Billy Idol

ビリー・アイドル
ビリー・アイドルは、ジェネレーションXのボーカリストとして1978年にデビューしています。
パンクバンドとしてくくられているジェネレーションXですが、当時のイギリスではセックスピストルズやクラッシュなどに押されて2番手、3番手に甘んじており、パンクバンドというにはちょっと独特の存在で、ルックスの良さからアイドル扱いされてしまっていました。
結局ジェネレーションXは、大きな成功を収めることなく、「ジェネレーションX」、「人形の谷」、「甘い復讐」、「キス・ミー・デッドリー 」と4枚のアルバムを残して解散します。
その後、ビリー・アイドルはアメリカに渡りソロ活動を開始し大成功を収めることになりますが、成功しなかったとはいえジェネレーションXはビリー・アイドルのキャリアにおいて欠かすことはできません。

ジェネレーションX
Generation X
1978年発売、ジェネレーションXのファースト・アルバムです。センセーショナルなデビューとはいきませんでしたが、全英29位とまずまずのヒットです。
それにしてもメンバーのルックスはとても良いですね。アイドルとして売り出そうと考えたのも無理もありません。

ジェネレーションX
Your Generation
1979年発売のセカンド・アルバム「人形の谷」には、全英11位となるジェネレーションXの最大のヒット曲「キング・ロッカー」が収録されています。アルバムは全英51位とパッとしなかったたということもあったのではないでしょうか、音楽性の違いからこの後メンバーチェンジが行われます。

人形の谷
前作は荒削りなギターサウンド、シャウトするボーカル等、Sex Pistolsを始めとするパンクロックへの愛が感じられるアルバムだったが、今作はよりオリジナリティを出してきた印象。
https://www.amazon.co.jp/Valley-Dolls-Generation-X/dp/B000063T0VAmazon.co.jp: Generation X : Valley of the Dolls - ミュージック
Billy Idol
ジェネレーションXが1981年に解散した後、ビリー・アイドルはアメリカに渡りソロ活動を開始します。
そして、そこで右腕となるギタリスト、スティーヴ・スティーヴンスと出会うことになります。

スティーヴ・スティーヴンス
スティーヴ・スティーヴンス協力のもと1982年に完成したのがファースト・ソロ・アルバム「ビリー・アイドル」です。
収録曲「WHITE WEDDING」や「DANCING WITH MYSELF」のビデオが話題となりました。

ビリー・アイドル
Rebel Yell
ニュー・ウェイヴ的な音作りとハードロック的なギターの融合が話題となった、盟友スティーヴ・スティーヴンスの功績も大きな1983年発売のアルバム「反逆のアイドル 」は全英36位・全米6位と大成功を収めました。
本作こそがビリー・アイドルの代表作といってよいでしょう。
本作からは4曲がシングルとなり、それぞれ「反逆のアイドル」46位、「フレッシュ・フォー・ファンタジー」29位、「アイズ」4位、「キャッチ・マイ・フォール」50位とヒットしました。

反逆のアイドル
1986年「WHIPLASH SMILE」、1987年「VITAL IDOL」と立て続けに素晴らしいアルバムを発売し、1987年のシングル「MONY MONY」を全米1位に送り込んだビリー・アイドル。
スティーヴ・スティーヴンスが脱退した後に発売された1990年のアルバム「CHARMED LIFE」も大ヒットしています。
ビリー・アイドルにとって80年代は輝かしものとなりました。
因みにスティーヴ・スティーヴンスは2001年からビリー・アイドルとまた一緒に活動しています。