麻雀漫画の必殺技・特殊能力:ムダヅモ無き改革・哲也-雀聖と呼ばれた男・咲-Saki-ほか

麻雀漫画の必殺技・特殊能力:ムダヅモ無き改革・哲也-雀聖と呼ばれた男・咲-Saki-ほか

麻雀漫画の出演者の驚くべき能力や技の数々を振り返ってみましょう。1975年に日本初の麻雀漫画雑誌『漫画ギャンブルパンチ』が竹書房より創刊され、1970年代後半から1980年代半ばにかけて多数の専門誌が創刊される一方、リニューアルによる誌名変更などもを含めてその多くが休刊に。1990年代に、新創刊の雑誌は若干あるものの、継続して出版するのは竹書房ほぼ一社のみとなっています。盛り上げていきたいところです。


魔物じみた強さを持つ謎の麻雀打ちの「傀」(カイ)の「御無礼」 『むこうぶち 高レート裏麻雀列伝』(1999年)

『むこうぶち 高レート裏麻雀列伝』(むこうぶち こうレートうらマージャンれつでん)は、漫画:天獅子悦也、協力:安藤満(安藤満逝去後はケネス徳田が闘牌協力)による日本の漫画作品。

『近代麻雀オリジナル』(竹書房)で1999年に連載が開始され、2000年に『近代麻雀』に移籍して現在も連載中。2016年11月現在、単行本は45巻まで刊行中。コンビニ版総集編『麻雀破壊神・傀』も発売された。

いわゆる「麻雀劇画」が一般的には「麻雀で勝った者の勝者のストーリー」であるのに対し、本作品は「傀と麻雀して負けた者」を描いた「敗者のストーリー」である点が画期的であった。その意味で本作品の真の主人公は、さまざまな理由で高レート麻雀の卓に着き、傀に敗れていく者たち(あるいは彼の闘牌の観戦者など戦いを見届ける者)であると言える。

「傀」(カイ)に「御無礼」を言われた対戦相手は必ず負ける。本作品は「傀と麻雀して負けた者」を描いた「敗者のストーリー」である点が画期的であった。

死神が来た・・・

魔物じみた強さを持つ謎の麻雀打ち。どこからともなく雀荘(高レートが多い)に現れる。

卓に座った瞬間に敗者を見抜き、彼に「御無礼」を言われた対戦相手は必ず負ける。各話に出てくるゲストキャラの対局相手として登場する(初めの話で出てきた水原祐太のように彼と対局しないパターンもあり)。

本名、出身、住所一切不明。「傀」という名前は「人鬼」から来ており、名を問われた際は「傀と呼ばれています。」と名乗り、一匹狼の真のギャンブラーを意味する「むこうぶち」の名で呼ばれることもある。容赦なく対戦相手から金を毟り取るため「暴虎」の異名を持つ。

「傀」(カイ)が雀荘(高レートが多い)に現れる。「打てますか?」

自分の思惑や相手の底を見抜いた時にニヤリとニヒルな笑みを浮かべるシーンは非常に多い。

「傀」(カイ)がニヤリ・・・

レバレッジが上がり、死へと近づく対戦相手。

「傀」(カイ)「ビンタを20に上げませんか?」

地獄のはじまり。

相手の運を奪い、自分の流れをつかむまでのパターンは様々だが、いったん自分が優勢と見るや徹底的に攻め続け、一気呵成に叩き潰す。

「傀」(カイ)「御無礼ツモりました」

やめとけ、逃げろ・・・

「傀」(カイ)「続行しますか?」

ガクガクブルブル

「傀」(カイ)「御無礼、ロンです」

ぎゃあああ・・

「傀」(カイ)「裏も乗ります」

終わた・・・

「傀」(カイ)「御無礼、ロンです」 トビですね

「むこうぶち」――それは誰とも組まず、何処にも属さない一匹狼。誰も何も必要無い、真のギャンブラー。

バブル経済が頂点に差し掛かりつつあった1980年代の東京。市中の雀荘に飽き足らず、1000点1000円、あるいはそれ以上の高レートで行う賭け麻雀に走る人たち。その中に一人の男が現れた。

一見優男。しかし、彼に狙われた者は、この言葉と共に、獣に食い殺されるが如く敗れ去るのみ-「御無礼」。

決して己の内面を見せず、その強さ鬼の如し。男の名は「傀」。

自分は「むこうぶち」ですから

哲也の通しサイン「ダンチ!!鳴けるか?」 ダンチ「鳴けるぜ!」 『哲也-雀聖と呼ばれた男』

『哲也-雀聖と呼ばれた男』(てつや じゃんせいとよばれたおとこ)は、原案:さいふうめい、漫画:星野泰視による麻雀を題材とした日本の漫画作品。1997年から2004年まで週刊少年マガジンで掲載された。単行本全41巻、文庫版全22巻。また、2000年には『勝負師伝説 哲也』(ギャンブラーでんせつ てつや)としてアニメ化された。

阿佐田哲也(あさだ てつや)
声 - 置鮎龍太郎
本作の主人公。「天運」と呼ばれる人並み外れた強運を持ち、後の麻雀界において「雀聖」と呼ばれるまでの存在になった稀代の玄人。房州が新宿を去ってから半年後、「坊や哲」の通り名を持つ新宿一の玄人として知られ、同時に黒いシャツがトレードマークとなり、「黒シャツ」とも呼ばれるようになる。劇中で他人から「哲也」と呼ばれる場面はないが、アニメでは第1話にて存在する。

年齢は物語開始時および白シャツ時代は15-17歳。黒シャツを着てから最終回までは18-23歳。最終学歴は在学中に学徒動員先でガリ版誌を発行し、無期停学処分を受けたため事実上の中学中退である。終戦後、運送会社丸三通運に就職し、花札の賭場で負け続けていたときに後の「雀聖」が覚醒。後に印南と出会い、麻雀の世界に身を投じることになる。

ダンチ
声 - 高木渉 / 疋田由香里(少年時代)
本名「早見たつを」。対印南戦をきっかけに哲也のオヒキとなる。リーゼントと白いスーツがトレードマーク。初登場時は「一晩で九蓮宝燈を二回和了った」が口癖。お調子者で、彼が原因のトラブルも数多いが、哲也の信頼は厚い。

何故ダンチと呼ばれるかは謎。他の登場人物に比べると感情的な面があり、どこか突き抜けた性格を持つ玄人と比べると人間らしさがある。そのためか負けている描写も多いが、雀力は哲也も認めているほどの腕前であり、技も非常に多種多様にこなし、時に見抜いた技を練習せずに使いこなす器用さを持っており、彼のサポート無しには勝てない相手も多かった。

阿佐田哲也(坊や哲)の通しサイン「ダンチ!!鳴けるか?」 ダンチ「鳴けるぜ!」

通し
コンビ打ちで多用される隠語。何気ない発言や仕草の中に、コンビだけにわかるような行動の指示や牌の情報が隠されている。

50年間見破られなかった敵の得意の「通しサイン」を見事に見破る哲也

ドサ健(ドサけん) ギャンブルの帝王の血を持つ男。生まれつき麻雀に強い。

ドサ健(ドサけん) ギャンブルの帝王の血を持つ男。生まれつき麻雀に強い。

物語中盤に登場する主要人物。
哲也の宿敵。東京大空襲の時に母親が焼死し、アメリカを憎む。かつてはママの恋人であり同棲もしていたが、ドサ健の性格が変わってしまった事でママと別れる。

哲也が北への旅から戻って来た時、上野の支配者として「麻雀の近代化と、同時に自分たちにとって都合のいいカモを量産する」ことで、新宿の陥落を目論んでいた。哲也と初めて戦ったときはサラリーマンを装い、本気で戦わなかった。その上で組むように諭すも相容れず、新宿と上野の闘争へと発展してゆく。上野四天王が敗れた後はついに自ら乗り出し、背景を捨てて哲也と戦い勝利。

少年時代、(神保以外)誰からも愛されずに育ってきたため、「孤独」を自身の型(フォーム)としている。
哲也との戦いの後、ラスベガスへ渡りギャンブルで勝った金300万ドルを持って帰国。だがアメリカに対する復讐心は到底満たされず、更なる上を目指すため成長した哲也と戦うも、三番勝負で敗れる。
その後、ラスベガスにてディーラーとして働く。

ドサ健(ドサけん) 自分でも理由が分からないが、勝手に勝ってしまう宿命。ギャンブルの帝王。

「不死身のリサ」 絶対に相手の当たり牌を出さない 『哲也-雀聖と呼ばれた男』

女性の麻雀打ち。玄人を生業としていた恋人のコロに捨てられたショックで失語症となったが、その代わりにあらゆる危機を察知して回避する能力を得た。

その過程でバーのママとは知り合い。コロと再会するために麻雀を始めた。雀力・技術こそハンチクではあるものの、絶対に相手の当たり牌を出さないために「不死身のリサ」の異名を持つ。

勝負を切り上げるまでは、稼いだ紙幣を胸の谷間に挟んでおく癖がある。コロと再会するまで一時期哲也とコンビを組む。

完璧な能力であるが故にもろくなりやすく、アメリカかぶれとの再戦時に捜し求めていたコロを見た途端、能力が破綻してしまい危機に陥るが哲也に助けられる。勝利後の金は全て哲也から託されコロのところに行くよう促され別れを告げられる。このとき声が戻り、哲也に感謝し別れる。

「不死身のリサ」 絶対に相手の当たり牌を出さない

リサは勝負を切り上げるまでは、稼いだ紙幣を胸の谷間に挟んでおく癖がある。

あらゆる危険を感知する力で、絶対に放銃しない不死身のリサ。

「房州」(ぼうしゅう)の玄人技の最高峰「ツバメ返し」 『哲也-雀聖と呼ばれた男』

ツバメ返し
自山下段に天和確定牌14枚を仕込み、相手の一瞬の隙を突いて1打目を打つ前に手牌と自山下段の14枚をそっくりすり替える玄人技の最高峰。名前の由来は、手牌と山が交錯する姿を飛翔するツバメが急旋回する動作になぞらえたものから。

「房州」(ぼうしゅう)の玄人技の最高峰「ツバメ返し」

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