メジャーリーグ・カブスの優勝を「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」がニアミスで予言していた!
メジャーリーグのワールドシリーズ第7戦で、シカゴ・カブス(ナ・リーグ)がインディアンス(ア・リーグ)に8対7で競り勝ち、108年ぶり3度目の優勝を果たした。
この快挙が1989年製作の米映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」(ロバート・ゼメキス監督)で1年遅れで予言されていたと話題になっている。

108年ぶりとなるワールドシリーズ優勝を決めたシカゴ・カブスのナイン
1989年公開の同作には、2015年10月21日の未来にやってきた主人公・マーティが「シカゴ・カブスがワールドシリーズで全勝する」という報道を見て驚くシーンがある。
驚くのも無理はなく、カブスは1945年から今回優勝するまでリーグ優勝すら果たせていないチームだったからである。
公開当時の人々に「あの弱小チームが優勝、しかも全勝だなんて」と時代の変化を印象づけるジョークとして用いられていた。
しかし、そうした”ありえない出来事”は時を経て現実味を帯びてきていた。
弱小チームだったカブスは2000年代に入ると地区優勝を重ねるようになっていた。
昨年にはナ・リーグ優勝決定シリーズに出場し、映画の”予言”の的中が期待されたが、ニューヨーク・メッツ相手に4連敗し、リーグ優勝を逃したためワールドシリーズ進出とはならなかった。
だが、今シーズンもチームは好成績を残し、映画の世界から誤差わずか1年での快挙を実現させた。
いまでも予言が話題になる映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」
【2015年10月21日午後4時29分】「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」が予見した2015年の世界とは? - Middle Edge(ミドルエッジ)

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」

「”カブス”がW・シリーズに優勝?」
今回の優勝に、ツイッターでは「1年違いとはいえ少し鳥肌」、「凄すぎる!」、「監督こそタイムマシンを使っていたのでは?」などの声が上がっている。
また、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに出てくる未来のアイテムにかけて、「空飛ぶ車や自動乾燥ジャケットよりも先に実現させるのがシカゴ・カブスのWS優勝になるとは」といった声もあった。
一方、現実化している未来のアイテムもある。ナイキ製の「自動靴ひも調整システム」は同社が特許を出願し、2016年にオークションで販売。宙に浮いて移動するホバーボードも、金属の上を超電導磁石を利用して移動するものが作られている。
2015年10月22日にはUSAトゥデーが劇中に登場する新聞を実際に発行するなど、映画で描かれた夢が実現している。

自動で足にフィットするNIKEのスニーカー

自動靴ひも締めスニーカー「Nike Mag」

2015年10月22日にUSAトゥデイが発行した、映画に出てくる紙面を再現した新聞。左上に「CUBS SWEEP SERIES IN 5」と書かれている
映画ではさらに、主人公のライバルであるビフが、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプをほうふつさせる「米国一の大富豪」に成り上がっている。
映画では大統領選にこそ出馬していないが、米国を席巻することを言い当てていたともいえる。

不動産王でカジノのオーナー、横柄な大富豪として劇中に登場するビフ。 いじめっ子で、マーティの両親の同級生だった。
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