!戦い!戦いこそがジオンそのものなのである!」このセリフが示す通り超タカ派的
考えの持ち主で603技術試験隊内では浮いた存在となっています。
MP-02A オッゴ
カスペン大佐の待っていた戦闘大隊要員、軍上層部が約束していた精鋭たち。これが実際に
配属されてきたのは、実戦経験もない少年兵たちだった。期待していた機体も最終決戦に
なるかもしれないア・バオア・クーの防衛に間に合わせるための急造機体「オッゴ」だったのです。
敵MSと比べるのでは無く、ボールとの比較で優っているという程度の小型機体でした。
カスペン大佐は自身の栄光を侮辱されたと怒髪天を衝く程の怒りを見せますが、
偶然にもこの大隊に配属されたモニク・キャディラックの実弟エルヴィン・キャデラックの
毅然とした態度には感心した模様で、以降少年兵たちにある程度の期待を寄せることとなります
最後に敗戦が決定的になり、味方の脱出路を確保するために奮戦するビグ・ラングとオッゴを
救出するために自ら出撃、武器もシールドさえも失いながらもオッゴの少年兵を守ろうと
盾になり撃墜されてしまいます。この人物も戦争による精神異常をきたしていたような描き方を
されてはいましたが、やはり「男」を感じさせる軍人でしたね。
MA-05Ad ビグ・ラング
この機体についてどう書けばいいんだろう?「少年兵たちに死ぬまで戦えというのか!」
と言うマルティン・プロホノウ艦長の言葉がどうも耳から離れずにいます。
オッゴの修理、弾薬補給を母艦に戻らず、最前線で可能にするための機体で、
恐怖と、使命と命令による精神的ストレスを少年兵たち(初陣の)に与え続けるための
機体であることは明白です。構造そのものも開発途中の巨大モビルアーマーに制御用ユニットと
してビグロを取り付けるなど無茶な出来上がりとなっていました。ただ、ビーム撹乱弾、そして
武装は強力なものでビグロの武装はすべて使えていたようです。事実、調整に間に合った本機は
いきなり連邦軍艦艇を一撃で3隻も撃沈するなど、その力を見せつけていました。
しかしパイロットの未着任により技術者であるオリヴァー・マイ技術中尉の手によって
実戦投入され、未熟な操作となっていたのは明らかであったことだと思います。
それでもボール6機、ジム2機、マゼラン級戦艦1隻、サラミス級巡洋艦5隻という大戦果を挙げ、
連邦軍側は、「赤いモビルアーマー、こんなフィールドに!?」と驚いていました。
最終的には機体は撃破されてしましましたが、パイロットはモニク・キャディラック特務大尉に
救出され無事でした。
機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線 - Middle Edge(ミドルエッジ)
地球連邦軍
RTX-440 陸戦強襲型ガンタンク
突撃砲形態
試作段階での開発が中止されることはままある事だったろうでしょう。
それは色々な理由からあり得ることだと思います。ただこの機体の開発中止はジオン側に情報が
漏らされたためでした。その情報を売ったのが、この物語の主人公である
アリーヌ・ネイズン技術中尉の恋人だったクライド・ベタニーでした。彼はそのままジオン軍に
逃亡し、その件に関して疑いをかけられた彼女は終身刑の身となっていました。
しかし連邦軍の大反抗作戦の最終決戦、オデッサ作戦を前に仮釈放され問題のこの機体3機を
小隊とし、彼女は小隊長として独立混成第44旅団に編入されることとなりました。
隊員3人とも囚人の身であり、この機体も用済みということから軍上層部は始めから
自爆による戦果を期待されていただけの話で、要は特攻機として運用するつもりであったようです。特記すべきは彼女は技術士官でありながらパイロット能力の高さは驚くべきものでした。
RGM-79[G] 陸戦型ジム(先行試作量産型ジム)
61式戦車
ホバートラック
上記、第08小隊を参照のこと
ジオン公国軍
MS-06J エルマー・スネル専用ザクⅡ陸戦型
白のパーソナルカラーに、頭部とシールドにトカゲのマークを付けた機体
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E6%A9%9F%E5%8B%95%E5%85%B5%E5%99%A8%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E6.A9.9F.E5.8B.95.E6.88.A6.E5.A3.AB.E3.82.AC.E3.83.B3.E3.83.80.E3.83.A0_MS_IGLOO_-.E9.BB.99.E7.A4.BA.E9.8C.B20079-宇宙世紀の登場機動兵器一覧 - Wikipedia
この機体に関しては特に記すべきものはありませんが、パイロットのお話を書いてみたいと
思います。本編中、本人の姿は登場しません。乗機の白いザクⅡを通して声のみしか解りません
敵味方から「白き鬼、ホワイト・オーガー」と恐れられる程のパイロットで砲撃に関しては
異常なほどの能力を見せつけます。スネルが全ての不幸の元凶と思い込んでいる
ハーマン・ヤンデルとの戦闘の夢を毎晩続けて見続けるも、いつも途中で終わってしまい、
結果は判らずじまいだったようです。7月26日、不調と報告しザクII2機に護衛されて
離脱したあと、ヤンデル隊(戦車2個小隊)の待ち伏せに遭い交戦状態に入ります。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
【機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争】
地球連邦軍
RX-77D 量産型ガンキャノン
第4話で襲撃型MSケンプファーの攻撃を受けコロニー内でグレイ・ファントム
(ホワイト・ベースの同型艦)所属のスカーレット隊のうち2機が登場。あっという間に
撃墜され、1機は市街地に墜落し、かなりの被害が出ていましたね。
RX-78NT-1 ガンダムNT-1 アレックス
バックスタイル
GUNDAM EXCEED
最終話でサイクロプス隊の生き残り、バーナード・ワイズマンの操るザク改と交戦、
特殊なパイロット専用に開発されたピーキーな運動性能のため
操るには難しすぎたためクリスの能力では本来の性能を引き出すことが出来ず互角の戦いを
ザクⅡ改と演じてしまいます。
お互いが知り合いどころかほのかな恋心まで抱いていた相手が搭乗してるとも
気づかずにアルが終戦を知り「バーニー!もう戦わなくてもいいんだよ!」と叫びながら
走り寄ろうとするがしかし最後にはクリスのビームサーベルはザクⅡ改の
コックピットを貫いてしまいます。
アレックスもかなりのダメージを受けていて、結局アムロ・レイには届かぬままと
なっています。
RX-78NT-1FA ガンダムNT-1フルアーマー(チョバム・アーマー装備型)
ガンダムNT-1 AREX
北極基地内のコンテナにパーツの状態で格納されていた第1話から登場。
サイド6の秘密基地に輸送され、機体の組み立てと
クリスチーナ・マッケンジー中尉による最終調整が行われていました。
それを追ってきたジオン軍のサイクロプス隊の襲撃を受け、緊急発進
させるもののケンプファーの攻撃でチョバムアーマーを破損しました。
本体には大した損傷もなく事なきを得ましたが、秘密基地の事が
公然となってしまい、弾薬の補給すら受けることが出来なくなっています。
RGM-79D ジム寒冷地仕様
バックスタイル
冒頭のシーン、ジオン軍サイクロプス隊のRX-78NT-1奪取作戦による奇襲を受けた
北極基地での登場。この時サイクロプス隊はズゴックE1機、ハイゴッグ3機、
計4機のみの奇襲作戦だったが、応戦に出たかなりの数のこの機体は映像で
確認出来るものだけで6機を失い、シャトルに積まれたRX-78NT-1奪取または
破壊のためサイクロプス隊の1機が秒読みに入っていたシャトルを止めるべく、
単独で先行、強行したハイゴッグ1機を撃破したのみにとどまっていました。
MS開発にジオンに後れを取っていった連邦軍ではパイロットの養成期間も
そうは長くないはずで、ジオン軍の錬度の高いパイロットたちに格の違いを
見せつけられていたようです。
RGM-79G ジム・コマンド
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