時代は8ビットから16ビットへ
家庭用ゲーム機ではファミコン、PCエンジン、メガドライブといった名機が凌ぎを削っていた80年代。
パソコンを見ればPC-88を中心とした8ビット御三家から、PC-98などの16ビット御三家へ。やはり時代は進化を続けていました。
【8ビット御三家】NEC、シャープ、富士通を8ビット御三家と呼んだ1980年代はパソコン黎明期でした。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
当時のパソコンといえばプログラミングを覚えることは出来ましたが、多くの人にとっては高級なゲーム機という感覚があったのではないでしょうか。
そんなパソコンユーザー向けに、PCゲームのメーカーは各ジャンルで作品を提供していました。
なかでも「RPGの雄」といえば日本ファルコムの名前が挙げられるでしょう。
「泣きのBGM」ともいうべきFM音源を駆使した秀逸なゲームサウンド
今でも知名度の高い、当時の日本ファルコムでゲームサウンド制作を手掛けた古代祐三氏。
当時のFM音源を完璧に操った一人と言っても過言ではないでしょう。
80年代後半から第一線を走り続けるゲーム音楽作曲家『古代祐三』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
彼は後にはスーパーファミコンでPCM音源を操り、これも名曲とされた「アクトレイザー」のゲームサウンドを手掛けます。
そんな古代祐三氏を擁した日本ファルコムが80年代にPC向けにリリースした名作RPGから、「泣きのBGM」ともいうべきFM音源のゲームサウンドを8選、お届けしてみようと思います。
引用したYoutube動画は、様々なアレンジを利かせたものや生演奏によるもの。あるいは各パソコンやゲーム機ごとの音の違いを比較したものなど、このBGMに魅せられた方々の動画ばかりです。
なお、本家のFM音源BGMは下記のAWAプレイリストから視聴することが出来ます。
”'70'80'90Best Vol.4 日本ファルコムRPG!テンション上がるBGM” by ミドルエッジ on AWA
1 ソーサリアン ダンジョン(消えた王様の杖)
初っ端から泣きのサウンドです。
名曲揃いゲーム「ソーサリアン」にあって、荘厳なオープニング~穏やかな街のBGMと続き、最初のシナリオ「消えた王様の杖」に進むと流れるこのサウンド。
鳥肌が立つほどにテンションが高まり、冒険が始まったことを感じずにはいられないBGMがこれでした。
【ソーサリアン】本体と独立して追加可能なシナリオと拡張性のあるシステム、古代祐三サウンドでユーザーを魅了した日本ファルコムの名作です。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
2 イースⅠ FIRST STEP TOWARDS WARS(草原)
こちらは名作「イースシリーズ」の幕開けともいうべきイースⅠ最初のフィールド。
ファミコンやPCエンジンなどのゲーム機を含めた各機種のサウンド比較が、下記の動画です。
まさに勇壮なBGMが、これから始まる冒険への気持ちを高めてくれたものです。
パソコンRPGの雄、日本ファルコムが手掛けた名作ARPG「Ys(イース)シリーズ 」!1987年の第1作『イース』から振り返ってみよう。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
