映画『いまを生きる』
1989年に公開された映画『いまを生きる』(原題: Dead Poets Society)。日本公開は1990年。
ロビン・ウィリアムズ主演、「モスキート・コースト」のピーター・ウィアー監督。脚本はトム・シュルマンで、アカデミー脚本賞を受賞した。
若き日のイーサン・ホークも出演している。

映画『いまを生きる』 DVD
原題の「Dead Poets Society(死せる詩人の会)」は、劇中の教師ジョン・キーティングがウェルトン校在学中に結成した読詩サークルで、すべて没した古典的詩人の作品のみ読むことからつけられている。
邦題である「いまを生きる」は劇中でキーティングが発するラテン語「Carpe Diem」の日本語訳である。

映画『いまを生きる』 DVD
映画『いまを生きる』 あらすじ

「伝統・名誉・規律・美徳」を重んじる校風。そこから展開される格式ばった授業形式や薄っぺらい授業内容を否定するキーティング(ロビン・ウィリアムズ、真ん中)

キーティングを囲む生徒たち

机の上に立ち、情熱的に話すキーティング

洞窟にサックスやタバコ、お菓子を持ち込んで語り合う生徒たち

引っ込み思案のトッドには、皆の前で即興で詩を語らせるという強引だが、愛情のこもった指導を行った
いまを生きる - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)

舞台終了後、父親にやりたいことを否定され、将来を決めつけられてしまったニール

ニールの死を哀しみ、弔う生徒たち

生徒たちが自主的に机の上に立ち、去りゆくキーティングに敬意を表した

その様子に微笑むキーティング
ラテン語「カーペ・ディエム」
最初の授業で、まず教室から生徒たちを連れ出したキーティング。
OBの写真の前で、キーティングは先輩も将来に希望を見出していたこと、まだ自分と言う存在を把握しておらず皆苦しんでいてもいたと伝えた。
「seize the day(その日をつかめ)」、ラテン語で「Carpe diem」(カーペ・ディエム)という言葉を伝えた。

キーティングはOBの写真の前で生徒たちに人生の尊さを伝えた
「カーペ・ディエム」は、紀元前1世紀の古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句。
「一日の花を摘め」、「一日を摘め」などとも訳される。
ホラティウスは「今日という日の花を摘め」というこの部分で、「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」と言おうとしている。

ラテン語で言うなら「カーペ・ディエム」
作品データ
監督 ピーター・ウィアー
脚本 トム・シュルマン
公開 1989年(※日本公開は1990年)
配給 TS、TS/WB
時間 128分
出演 ロビン・ウィリアムズ、イーサン・ホーク、ロバート・ショーン・レナード等
ロビン・ウィリアムズ出演作の特集記事
当時無名のマットデイモンが脚本を執筆!映画 『グッド・ウィル・ハンティング』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
【ミセス・ダウト】ロビン・ウィリアムズ扮する「ダウトファイヤー夫人」の姿が話題を呼んだホーム・コメディ。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
眠り病の実話を基にした映画『レナードの朝』 デニーロの演技が圧巻! - Middle Edge(ミドルエッジ)