映画『KIDS(キッズ)』
1995年、アメリカの青春映画。
ストリート・ギャングまがいの生活を送るストリート・キッズたちの生態を描いた問題作。
監督はラリー・クラーク。ティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきた写真家でもあった。

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脚本は、スケーターだった高校生の時にクラークと知り合い、19歳で初のシナリオである本作を執筆したハーモニー・コリン。
本作はクロエ・セヴィニーの出世作としても知られる。また、当時クロエとコリンは恋人関係にあったとされる。
予告動画
映画『KIDS(キッズ)』 あらすじ
KIDS(1995) | 映画-Movie Walker

思春期特有の”性”や”ドラッグ”が描かれた話題作だった!

ジェニー役のクロエ・セヴィニー


キャスパー(ジャスティン・ピアース)とテリー(レオ・フィッツパトリック)のコンビ

KIDS(1995) | 映画-Movie Walker


大人の世界へ興味津々な子供たち
監督は写真家のラリー・クラーク
1943年1月1日生まれ。オクラホマ州タルサ生まれ。
写真家であり、映画監督、作家、映画プロデューサー。
薬物乱用や未成年のセックス、暴力、パンクやスケートボードというサブカルチャーに関心を示し、自らもドラッグを使用していた。
写真集『タルサ』と『ティーンネージラスト』の期間中、銃の不法所持と傷害罪で逮捕され5年間収容された。
『タルサ』は、マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』、本作で製作総指揮を務めたガス・ヴァン・サント監督の『ドラッグストア・カウボーイ』に影響を与えたと言われている。

近年のラリー・クラーク

写真集『タルサ』
本作が出世作だったクロエ・セヴィニー
1974年11月18日生まれ。アメリカマサチューセッツ州で生まれ、コネチカット州で育つ。
女優、ファッションデザイナー、元ファッションモデル。
『KIDS(キッズ)』で映画デビュー。本作以降、人気ブランド〈ミュウミュウ〉のイメージガールも務めるなど注目されることになった。
インディペンデント映画を中心に活動。
恋人だったハーモニー・コリンの監督作品である『ガンモ』では、衣装デザインに関わった。
1999年公開の『ボーイズ・ドント・クライ』ではアカデミー助演女優賞の候補となり、全米映画批評家協会賞助演女優賞やロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞を受賞している。

2010年頃のクロエ・セヴィニー
作品データ
監督 ラリー・クラーク
脚本 ハーモニー・コリン
俳優 レオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアース、クロエ・セヴィニー等
公開 1995年
時間 92分
不良少年の日常をドキュメンタリータッチで描いた映画『KIDS(キッズ)』。
90年代の青春映画の金字塔『トレインスポッティング』を思わせる雰囲気があったように思う。
こんなやさぐれた映画がたまには観たい。