デッドゾーン

デッドゾーン
【制作スタッフについて】
映画になったスティーヴン・キングの著作/「デッドゾーン」
メインキャスト

ジョニーを演じるクリストファー・ウォーケン

5年後のジョニー

サラを演じるブルック・アダムス

5年後のサラ

ウイザック を演じるハーバート・ロム

スティルソンを演じるマーティン・シーン
あらすじ(ネタばれ)

高校の英語教師ジョニー・スミス(クリストファー・ウォーケン)は同僚のサラ(ブルック・アダムス)とデートし、彼女と別れて帰宅する途中交通事故に合い、深い昏睡状態に陥る。


そして、5年後。ウイザック博士(ハーバート・ロム)の診療所で目を覚ました。「サラは他の人と結婚したよ」という母の言葉に絶望するジョニー。

ある朝、ジョニーの手が看護婦の腕を掴んだ。

そのとき、彼はショックを感じた。部屋の隅で火に包まれて少女がなき叫んでいる。「エミーが泣いている。家が火事だ」という。


彼の言葉に看護婦が家へ駆けつけると消防士に助けられ泣きじゃくるエミーの姿があった。ジョニーは事故の影響により、他人の過去や現在、未来の秘密を、その人にふれることによって知覚できるという超能力を持つ。

第二次大戦中に死んだと思われていたウイザック医師の母の所在を透視した事で、ウイザック医師はジョニーの超能力を信じるに至る。

そして超能力はTV放映され、ジョニーの人生はそれまでとは変ってしまった。

そんなある日、ジョニーの家に訪れたバナーマン保安官(トム・スケリット)に、連続強姦殺人事件の解決にその能力を生かしてほしいと頼まれる。一度は断ったジョニーだが、バナーマン保安官の必死の捜査をTVで観て協力を申し出る。

そして再び起こった殺人事件の現場で犯人を透視し事件を解決する。

その後、ジョニーは実家を離れ、実業家スチュアート(アンソニー・ザービ)の息子で自閉症ぎみのクリストファーの家庭教師となった。

池のなかに沈むクリストファーの姿を見たジョニーはキャンプ行きを止めた。その翌日、新聞で2人の少年がキャンプで溺死したことを知り、自分には未来を知るだけでなく未来を変えることもできるのだと悟る。

サラとその夫ウォルトは上院議員候補グレッグ・スティルソン(マーティン・シーン)の選挙運動を手伝っていた。

演説会で偶然スティルソンと握手したジョニーは、スティルソンがいつの日かアメリカ合衆国大統領に選出され、有事の際に躊躇わずに核ミサイルのボタンを押すビジョンを見てしまう。



ウイザック医師はジョニーが教え子を救った事から、ジョニーが予知した未来は変える事ができるのではないかと分析する。ウイザック医師に、「もしヒトラーが台頭する前のドイツに行けたなら、あなたはどうするか」と尋ねるジョニーは、「命にかえてもヒトラーを殺す」という答えを得て、未来を変えるべくスティルソンの暗殺を決意する。

未来の惨劇を防止するため、ジョニーはライフル銃を手に二階に隠れる。そして、演壇に立ったスティルソンに狙いをつけた。

だが、スティルソンはサラの子供を頭上に掲げて弾よけにした。

ジョニーは、シークレット・サーヴィスに射たれ、一階に落下する。スティルソンの腕を掴んだジョニーは未来を透視した。

拳銃をつかむスキャンダルでやつれたスティルソン。

机の上には子供を掲げたスティルソンの写真がカヴァーになった『ニューズ・ウィーク』があった。銃声がし、血しぶきがカヴァーにかかる。彼の政治生命を断つことに成功したビジョンがみえた。

ジョニーは満足し、スティルソンに「あなたは破滅する」と一言だけ告げた直後、息絶えた。

スティーヴン・キング原作の『デッドゾーン』

デッドゾーン
映画と原作の違い
映画では、原作にあるジョニー・スミスとグレッグ・スティルソンの視点の内、ジョニー・スミスの視点に絞って構成されている。
『デッドゾーン』は、主人公が絶望の中で『予知能力』を使って人の役に立つというストーリーでした。今回、殺人事件の内容はあまり紹介しませんでしたが、予知能力で犯人を探しだし、その場所へ警察と向い危険な目に遭いながらも事件を解決していく姿や、すべての幸福と愛を失いながらも世界を救うために暗殺者になるという姿に感動させられます。是非、ご覧ください。