1990年代、CDはシングルもアルバムも問わず飛ぶように売れました。
もちろん当時はその後の時代変化など知る由もない訳で、私たちはジャケ買い含めて多様なCD購買方法を楽しんでいましたよね。
テレビの影響が圧倒的だった当時、ドラマやCMタイアップなどでミリオンセラーやダブルミリオンなどが多数登場するなか、女性シンガーたちも元気でした。
無数に登場した名曲のなかから、あえて90年代のガーリーJ-POPと銘打って8選、ご紹介してみようと思います。
”'70'80'90Best Vol.10 "90's girly J-pop"” by ミドルエッジ on AWA
Hello, Again ~昔からある場所~ My little lover
下記にwikiを引用しましたが、My little lover(マイラバ)が登場した95年はMr.Children(ミスチル)が圧倒的な支持を集めていた時代。
プロデューサーの小林武史はTK(小室哲哉)と並び称される、稀代のプロデューサーとして著名でした。
そんなマイラバ、デビューからの2曲(「Man&Woman」「白いカイト」)は、どことなくそんな前評判がそのままセールスに出たような印象もあった気がしますが、3曲目の「Hello, Again ~昔からある場所~」は純粋に名曲と感じた人も多く、マイラバの注目度が一気に上がった一曲ではなかったでしょうか。
ボーカルakkoのどことなく切なくて可憐な声が曲調に見事にマッチして、当時をノスタルジックに振り返ってしまいたくなる一曲でもあります。
My Little Lover - Wikipedia
【マイラバ】MY LITTLE LOVERデビュー20周年メモリアルアルバム11月25日発売【テレビ出演情報】 - Middle Edge(ミドルエッジ)
くじら12号 JUDY AND MARY
JUDY AND MARYといえばブレイク曲の「Over Drive」やアニメ”るろうに剣心”タイアップの「そばかす」が有名ですが、ここでは「くじら12号」を挙げてみます。
伸びのあるボーカルYUKIの声が印象的なジュディマリですが、「くじら12号」の
”ドルフィンキックで痺れてみたいな”
の詞は、ジュディマリっぽさが凝縮されていてたまらなく好きでした。
モンスターバンド・Judy And Maryのおすすめしたい名曲 - Middle Edge(ミドルエッジ)
夢見る少女じゃいられない 相川七瀬
織田哲郎プロデュースの鳴り物入りでデビューした相川七瀬。
当時の”前向きなガール・ポップ”に対して”前向きじゃないダークなロック”を打ち出したとされる相川七瀬でしたが、この曲を歌う彼女はまさにそういった印象でした。
どうみても可愛い少女なのに、眼差しが挑発的で思いっきりロック気取りながら唾するような激しい歌い方をする彼女。
同世代の若い女性ボーカルではTKプロデュースが全盛だった時代に、目新しさを感じた方も多かったのではないでしょうか。
一気にブレイクした相川七瀬!織田哲郎がプロデュースした彼女の90年代を振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
やさしい気持ち Chara
引用にもありますが、1997年の発売当時は資生堂CMでかなり流れたのを憶えている方も多いかもしれません。
この曲の前年(1996年)、岩井俊二監督の映画「スワロウテイル」に登場したバンド「YEN TOWN BAND」名義でのシングル「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」が大変有名ですが、私は「やさしい気持ち」のMVがとても印象に残っています。
岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』のYEN TOWN BANDが一夜限りの復活 - Middle Edge(ミドルエッジ)
I BELIEVE 華原朋美
小室哲哉の申し子、というか彼女としてイニシャル「TK」で登場した華原朋美。
当時はまだ"遠峯ありさ"時代を知っている人も多く、まさしくシンデレラストーリーとして羨望の対象でもあった気がします。
一曲目の「keep yourself alive」はいかにもといった曲調でしたが、この「I BELIEVE」は彼女の独特な伸びのある高音が遺憾なく発揮された、華原朋美の魅力が引き出された一曲だったといえるのではないでしょうか。
”輝く白い恋の始まりは・・・”に始まるこの曲を、彼女が後に経験する数奇な運命と重ねて聴いてしまう人も多いかもしれません。
I BELIEVE (華原朋美の曲) - Wikipedia
【動画】小室哲哉プロデュース、華原朋美デビューシングル『keep yourself alive』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
Sunny Day Sunday センチメンタル・バス
イントロクイズをやったら「巨人の星」と誤答が頻出してしまうのではないかと思われます。
「巨人の星」を思わせる冒頭の効果音に続いて”39度のとろけそうな日”で始まるこの曲、引用にもある通りポカリスエットのCMソングに起用されたのを憶えている方も多いのではないでしょうか。
この曲を歌ったセンチメンタル・バスですが実は1998年9月19日のCDデビューから2年、2000年12月31日には解散してしまいました。
アフロヘアがトレードマーク!!青春バンド『センチメンタル・バス』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
CANDY GIRL hitomi
1995年発売のhitomiのスマッシュヒット。
元気で勝ち気な彼女らしさが表現された一曲だったのではないでしょうか。
当時「小室ファミリーの落ちこぼれ」と自称していたそうですが、ある意味では小室カラーに染め上げられなかったところに彼女らしさがあるのかもしれません。
hitomi&鈴木亜美の“妊婦コンビ”がそろって登場!“妊婦競演”で1万1000人が沸く!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
誰より好きなのに 古内東子
1996年に発表され、古内東子の代表曲となった一曲。
彼女の曲は恋愛をテーマにすることが多いのですが、自分自身が経験した恋愛の歌のみを歌うことが最大の売りで、主に同世代の女性に支持されていました。
「恋愛の神様、教祖」と称えられ、松任谷由実に次ぐ逸材、といった評価を受けてたことも。
後年、数々のアーティストによるカバーが発表されているのもこの曲の特徴です。
(下記のwiki引用をご参照)
1998年のアルバム『魔法の手』がオリコン1位に!古内東子を振り返る! - Middle Edge(ミドルエッジ)
以上、90年代を代表するガーリーJ-popというか女性シンガーの曲から8選、ご紹介してみました。
ご紹介した曲8選、こちらでも視聴出来るようです
”'70'80'90Best Vol.10 "90's girly J-pop"” by ミドルエッジ on AWA