肉まん、あんまんは中華まんの一種
いまでは主に中華料理店やスーパー・コンビニなどで定番のテイクアウト商品ですね。
家庭で一から作られる事は少ないですが、チルドや冷凍食品ではとても多く販売されています。
またコンビニエンスストアでは例年8月~9月頃より冬季にかけて、店によっては通年、スチームで蒸し上げた肉まん、あんまんなどを販売しています。
日本では中華街に伝わった大正の頃から食べられるように

中華まんのなかでも代表的なのが肉まん、あんまん
関西では「豚まん」とも呼ばれます
これは、西日本において「肉」といえば一般的に牛肉を指すところから来ているそうです。
関西地方の551蓬莱では、初期に牛肉入りの「肉まん」が存在していました。
なお、11月11日を豚の鼻にかけて「豚まんの日」として神戸・南京町の豚饅専門店「老祥記」などが2011年に制定。
その日に「KOBE豚饅サミット」を開催し、神戸をPRしています。
日本で広く浸透したのはいつ頃?コンビニに並び始めた時期は?
幼いころ、私はあんまん派でした。
ただ、コンビニで買うようになったときには、すでに肉まん派になっていました(笑。
かつては「あんまん、肉まん」の序列だったような記憶が残っていつつ、家で母親が作ってくれたあんまんはどこのだったのか、コンビニにはいつ頃から並び始めたのか、まとめながらご紹介していきましょう。
井村屋(1964年に発売開始)
「井~村屋~ 肉まん~あんまん~♪」CM、憶えている方多いことでしょう

井村屋「肉まん・あんまん」
井村屋の肉まん、あんまん。もしかすると知名度No.1かもしれません。
CMで流れてくるキャッチフレーズは、とても有名でした。
元々はアイスクリームの流通経路を冬場に生かす発想だったのだそうです、面白いですね。
「肉まん・あんまん」の成長 | 1961~1980年 | 井村屋の歴史 | 企業情報 | 井村屋グループ
新宿中村屋(1927年に販売開始)

新宿中村屋「肉まん・あんまん」
井村屋に遡ること40年近く、戦前より肉まん、あんまんを販売していた新宿中村屋。
新宿中村屋のレストランが有名ですね。
その他、日本で初めてクリームパンを販売したり、カレーパンなども有名な老舗です。

当時は天下一品「支那饅頭」という名称
ヤマザキパン(1977年より以前)

ヤマザキパン「肉まん・あんまん」
どちらかというと家庭で食べるパンでお世話になったイメージが強いヤマザキパン。
1949年に和菓子部門が出来て中華まんもそこで作られていることや、1977年の直営コンビニエンスストア「サンエブリー」には並んでいた様子なので、その間に製造開始となった様子ですが、正確な時期が分かりませんでした。

懐かしい食パンのイメージ
551蓬莱(「蓬莱食堂」創立が1945年)

551蓬莱「豚まん」
大阪市を中心に展開する551蓬莱は冷凍の豚まんは扱わずに、手包みによる作りたてのものを販売しています。
関西圏外にも愛好家が多く、関西を訪れるたびに土産として買い込む光景もよく見られます。
関西の方には一番なじみがあるかもしれません。
先日、ダウンタウンの松ちゃんがKURE-556を551と間違えていましたね(笑。
コンビニ「肉まん・あんまん」の歴史
コンビニ肉まんの歴史 - スーパー・コンビニ 解決済 | 教えて!goo
なんとなく、幼いころは冷凍品などを蒸し器で。
そして長ずるとコンビニで学校帰りに。
そんなイメージの方が多いことでしょうね。