ポケットバイク、通称ポケバイ!
1970年代に日本で誕生した「ポケットバイク(pocket bike)」。
ミニチュアサイズのオートバイのことで、通称では「ポケバイ」と呼ばれ、広く認知されている。
「大人の乗り物」であるオートバイに憧れた子供時代。
その大人っぽさへの欲求を満たしてくれる乗り物であった。

Yamaha YZR30SW

時代を感じるデザイン!

ポケバイを特集した雑誌

雑誌の内容1

雑誌の内容2
また、小さな車体は、身体の小さい子供でも容易に扱え、実際にオートバイへの入門としても有効だった。
日本でキッズモータースポーツの入門カテゴリーとしてブームとなっていった。
また、全国で多くのポケットバイクレースが行われるようになり、その中からロードレースのワールドチャンピオンが多く誕生した(詳しくは後述)。

ポケバイでサーキットを走行!
【ポケットバイク(ポケバイ)の種類】

こんなポケバイも!仮面ライダーサイクロン号 『キャラクターポケットバイク』

ハンドル周り
ちなみにポケットバイクを運転するのに免許は必要ないが、道路運送車両法の保安基準を満たしていない。そのため、公道上での走行はできない。
また、意外とスピードも出るため、ヘルメットなどの装備を怠ると非常に危険である。
余談だが、かつてはこちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)にも度々登場している。
1981年発売の17巻「長い一日!?の巻」では、主人公・両さんが街をポケバイで走行する様子が扉絵になっていたり、1985年発売の34巻「パリパリの一年生の巻」では、小学生の不良グループがポケバイに乗って登校し、気の弱い教師たちを震え上がらせるシーンがあった。

こち亀 34巻「パリパリの一年生の巻」
ポケットバイク(ポケバイ)の動画
ポケットバイク(ポケバイ)を題材にした漫画『おれのサーキット』
漫画『おれのサーキット』 あらすじ
おれのサーキット1 :無料・試し読みも!コミック 漫画(マンガ)・電子書籍のコミックシーモア

『おれのサーキット』1巻

「ニーブレーキ走法?」
ポケットバイク(ポケバイ)出身のGPライダーは多数!!
90年代、青木宣篤はトップライダーに登りつめた!

青木 宣篤(あおき のぶあつ)
オートバイ・ロードレースライダー。
群馬県北群馬郡子持村(現在の渋川市)出身。1971年8月31日生まれ。
子供時代にポケバイを経験して、トップライダーにまで育った日本人ライダーとしては最古参。1989年史上最年少で国際A級に特別昇格。
1997年ロードレース世界選手権GP500ルーキーオブザイヤー獲得。1998年にスズキグランプリチームのエースライダーとなる。
1997年にはフジテレビF1ハンガリーGP中継のゲスト解説者として出演、畑違いではあるが、レーサーならではの視点から語る解説と面白みのあるキャラが視聴者に好評であった。
レース中は、終始親友である中野信治を気にしていた。因みに中野は、シューマッハ兄弟とやりあうなど好走を見せ6位入賞した。

ヘルメットを取った青木宣篤
≪世界的にも有名な「青木三兄弟」≫
青木拓磨・青木治親は弟。
彼ら三人は「青木三兄弟」と呼ばれ、90年代に世界的活躍をした兄弟モーターサイクル・ロードレースライダーだ。
前述の長男・青木宣篤をはじめ、次男に青木拓磨(たくま)がいる。
拓磨は1995年-1996年全日本ロードレース選手権スーパーバイク2年連続年間チャンピオンなどの成績を収めている。
しかし、1998年シーズン前のテスト中に下半身不随の重傷を負い、ライダーは引退した。
そして、三男は青木治親(はるちか)。
1995年-1996年のロードレース世界選手権GP125クラス2年連続年間チャンピオン(GP125クラス通算9勝)などの成績を収め、青木三兄弟の名は世界に知れ渡っていった。
主なメーカー
日本のメーカーは以下。
・日本ライフ社
・フキ・プランニング
・デルタ・エンタープライズ
海外のメーカーは以下。
・GRCmoto(イタリア)
・Polini motori(イタリア)
・Blata(チェコ)

オフロードタイプのポケットバイクも!
ポケットバイク(ポケバイ)、Amazonで買えます!
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