『新型メガドライブ』が2017年にブラジルで発売へ!
80年代以降、ブラジル向けにセガ公式ライセンスのメガドライブ/マスターシステム互換機を製造販売しているTectoyは、『新型メガドライブ』を発表した。公式サイトにて予約受付を開始し、日本のゲームファンを驚かせている。

『新型メガドライブ』
実はこの「メガドライブ」、ブラジルではいまだに現役のゲーム機。
ブラジルではゲーム機に高額な関税が掛かってしまう。そこで現地企業のTectoyがセガの代理店として当時唯一関税のかからないゲーム機として「メガドライブ」を販売しシェアを拡大。その結果、今でも「メガドライブ」が現役で遊ばれているというもの。
今回の『新型メガドライブ』は、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ3」、「ゴールデンアックス」などといった往年の22種のゲームが付属しており、SDカードスロットが搭載されている。
オリジナルのメガドライブに近いデザインとなっているこの新型は、3ボタンのコントローラーが同梱。
メモリはシステムが64KB、サウンドが8KB、ビデオメモリは64KBとなっている。解像度は256×224ドットで、色数は512色で同時に64色まで表示できる。

「メガドライブ」を販売しているTectoy
ソフトは従来のものと互換性はあるが、一部互換性がない可能性もあるとのこと。価格は399レアル(約1万3000円)となっている。
出荷開始時期は2017年6月を予定。日本に発送できるかは不明。

本家に比べるとややシックな色合いに

背面

コントローラーも少し色が変化
1988年発売のセガ・エンタープライゼス 「メガドライブ」
1988年10月29日に発売された「メガドライブ(MEGA DRIVE)」。
メーカーはセガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)。
米国・カナダではジェネシス(GENESIS)という名称で1989年に、ヨーロッパ・フランス・スペイン等の欧州地域やブラジルなどの南米地域では日本と同じくメガドライブの名称で1990年に発売された。

「メガドライブ(MEGA DRIVE)」

ソフト
16ビットゲーム機として任天堂のスーパーファミコンより2年先行して発売された。
シューティングや横スクロールアクションゲームがラインナップに多いのは、当時アーケード基板や高級パソコンで採用されていたMC68000を家庭用ゲーム機として初めて搭載していた為でもある。プロセッサ性能としてはスーパーファミコンを大幅に上回っていた。
発売時のキャッチコピーは「時代が求めた16ビット」「VISUAL SHOCK! SPEED SHOCK! SOUND SHOCK!」。
メガドライブの名称の由来は、当時使っていた容量1メガのカートリッジをドライブするというもの。

当時のチラシ「時代が求めた16ビット」
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