日本を代表するDJ!その名はDJ KRUSH!
ディージェイ・クラッシュ。dj krush表記も。
1962年生まれ。東京都出身。本名は石 英明(いし ひであき)。
ターンテーブリスト。
日本のHIPHOP黎明期から現場で活躍し、その名は世界でも知られる「超」が付く程の有名DJ。

DJ KRUSH
90年代以降、世界を席巻するDJ KRUSHの音楽
1994年1月に1st アルバム「KRUSH」、1995年7月にリリースされた3rd アルバム「MEISO(迷走)」が海外で大絶賛され、トリップホップの流行と共にその地位を不動の物とした。
他の作品も、国内外の様々なチャートの上位にランクインする。
2015年に英国の音楽メディアFACT Magazineが「ベスト・トリップ・ホップ・アルバム TOP50」を発表した。
そのランキングの中でDJ KRUSHは3枚ものアルバムがランクインしている。
以下はランクインしたアルバム。
・25位 近藤等則×DJ KRUSH「記憶 〜KI-OKU〜」(1996年)
・20位 「Cold Krush Cuts/Back in the Base」(1996年)
・12位「MEISO(迷走)」(1995年)

1994年発売 1stアルバム 「KRUSH」
【1stアルバム KRUSH レビュー】
Amazon.co.jp: DJ KRUSH, GURU : KRUSH - ミュージック

1995年発売 3rdアルバム 「MEISO」
【3rdアルバム MEISO レビュー】

DJ KRUSH
2000年代以降も活躍は衰えず、6thアルバム『漸-ZEN-』(2000)では、“インディーズのグラミー賞” といわれる米国AFIMアワードにおいて"ベスト・エレクトロニカ・アルバム 2001" 最優秀賞を獲得。
8thアルバム『寂』(2004):CMJ(全米カレッジラジオ)RPMチャートにてDJ作品としては異例の3週連続1位を獲得した。
他にもハービー・ハンコック、k.d.ラング、ロニー・ジョーダンなど数々のグラミーアーティストからリミックスを依頼され、高い評価を受ける。マイルス・デイビス、Black Thought、ガリアーノ、ピート・ロック、コールドカットなどにもリミックス及びトラック提供を行っている。
また、公演においては、英国最大の音楽フェスティバル、グラストンベリーなど世界各国で200以上の様々なフェスティバルに出演し、名実ともに日本を代表するDJの一人である。
HIPHOPとの出会いは80年代!

1983年公開の映画「ワイルド・スタイル」
ホコ天でのストリート活動!KRUSH POSSEでの活躍!

KRUSH POSSE
1990年代に入る頃からもっと自分らしくDJ一人でも表現出来るヒップホップを模索する様になる。
KRUSH POSSEの解散をきっかけに、その意識は更に強くなっていった。そして、莫大な数のトラックを作り、やがてそれがイギリスを拠点とする独創的レーベル・モ・ワックス(英語: Mo' Wax)のジェームス・ラベルの耳に止まる。
同時期にアメリカは西海岸にてDJ SHADOWも同じようなムーブメントを起こしており、それらは前述のトリップ・ホップとも呼ばれていた。
日本のラッパー・BOSSとの名曲「Candle Chant」
A-TWICEことラフラ・ジャクソンというラッパーがガンに侵され、24歳でこの世を去ってしまう。
その死の直前、DJ KRUSHは彼の母親から手紙をもらう。
そこには尊敬してやまないDJ KRUSHに会えば息子は元気が出るのではないか、是非見舞ってあげて欲しいとの旨が書かれてあった。
それまでにDJ KRUSH宛に何度かラフラ・ジャクソンからデモテープや手紙は送られてきていたが、面識はなかった。
そして、DJ KRUSHは見舞いに訪れ、ヒップホップの話などで盛り上がり、「絶対一緒に何かやろうな」と熱く握手をしたそうだ。(ラフラにはガンであることは隠されていた。)
そして、彼が亡くなった頃、DJ KRUSHは以前から曲作りをしたいと思っていた札幌のTHA BLUE HERB(ザ ブルーハーブ)のBOSS(当時はBoss THE MC)と連絡を取っていた。
そのやり取りの中で、既にBOSSをイメージして作っていたオケを札幌に送った。
すると、BOSSからA-TWICEというラッパーへの追悼の曲にしたいと申し出があり、そこではじめてお互いに別々の日にA-TWICEを見舞っていたことが判明した。
そうして出来上がった弔いの曲が名曲「Candle Chant」である。
見舞った際の様子や曲を一緒に作ろうと約束したことなどがリリックに反映されている。
DJ KRUSHとBOSSの渾身の一曲である。
DJ KRUSHと関係あるミュージシャンの記事
80年代から活躍!日本のヒップホップを押し上げたMURO(ムロ) - Middle Edge(ミドルエッジ)
女性アーティスト「ACO」 Dragon Ashのミリオンセラー「Grateful Days」での客演が鮮烈だった! - Middle Edge(ミドルエッジ)