東映まんがまつりの劇場版『マジンガー』シリーズ:70年代の子供たちが満喫したスーパーロボットの夢の競演!

東映まんがまつりの劇場版『マジンガー』シリーズ:70年代の子供たちが満喫したスーパーロボットの夢の競演!

家庭の小さなテレビ画面でなく映画館の大きなスクリーンでのみ見ることができたスーパーロボットの夢の競演(クロスオーバー作品)!それが「東映まんがまつり」の劇場版『マジンガー』シリーズでした。異なるアニメ作品のヒーローたちが共演するのが特徴で、当時の子供たちを熱狂させました。マジンガーZとデビルマン、グレートマジンガーとゲッターロボなどが競演した劇場版『マジンガー』シリーズを振り返ってみましょう。


東映まんがまつりの劇場版『マジンガー』シリーズ

東映まんがまつり

東映まんがまつり(とうえいまんがまつり)は、東映が1969年(昭和44年)から子供向け映画を数本まとめて春休み、夏休み、冬休みの時期にあわせて劇場公開したときのタイトル。

東映まんがまつり

劇場版『マジンガー』シリーズ

1964年から始まった子供向け映画上映企画「東映まんがまつり」で上映された作品のうち、『マジンガーシリーズ』(並びに『ゲッターロボシリーズ』)に関連した作品群を指す。

異なるアニメ作品のヒーローたちが共演するのが特徴で、当時の子供たちを熱狂させた。彼らが大人になったときに少年時代の郷愁を込めて作り出されたのがスーパーロボット大戦シリーズであるといって過言ではない。

『マジンガーZ対デビルマン』(1973年7月18日)
『マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974年7月25日)
『グレートマジンガー対ゲッターロボ』(1975年3月21日)
『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』(1975年7月26日)
『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』(1976年3月20日)
『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』(1976年7月25日)

劇場版マジンガーシリーズ

『マジンガーZ対デビルマン』(1973年7月18日)

『マジンガーZ対デビルマン』(英文:Mazinger VS Devilman)は、1973年7月18日に東映まんがまつりの一編として公開された日本のアニメーション映画。
キャッチコピーは「大空に激突するぼくらの人気者」「映画だけでみられる!! ドクターヘル機械獣軍団とデーモン族妖獣の総出撃」。

共に永井豪が原作を担当した、『マジンガーZ』と『デビルマン』のクロスオーバー作品。世界については『Z』がベースとなっており、そこに本作公開時点では終了していたテレビアニメ版『デビルマン』のデビルマンらがゲスト出演する形となっている。

『Z』の映画作品としては、本作以前に東映まんがまつりでテレビ版第5話が公開されていたが、劇場オリジナル作品としては本作が初であると同時に、今日では定番となっているテレビアニメの劇場公開用オリジナル作品の先駆けでもある。

『マジンガーZ対デビルマン』は、1973年7月18日に東映まんがまつりの一編として公開された日本のアニメーション映画。

作中には兜甲児と明による主人公同士のバイクレースが描かれるのみで、マジンガーZとデビルマンの「対決」は描かれていない

マジンガーZを倒すべく、デーモン族と手を組んだDr.ヘル。一方、兜甲児はデビルマン・不動明に出会い、最初は反目しあうものの、共に戦うことを約束。

しかし、デビルマンが機械獣&妖獣連合軍につかまってしまった。新兵器ジェットスクランダーを装備し、マジンガーZは救出へ向かう!

兜甲児はデビルマン・不動明に出会い、最初は反目しあうものの、共に戦うことを約束。

マジンガーZとデビルマンの「友情」は描かれているが、「対決」は描かれていない

テレビ版に先駆けてのジェットスクランダーの登場!劇場版マジンガーシリーズでは、テレビ版を先取りした展開が恒例となる。

ジェットスクランダーは空を飛べないマジンガーZの弱点を克服するべく開発された。
「スクランダー・クロス!」の掛け声で、マジンガーとドッキングする。

テレビ版「マジンガーZ」ではジェットスクランダーは34話で初登場し、41話でマジンガーZがジェットスクランダーの飛行訓練をした。

DX超合金魂「マジンガーZ対応 ジェットスクランダーセット」

DX超合金魂「マジンガーZ対応 ジェットスクランダーセット」

1974年に登場した初代超合金「マジンガーZ」。ロケットパンチも発射可能だ

テレビ版「マジンガーZ」の第32話:アフロダイAのおっぱいミサイルで初飛行するマジンガー

さやか「ちょっと、これはいったい何のマネよ!」

甲児「なぁに。おまえさんと同じぺちゃパイじゃぁ、 アフロダイAが可哀想だからね、 ちょっとボインにしてやったのさ」

アフロダイAのおっぱい。乳首までついてる・・・さすが70年代の演出力!

さやか「な、何ですって?もういっぺん言ってみなさいよッ」

甲児「ぺっちゃぺっちゃぺっちゃぺっちゃぺっちゃパイパイ・・・」

「ぺちゃパイ」とか「ボイン」とか、懐かしい言葉ですね。

甲児「今だ!おっぱいミサイルをブッ放せ!!」

おっぱいミサイルを活用してマジンガーが初飛行した!さすが70年代のすごい発想ですね。

『マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974年7月25日)

古代ミケーネ人の末裔・ミケーネ帝国。大幹部・暗黒大将軍のもと、7大軍団を結集して地上攻撃を開始した。機械獣に比べ数倍の強さを誇る戦闘獣に初めて敗北するかにみえたマジンガーZ。しかし、突然海中から、新たなヒーロー、グレートマジンガーが現れた!

『マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974年7月25日)

ジャンボマシンダー「マジンガーZ」などを買ってもらえた日には・・・エクスタシー状態に

マジンガーZがやられる姿はトラウマ級。マジンガーZの敗北、そして新ヒーロー「グレートマジンガー」の登場。衝撃の連続!!

マジンガーZが絶体絶命、そこにクレートマジンガーが現れ、敵を倒す・・・グレートマジンガーのプロモーション映画

戦闘獣を倒したグレートマジンガーと戦闘獣にボコボコにされたマジンガーZの対比

グレートマジンガーが去り、立ち尽くしているマジンガーZの姿・・・子供には残酷なヒーローの新旧交代劇

『グレートマジンガー対ゲッターロボ』(1975年3月21日)

永井豪原作のスーパーロボット『グレートマジンガー』と『ゲッターロボ』が共演する劇場用オリジナル作品。脚本は藤川桂介。はるか宇宙の果てから恐怖の大怪獣ギルギルガンがやってきた。

町を襲い、鋼鉄を食べてどんどん強く、凶悪になっていくギルギルガン。地球の危機を救うため、二大スーパーロボットの共同作戦が始まる! 

グレートマジンガー対ゲッターロボ

はるか宇宙の果てから、地球を襲う恐怖の大怪獣ギルギルガン。そして、これに立ち向かう科学要塞研究所と早乙女研究所。対抗心から単独行動で挑み、ギルギルガンの鋭い牙にかなわず撤退を余儀なくされたゲッターロボとグレートマジンガーだったが、改めて協力態勢を整え、共同作戦を開始する!

円盤の怪電波をキャッチした早乙女研究所は ゲッターチームを出撃

科学要塞研究所はグレートマジンガーを出撃させる

両者が互いに競争しあい、バラバラに攻撃したため、 任務は失敗に終わってしまいます。グレートマジンガーとゲッターロボの夢の共同作戦が始まります。

1975年に発売された超合金シリーズ「グレートマジンガー」。DX 超合金魂シリーズとは隔世の感がある

DX超合金魂「グレートマジンガー」

超合金魂GX-06 ゲッターロボ

『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』(1975年7月26日)

『グレートマジンガー』『ゲッターロボG』が共演する劇場用オリジナル作品。テレビとは異なる解釈の『ゲッターロボ』から『同G』への交代劇とグレートの新兵器“グレートブースター”のお披露目が描かれる。

グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突

謎の宇宙船から次々と繰り出される宇宙怪獣が地球を襲う。迎え撃つゲッターロボだが、武蔵が戦死し、グレートマジンガーの鉄也も負傷してしまう。

新たにベンケイを搭乗員に迎え、 ゲッターロボGを完成させたゲッターチームが参上。

グレートマジンガーの新兵器“グレートブースター”のお披露目

『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』(1976年3月20日)

『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』(1976年3月20日)

敵のバレンドスは「ロボット博物館」に展示されていた「グレートマジンガー」を強奪し、自ら操縦する。

本作では文字通りグレンダイザーと敵の手に落ちたグレートマジンガーが対決する。

グレートマジンガーの機能を一時的に止めることに成功します

「バレンドス」は脱出しますが「甲児」が搭乗した「グレートマジンガー」の逆襲です

スーパーロボット超合金「グレンダイザー&スペイザー」

スーパーロボット超合金「グレンダイザー&スペイザー」

『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』(1976年7月25日)

『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』(1976年7月25日)

東映まんがまつり紙相撲(1976年7月25日・公開記念の特別製)

『UFOロボ グレンダイザー』・『グレートマジンガー』・『ゲッターロボG』の競演

狂暴な大海獣を倒すためにスーパーロボット軍団が結成され立ち向かう。古代の海底に住み、絶滅したと思われていた恐竜ドラゴノザウルスが海の重油汚染で突然変異をおこし、狂暴性を増して東京を襲い始める。政府はこの突然の事態に対処するため、急遽宇門博士、弓博士、早乙女博士を招集し、強大なロボット軍団の結成を考案した。海獣迎撃のため、グレンダイザー、グレートマジンガー、ゲッターロボGを中心としたスーパーロボット軍団が結成される。

海獣迎撃のため、グレンダイザー、グレートマジンガー、ゲッターロボGを中心としたスーパーロボット軍団が結成される。

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